観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「水曜どうでしょう」完全にはまった!

2009年02月28日 | 映画・ドラマ
 ここ数日、暇さえあれば観てる「水曜どうでしょう」。いやー、地方局がここまで金かけて、制作してるだけあって(視聴率取れるからこそ)、文句無しに面白い。
 このところは、「釣りバカ対決」全4戦。「西表島」、「喜界ヶ島」、「四国八十八カ所」2シリーズ、「ヨーロッパ20カ国制覇」全3シリーズ、「ユーコン川」最終話、「カブで走る」シリーズの「東日本」「西日本」、「ジャングルリベンジ」なんか観てた。
 大泉洋って弁が立つよなー。これもう天才。
 数年前「派遣の品格」で出演してた大泉洋が何者なのか分からなかった。それより前に、北海道で、スープカリーの店とかを紹介してる大泉って本当に誰? という感じだったが、ローカルテレビの大スターから中央に進出し、地位を確立したタレントだとよく分かった。
 とにかくトークが上手い。それに、彼の所属する事務所のアットホームさが伝わって来る。社長の鈴井貴之とコンビを組んでいるのだが、実に自然。
 「釣りバカ対決」全4戦はかなり見応えあって、好きなシリーズ。しかし、これまで視聴した中でのナンバーワンを上げるなら、文句無しに「西表」の第一話。
 これ、観た人なら分かるけど、まだ本編ではなく、まじで酔った大泉が腹を出して寝ているシーンから、絡むまでが映し出されていて、そうとう笑える。続け様に3回リピートして、腹筋が痛くなるほど笑った。
 今後も全部観るぞ! そして復活を願う。
 

「水曜どうでしょう」こんなおもろい番組知らなかったなんて不覚!

2009年02月23日 | 映画・ドラマ
 北海道テレビ放送(HTB)が1996年10から2002年9月まで放送したバラエティ深夜番組。
 1999年12月8日、ゴールデンタイム並の18.6%の高視聴率をたたきだし、口コミやインターネットなどでファンを拡大させていった。レギュラー終了後も特番として2007年まで制作されたが、現在は休止中。
 鈴井貴之(通称ミスター、大泉が所属する事務所社長)、大泉洋、ディレクターの藤村忠寿、嬉野雅道の4人が日本中、そして海外ロケで番組を編成。
 実にくだらない内容ながら、出演陣の素顔が見られると同時に、大泉本人が番組内で、「これテレビじゃないもん、サークルだもん」と言っていたように、人間くささと、くだらないことに、愚痴垂れ流しで挑む彼らが実に面白い。
 とにかく旅をしているのだが、その土地を見せるというより、移動中の会話や、移動を乗車・車中・降車と点で結んだテンポの速い作りと彼らの掛け合いの面白さが魅力。番組放送時間のほとんどをホテルのベッドでごねる大泉の愚痴だけで構成しいてることもあるくらい。
 いったいこの人たち、日本を何周したのだろうか?
 中でも、「サイコロの旅」シリーズは最高! サイコロの目の指示に従い、札幌まで帰り着くというものだが、どうした訳か、深夜バスや四国地獄にはまるのだ。なんでだろう、四国に呼ばれる、呼ばれる。
 後は、北海道から甘い物対決をしながら、九州まで、領土を取り合う「日本列島完全制覇」も面白かった。鈴井と藤村Dが各地で対決するのだが、藤村Dの食いっぷりは必見。ほかにも「 激走! 24時間 大泉洋くん闘痔の旅」、「日本全国絵ハガキの旅」、「四国八十八ヵ所完全巡拝」、「原付西日本制覇」と逸品揃い。
 いやー、全国ネットで復活してほしい。腹の底から笑える!


「Changeling チェンジリング」久し振りに興味をソソラレタアメリカ映画だった

2009年02月23日 | 映画・ドラマ
 フィクションの部分は無く、全てが事実だというから凄い。一言で、「アメリカにもこんな人権を無視した過去があったのか」と裏切られた思いだった。
 1928年のロサンゼルス、行方不明になった我が子ウォルターが5カ月振りに母親クリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)の元に帰されたが、似ても似つかぬ別人。
 歯の治療記録等を証拠にロサンゼルス市警に訴えるが、逆に、精神病院に入れられてしまう。そして事件は未解決と伝えられていたので、救いの無い映画なのだろうと思っていた。国家権力の前で成す術無い一般庶民の構図。これが自由の国アメリカにあったとはとても信じられず、また、こんな時に真実を追究するジャーナリストなり、刑事がドラマでは必ず居るが、なにせ、実話だから…諦めていたのだった。
 しかし、実はこのウォルターの失踪は「ゴードン・ノースコット事件(Wineville Chicken Coop Murders)」と呼ばれる異常性愛者による誘拐・殺人と判明。
 ゴードンは絞首刑になった。そして、本人の口からウォルター殺害の供述も取れたが、クリスティンは遺骨が発見されていない事から、自身が死ぬまで息子が生きていると信じていたそうである。
 映画も、「hope(希望)」の台詞で終わっている。
 そして、クリスティンは別人をウォルターに仕立て上げたばかりか、クリスティンを精神病院に入れたロサンゼルス市警のJ・J・ジョーンズ民事訴訟を起こし勝訴した。
 また、映画でも教会関係者や、マスコミ等、クリスティン側の協力者もいたことが、本当に救われた気持ちだった。
 監督のクリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」に続き、彼の目の付けどころには感服した。
 アンジェリーナ・ジョリーは素晴らしかったが、もはや誰が演じてもいい! くらいに、いい意味で内容が濃い作品と言える。
しかし、なぜ? アンジェリーナ・ジョリーしかアカデミー賞にノミネートされてないの? 
 

「メイちゃんの執事」第6回。やっちったね、脚本

2009年02月19日 | 映画・ドラマ
 回が進むごとに文句無しに面白いと同時に、水嶋ヒロの格好良さが光る。とにかく顔(表情)が決まるよね。ハリウッド並み。チャリー・シーンみたいだ。水嶋ヒロいい役得たね。これまで、水嶋ヒロが出演してた作品観てたけど、完全ノーマークだったのが、ここにきて、彼、パーフェクト。になった。
 個人的には、多美(谷村美月)の執事の神田(阿部進之介)が好きなんだけど、だって柴田理人(水嶋ヒロ)が同じ部屋に居ると思ったら、トイレも行けねーっ。
 水嶋ヒロの前では、あれだけ可愛かった佐藤健がちっとも格好良くないんだよね。ただの小さい子。みたいな感じで。
 しかし、佐藤健、役者としては凄く頑張ってる。ちっちゃいジャケット着て頑張ってるよね。いい味出してる。「ルーキーズ」よりも光ってる。でも高校卒業しないうちに執事になっちゃっていいの?
 徐々にクラスメイトがメイの見方になってくる辺りが、リアルでいい。人柄は伝わるんだよ。
 さてさて第6回。執事交換。舞踏会まで2週間と言ってたのに、その当日に、ルチア(山田優)が「この1週間…」と言っちまった。
 執事交換から2種間経ったのか、1週間なのか…。大筋には関係ないけどさ、誰か気付けよ。
 そして7回目。すげー、楽しみ。ここまで連ドラを楽しみにしたのは数年振りだ。
 唯一、純粋無垢だと思ってた谷村美月が悪役だったにはビックリしたけどね。
 そして、恋愛がテーマになってるのに、少しも嫌らしくないのは、榮倉奈々のボーイッシュなところにあるのかもね。この子、すげー、足長くて、可愛いし、それでちっとも嫌味じゃない。まあ、顔は、それほど可愛くもなく、チャコちゃん(四方晴美)に似てるけど。染まらないって点で、今後いろんな役を演じられる女優になるでしょう。
 彼女なら、水嶋ヒロファンも納得するでしょう。
 ってなことで、後半がすげー楽しみっす。どうなるのこの恋? まだまだ秘密あるよね。
 それにしてもルチア(山田優)と、忍(向井理)はどこまで暴走するのか? 向井理、白髪じゃない方が断然格好良いんだけどね。

「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」ここまで忠実に演出するとは

2009年02月19日 | 映画・ドラマ
 以前に「硫黄島からの手紙」を鑑賞し、「どこの軍隊の話しだ」とか、「アメリカ人に日本から見た戦争を描ける筈が無い」とか、「ニノがとうてい所帯持ちには見えない」といったことを書いたと記憶する。
 が、今回、梯久美子著の「散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道―」を読んで、目から鱗。「いましたよ。世情にたけ、人間味があり、カミカゼでない日本軍人」。しかも、「人としても大きい」。
 もう読みながら涙涙…。こんな立派な人を死ぬための戦地に送り出す、日本という国は小せぇと改めて思い知った。
 で、どうにも「硫黄島からの手紙」を観たくなって、再度鑑賞したところ、栗林忠道中将が実に忠実に描かれていた。家族を思って出した手紙や、アメリカ時代の思い出、そして、部下への配慮等の実際のエピソード。そして、演じた渡辺謙が、実に栗林忠道中将を表現していた。
 クリント・イーストウッドはこの本を読んだのだろう。世界各国で翻訳されtるから。「アメリカ人に日本から見た戦争を描ける筈が無い」なんてごめん。
 しかも、「父親たちの星条旗」の硫黄島上陸シーンは日本軍側からのカメラワーク。こちらは、ウィスコンシン州で葬儀屋を営む老人が人生の終焉に際し、硫黄島での出来事を息子に語る回想形式。戦闘シーンの恐怖が主軸になっている。だが、その出来事を終焉を迎えるまで語ろうとしなかったというあたりが、戦争の根深さと深い傷を現している。アメリカ人に訴えるには「勝利の裏」を知らせる上で、大きな役割を果たした事だろう。
 話しは、「硫黄島からの手紙」に戻るが、日本軍というアメリカ人にはとうてい理解できない軍則に加え、戦時下国内においての憲兵の横暴さを、西郷昇陸軍一等兵(二宮和也)の家族のエピソードとして折り込み、人間性を失わなかった憲兵が図らずも、硫黄島に送り込まれ、西郷昇陸軍一等兵と出会う。こんな粋な演出も見せている。
 国力からしてこんな戦争に勝てる訳が無いと訴えた栗林忠道中将。そして、やはり欧米よりとされて送り込まれた西竹一陸軍中佐(伊原剛志)、彼も実在の人物であり、オリンピックの馬術競技で金メダルを取った有名人。彼らのカミカゼを無視した人としてのあり方に、救いの無い硫黄島での闘いに一筋の希望を見た気持ちだった。
 栗林忠道中将について述べると、総司令官は硫黄島ではなく、父島に指令本部を置く事が当初の決まりだったが、本人が希望して、硫黄島に渡ったと言う。父島なら死ぬ事は無い。
 そして、一兵卒と仕官、もちろん、栗林忠道中将の同じ物を食べ、貴重な水の配分も同じだったと言う。自ら畑を耕したり、毎日、現場を見て回り、戦闘終了後、ほとんどの兵士が総司令官である栗林忠道中将の顔を知っていたことに、米軍が驚いたということだ。
 こんな人が国のトップだったら、あんな無益な戦争は無かったのではと戦後60年が経った今でも悔やまれる。
 

「山桜」待ちに待った藤沢周平作品

2009年02月17日 | 映画・ドラマ
 再婚して不幸な結婚生活を送る磯村野江(田中麗奈)は、叔母の墓参りの帰り道、山桜の木の下で、手塚弥一郎(東山紀之)と出会う。
 前夫が他界後、再婚前に野江を見初めてくれていたのだが、野江は磯村へ嫁いだのだった。山櫻の咲き誇る中で対面し、そして、その後も会う事も無く、淡い思いを抱きながら、それぞれに定められた人生を過ごす、「蝉しぐれ」を彷彿とさせる切ないストーリ。
 藤沢周平原作で「たそがれ清兵衛」、「隠し剣 鬼の爪」、「武士の一分」、「蝉しぐれ」に次ぐ映画化で、これまた、日本の自然を美しく映像として織り込んでいる。そして静かに物語が進む。
 主演は田中麗奈で、東山の出番は少ないのだが、江戸後期の海坂藩を舞台に、一身を投げ出して農民を救おうとした手塚弥一郎として、見せ場のたてのシーンはお見事。
 それにしても、藤沢周平という作家はどうしてこうまでも、切ない女性心理を表現できるのだろうか。
 監督の篠原哲雄は時代劇初挑戦ということだが、それでだろうか、前記ほかの藤沢周平原作より、いいいか悪いかではなく、スマートさが感じられた。
 でも、手塚弥一郎の裁きはどうなったのだろう…気になる。藩主が帰省してからの裁きということで、ラストバックグラウンドミュージックの中、藩主らしき大名行列が映るのだが、「やっちゃった」。例え、どんな貧乏藩だとしても、一国の主があの駕篭は無いだろう。一瞬、弥一郎がどこかに流される駕篭かと思えたくらいだ。それにしては中間とかいるからおかしいなとか…。
 そして、弥一郎と野江との関係は? 弥一郎の母(富司純子)を尋ね、一緒に料理するシーンが、こちらもラストであったが、嫁ぎ先の義母(永島暎子)との確執の深さと野江の苦しみをここで改めて表しているのだろう。本来は、こんな幸福な人生を送れた筈だった…。
 ほかに、篠田三郎、檀ふみ、富司純子、高橋長英、永島暎子、村井国夫らベテラン陣が脇を固める。

「男女逆転・吉原遊郭」レアな時代劇観ちゃった

2009年02月10日 | 映画・ドラマ
 明暦三年の吉原の男遊郭「菊下楼」を舞台に男花魁と、兄の敵討ちのために男性と偽って「菊下楼」に入り込んだ女性の悲恋。
 D-BOYSの柳下大ってのが、No.1花魁の鷹尾を演じてる。このイケメンブームがあったからできた映画なんだろうね。って感じです。
 よく分からないんだけど、毒飲まされてお花の手の中で倒れた筈が。急に1年後になっちゃって、「生きていたのね」って、なんでなの? 倒れたとき居たじゃん、側に。そしたら分かるじゃん、その後。
 で、目が見えなくなってる鷹尾が、川ん中ズンズン歩いちゃうし。
 三部作とかで、D-BOYSの荒木宏文の「大奥・浮絵悲恋」絵島生島が題材。D-BOYSの鈴木裕樹の「大奥・百花繚乱」家光が主役。があるらしいです。

「警官の血」運命って

2009年02月10日 | 映画・ドラマ
 運の悪い一族の物語なのか、運命には逆らえないのか、運命は切り開く物なのか?
 二夜連続で放送された、親子三代に渡る警察官家族の物語。戦後間際の一代目・安城清二(江口洋介)、学生運動最中の二代目・安城民雄(吉岡秀隆)、現代の三代目・安城和也(伊藤英明)がそれぞれの時代の実際の事件を背景に警官として、家族としての生き方を魅せる。
 最大のテーマは、自殺とされた清二の死が、殺人だったこととその犯人を突き止めた民雄は、無謀な死を選ぶ。さらに和也も。
 そして60年を経て、ついに和也が犯人を追い詰める。
 男気とは何か! を問う。
 このドラマで気付いた事。江口洋介って年を重ねるごとにカッコ良くなってる。若い時は、正直、ロン毛としか印象無かったが、このところ、凄くいい。そして、悲壮感漂いながらも演技力で払拭してた吉岡秀隆。髪型で爽やかにもなるぞ! 
 正直、この3人。誰もイケメンじゃないが、カッコいいのだ。まあ、制服は何倍かましになるって、ハリウッドの定説もあるけど。
 さて、ケチ付ける番。この家族、警官といっても普通の警官ではなく、潜入操作させられるといった過酷な任務。こんなことあるのかいな?
 心を病んだ早瀬勇三(椎名桔平)。犯人は殺人の時点で視聴者には明らかになってる作り方。清二の親友で、民雄の後見人でもあるこの頼れる「おじさん」が犯人なのだが、こういう変質者的な役、上手いよね、椎名桔平。
 出演は、清二の妻・多津(木村佳乃)、民雄の妻・順子(貫地谷しほり)、和也の恋人・君江:寺島しのぶ。ほか、高橋克典や佐藤浩市など、これでもかと言う程のキャストが揃う。
 中でも夫のDVに苦しむ麻生祐未が昭和の女性っぽさを出してて良かった。
 

「ヤンキー母校に帰る~旅立ちの時 不良少年の夢」微笑ましかった

2009年02月08日 | 映画・ドラマ
 実存する北星学園余市高等学校の卒業生でもあり、教師になったヤンキー先生こと義家弘介をモデルにしたドラマのスペシャル版で、義家弘介の高校生時代の話しになる。連ドラでは竹野内豊が義家弘介を演じている。
 2005年3月の少年時代編(?)で義家弘介を演じたのは櫻井翔。一言で言って「意外」。育ちのいい、優等生といった印象が強い櫻井が、まさかヤンキーをやるとは思わなかった。櫻井→竹野内は繋がらなくもないが…。櫻井、童顔だし!
 このドラマ観る前に、松山ケンイチの映画版を観たからかも知れないが、どこかしっくりこなかった。
 映画程えぐくもなく、後半、学校に溶け込んでからのさわやかさは、櫻井っぽい。そこはかとなく、可愛くって。
  松田翔太がカッコいい役やってた。

「池袋ウエストゲートパークスペシャル スープの回」

2009年02月07日 | 映画・ドラマ
 ある意味、「ごくせん」「ウォーターボーイズ」よりも、イケメンを排出した「「池袋ウエストゲートパーク」のスペシャル版。
 主演の真島誠 (長瀬智也)は当時スターだったが、演技派新鋭の安藤崇 (窪塚洋介)、ジュニアだった水野俊司 (山下智久)、新人の斉藤富二夫 (妻夫木聡)、山井武士(坂口憲二)、森正弘 (佐藤隆太)と、今や主演級。バレエ界のホープの尾崎京一(西島千博)も出演してる。
 全体がコメディタッチで面白おかしく観られる一方、正義感を貫く誠の姿勢と友情が絡んで、ある意味での青春ドラマとも言えるだろう。
 脇の阿部サダヲ、きたろう、矢沢心らがいい味出している。本編では渡辺謙が準主役だったが、スペシャルでは欠席。「クレイジーケンバンド」、「RIZE」や当時オンエアだった「木更津キャッツアイ」の櫻井翔や岡田准一らが顔を出している。
 とにかく、長瀬智也、ぶっちぎりの「男前」だって。

「織田信長 天下を取ったバカ」このタイトルある意味すげー。

2009年02月07日 | 映画・ドラマ
 天下の織田信長を、いくら故人とは言え、あの気性の激しい、絶対上司だったら怖い織田信長を「天下を取ったバカ」と言い放った。すげー。織田信成的にはどうなんだろう? (知ってる? フィギアスケートの選手で、信長の子孫なんだって。)と話しは逸れたが、木村拓哉が織田信長を演じてた。
 ほかに、中谷美紀、筒井道隆、夏八木勲、いしだあゆみ、小林稔侍、西田敏行らが出演。
 実母(いしだあゆみ)が弟(筒井道隆)を溺愛し信長を暗殺しようとしたり(伊達家か)、妻(中谷美紀?)が、「濃姫です」と挨拶したり(帰蝶が本名。美濃から来たから濃姫と呼ばれただけで、自分ではいわないよね)、ある意味、バカが天下取ったんじゃなくて、いい役者揃えた割りには、話しがバカ。
 しかも信長って天下取ってないし。
 キムタクファンサービス的時代劇さ。

「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」「20世紀少年~もう一つの第1章~」はまった!

2009年02月06日 | 映画・ドラマ
 散々、映画のCMが流れていた時、恐怖物だと思って無関心だったのだが、あまりの宣伝に「20世紀少年~もう一つの第1章~」を鑑賞。「えっ、ホラーじゃない」ばかりか、「こりゃあ、面白い」と間髪入れず「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」も鑑賞。「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」のリライト的テレビ版の「20世紀少年~もう一つの第1章~」だったが、全体の流れは同じで、重複するシーンも多かったが、また別な物として楽しめた、作り方はお見事。
 とにかく、面白い。
 第2章、最終章と引きずる転回もお見事なのだ。
 1970年代と1997年がクロスしながらも決して混乱はしない分かり易い筋、そして、唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、宮迫博之、生瀬勝久、佐々木蔵之介が子供時代からの友人を演じる。友情と正義をかけて普通の人間が巨大組織と戦っちゃう。どうよ、この顔ぶれ。見応えあるね。ほかにも、平愛梨、石橋蓮司、中村嘉葎雄、黒木瞳らが出演。
 「スタンドバイミー」とサスペンス、戦闘ものがミックスされた感じの新しさもいい。
 少年時代を演じる子役が、それぞれそっくりなのが笑えた。特に唐沢と石塚を演じた子役はまんま、小さくなった感じ。
 豊川悦司、常盤貴子が良かった。とにかくトヨエツがカッコいいです。
 見応えあり!