観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「和田アキ子物語」五年目のハイヒールというタイトル

2008年06月20日 | 映画・ドラマ
 家出、退学、不良時代、デビュー、新人時代に受けたいじめ、そして成功…。93年刊行の自伝「5年目のハイヒール」を原作とする本作は「和製R&Bの女王」が原作。
 和田アキ子を演じた、主演の中鉢明子は初のドラマらしいが、良くやった感は否めないものの、大阪弁が若干台詞回しをサポート。大阪人が見たら、「ちょっと棒読み」だったかも? 
 そしてメイクのせいだろうが、和田アキ子というより、青木さやかに見えてならなかった。
 が、和田アキ子の半生を知る意味で、いいドラマだった。後半は涙。
 できれば、スペシャルドラマとしての凝縮より連続ドラマでもっと詳しく見たかった。 
 しかし、脇を固めた俳優陣の面々。これだけの巧者がそろって、心打たない筈が無い。
 劇中で、「星空の孤独」「どしゃぶりの雨の中で」「笑って許して」「あの鐘を鳴らすのはあなた」の4曲を歌うため、中鉢明子はボイストレーニングをしたという。
 巧かった。
 が、最後に和田アキ子本人は歌った「あの鐘を鳴らすのはあなた」の声量といい、巧さに太刀打ちできないっていう難点。最後に本人を出したのはどうか?

「ラスト・フレンズ」何とも非日常的で

2008年06月20日 | 映画・ドラマ
 DVに性同一障害に男色家もどきに不倫。なんだか、これまでのドラマの総集合ってな感じで、アブノーマル人間が集まった感じ。ないだろ? ここまでの人間集まる関係って。しかも、最後は妊娠、出産。そしてハッピーエンド。
 ありえねー。
 でもいいんじゃない。これが青春と思える現代なのだろう。
 長澤まさみ、上野樹里、瑛太、水川あさみ、錦戸亮と旬の俳優集めてたし。
 上野樹里って「のだめ」のイメージ強かったけど、巧いね。ここまで違う役できる若手っていないんじゃない? ある意味菅野美穂越えだ。
 気になったのが、長澤まさみの顔。なんであんなぶよぶよしてるの? 「セーラー服と機関銃」だよね。確か? 顔違うよ。体はほっそりしてるけど、それじゃあ、「癒し系」とか言われる第二軍だよ。
 井川遥かと思った。終わったな。

「ごくせんスペシャル 『さよなら3年D組…ヤンクミ涙の卒業式』」

2008年06月15日 | 映画・ドラマ
 2002年4~7月の放映された「ごくせん」のスペシャル版。
 生瀬勝久、松本潤、小栗旬、成宮寛貴、脇知弘 、金子賢、中澤裕子、宇津井健など、オリジナルスタッフ&キャストが再結集。
 
卒業式を間近に控えた3年D組の面々は、温泉旅行を計画。そこでやんくみとバッティング。といったコメディタッチだが、後半はそれぞれの進路に大してのシビアな仲間割れ…そして、揺れる卒業式までストーリは進む。
 受験に失敗したってだけで、嫉妬とか仲間割れとか、自暴自棄とか、ここまで弱いか? と思わせるが、まあ、高校生のキャパなら仕方ないだろうと譲歩。
 私も受験に失敗して浪人したけど、こんなにゃーならなかったけどね。
 まあ、最後はハッピーエンド。なんだけど、泣いた。シリーズ最大に泣けた。単純なストーリだkが、なぜか泣けた。こりゃあ、良かったわい。
 しかし、まあ、早稲田・慶応が受かっといてキャンセルするってえのはないだろう! 不良で有名な生徒が、代表で答辞は読まねーだろ。とケチ付けても泣けるもんは泣ける。
 第一弾最終回やら、第二弾ではやんくみの見方になる、沢渡教頭がこの時は、意地悪だったのが意外。
 今をときめく「羞恥心」の上地雄輔が生徒役で出てたんだね。

「大奥 2003 スペシャル」大奥女中役女優って迫力満点

2008年06月15日 | 映画・ドラマ
 篤姫(菅野美穂)主演の連続ドラマ「大奥」のスペシャル版。瀧山(浅野ゆう子)、家定(北村一輝)、篤姫の思い人(原田龍二)や初島(木村多江)、家定生母(野際洋子)ら同役での顔ぶれに加え、雪江(星野真里)が出演。
 これは本編の池脇千鶴の代わりってところか? しかし、ベタッとした池脇との違いは歴然。凄いよ。ストーリも。
 本編では希薄だった、家定と篤姫の夫婦としての絆と、家定の人柄にスポットを当てている。そして浅野ゆう子の瀧山の生い立ち。見初めて大奥に入れた年寄り・姉小路(とよた真帆)が、これまた迫力有り。ところが、これが、本編を若干の違い。確か本編では、橋の上で大奥の老女に見初められた筈なんだけど…今回は墓地だった。
 とまあ、本編では触れられなかった人や部分がメインに。
 それから、家定がペリーと対面した時点、島津斉彬 はもう他界してたのでは? これって脚本家とか監督が違っちゃったのか?
 それにしても、大奥ってなぜか切なく、それでいて人の心を引き付けるのは、技があるからか?
 今回も豪華絢爛。そして味のある展開だった。

「古畑中学生」と金田一少年を対決させたいもんだ

2008年06月14日 | 映画・ドラマ
 大ヒット・ドラマ「古畑任三郎」の中学生時代を描いたスペシャル・ドラマ。「Hey!Say!JUMP」の山田涼介が任三郎役で主演を演じた。どちらかと言えば、ぽっちゃり女の子顔で、田村正和の子供時代ははどうかな? と思っていたが、どことなく、田村正和を意識しているような部分もあり、「研究したんだな」といった努力が伺えた。
 田村よりねちっこい、しつこさが無い分、「金田一少年」的でもあったが、それはそれで子供らしくて良かった。
 相棒の同級生・向島のタモト清嵐って子がいい! 彼のこれからに注目したい。しかも、向島? 聞き覚えがあるな…と思っていたら、実は…のオチも付く。さらに、以前のスペシャルでの向島の弟との繋がりも画面に現れるのだ。
 そしてなんと任三郎の母親は石田ゆり子だった。
 ほかに、原田泰造、浅野和之、福田麻由子、小林隆、温水洋一らが競演。
 想像を遥かに超える出来映えに、さすが三谷幸喜。背景となる山梨県の自然も美しかった。
 劇中教頭先生が任三郎に言った、「古畑、人間は嘘をつく。原因と結果が全てだ。その間の経過に惑わされるな」の言葉が、我々の人間社会でも生かされそうだ。と感心。そして、この先生が、黒いコート姿で、夜道を自転車で帰宅する後ろ姿を見る任三郎。これが後の彼のファッションに生かされてることも伺えた。
 

「大奥もうひとつの物語」

2008年06月07日 | 映画・ドラマ
 六代将軍から七代に続く、そしてドラマ的には、仲間由紀恵の絵島の物辺りに続いているってことで、キャストが同じってのが凄いと思った。
 このスペシャルドラマの主演は深田恭子。かなり可愛かったんだけど、同じしーんを星野真里が演じた時との演技力の差はありあり。まあ、深田可愛いと思えればそれでいいんじゃない?
 大奥、仲間由紀恵で終わったらしいけど、まだまだ続けてほしいな。できれば、徳川の歴史を追って、慶喜まで続けてほしい。
 女優陣の競演も見所あり。