観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「新選組始末記」。

2011年08月29日 | 映画・ドラマ
 言わずと知れた子母澤寛の原作だが、子母澤寛新撰組三部作を読ませていただいたが、内容が全く違っています。新撰組ものです。
 まあ、新撰組ものは作家のイメージを幾らでも膨らますことができる素材ですからね。
 映画自体は、昔の役者さんは皆さん殺陣も巧く、重圧感があり、安心して観ていられるのがいいですね。今回初めて観た、市川雷蔵。噂どおりのかなりの男前。ただ単に顔だけでなく、眉根を寄せた切ない表情がぐっときます。
 まん丸顔の藤村志保は、キャーキャー叫ぶシーンが若干五月蝿いが、長台詞回しは流石ですね。
 若山富三郎(近藤勇)、松本錦四郎(沖田総司)、天知茂(土方歳三)が出演しています。

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「あしたのジョー」。

2011年08月28日 | 映画・ドラマ
 何度かトライしましたが、鑑賞に至りませんでした。誰がどうのとかでなく、自分には興味がないみたいです。香川照之の作品は大抵は面白いのですが。
 山下智久は、さすがジャニーズの数少ない正当派二枚目だけあり、そうとうカッコいい。ファンはたまらないでしょう。伊勢谷友介と共に素晴らしい肉体美を魅せてくれます。ごちそうさま。


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「キャプテン」。

2011年08月28日 | 映画・ドラマ
 好きでしたね。この原画。コミック全巻揃えました。勢いあまって「プレイボール」も。どのくらい好きかと言うと、映画では追い切れなかった台詞も全部覚えてたくらい。
 映画もあの長い原作を良くコンパクトに収めていました。
 名門青葉の二軍の補欠のまた補欠くらいの谷口タカオが、墨谷二中でキャプテンとなり、弱小チームを青葉と対等に戦えるチームに育てるといったお話。
 東京の下町の風情も原作には描かれていました。
 素朴くなストーリですが感動もの。
 ただ映画は、野球もできて可愛らしい子となると難しかったのでしょうが、主演がまれにみる大根ぶり。叫んだりの時はいいのですが、普段の台詞は棒読みでしたね。あと、なぜか小林麻央。これまた…もう何も言うまい。宮崎美子、筧利夫が辛うじて芝居らしくしていました。
 原作者のちばあきおさんのご冥福をお祈り申し上げます。



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「コワイ童話 人魚姫」。

2011年08月26日 | 映画・ドラマ
 前に観たな。
 節制の美女だが口がきけなく、そして足も不自由なヘルス嬢が、鱗で男たちを寸の間幸運へと導くが、やがて男たちは「三度目の満月の夜に奇跡が起きるから、それまで私を裏切らないで」。と約束したことを忘れ、彼女を裏切ったことから破滅への道を歩むという、人間の心の隙間は怖いって話。
 驕れる平家は久からずやが教訓なのだが、この女、何のために男に近付いているのやら…。そsて復讐の度合いが、性格悪過ぎでしょう。
小雪、岡本健一、北村一輝、古田新太が出ています。



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「コワイ童話 シンデレラ」。

2011年08月26日 | 映画・ドラマ
 苛められっ子の冴えない女子高生・橘あゆみ(内山理名)は、合コンの帰り道、プリクラで個人情報を入力するとネットアイドルとして人気を集めた上に、高校生が思い描く理想の恋人ができるが…。
 本当に怖いのは、一度はその魔から逃れたものの、人気者の快感が忘れられず、再びってところ。
  内山理名の眉毛の太かりし時代です。


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「太平洋の奇跡  フォックスと呼ばれた男」。

2011年08月26日 | 映画・ドラマ
 1945年8月のポツダム宣言受諾以降も、その事実を知らずに戦い続けた実話の映画化。47人の兵で45,000人の米軍を翻弄し、米兵らから畏敬の念を込めて「フォックス」と呼ばれた実在の大場栄・陸軍大尉を竹野内豊が演じました。
 どちらかと言えば、冒頭はアメリカ映画のように、英語で進行されます。
 一番の驚きは、サイパン島の出来事だということ。サイパン島は皆さん、バンザイクリフから投身したと思っていたので、司令官の采配で、民間人の扱いもこんなに違うのかということを考えさせられました。
 映画自体は可もなく不可もなく。井上真央が菅野美穂と被ってました。
 話題作には必ず出演していると言っても過言ではない山田孝之。どうしてなのでしょう? 巧いのか。巧いよね。中嶋朋子、岡田義徳、阿部サダヲ、板尾創路、光石研、柄本時生、近藤芳正、酒井敏也、ベンガルといった、それっぽい役者を揃える中、唐沢寿明が凄げえ。


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「妖刀物語 花の吉原百人斬り」。

2011年08月26日 | 映画・ドラマ
 江戸中期に実際にあったとされる話が、江戸時代歌舞伎の演目になり、そして映画になりました。この時代の映画って初めて観たけれど、芝居みたいで、違った意味で楽しめます。
 殺陣なんか舞台を観ているよう。
 大金持ちの田舎者のうぶなおっさんが、初めて行った吉原で、花魁にはまって散財し、財産を失ってしまい、自分をはめた花魁や置屋の主人なんかをぶった斬るっていう、まあ、逆切れのお話です。
 天下の名優をなんですが、片岡千恵蔵さんって顔大きいですね。
 水谷良重、木村功、沢村貞子、原健策、片岡栄二郎、山東昭子ら、自分が知っている頃はすでに御高齢だった皆さんの若かりし頃が観られます。


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「その木戸を通って」。

2011年08月20日 | 映画・ドラマ
 不思議なお話。記憶喪失の娘を哀れんで預かっているうちに、愛するようになる。これはお決まりの設定でしょう。だが、城代家老の娘との縁組みを破談にしてまで嫁に迎えるが、子どもも成して幸せな日々を送る中、こつ然と妻は姿を消す。
 最初からまだ初々しかった中井の演技が光りますが、次第にミステリー引き付けられます。綺麗な映像の時代劇です。
 浅野ゆう子、中井貴一主演。フランキー堺、井川比佐志、岸田今日子、
石坂浩二、神山繁、榎木孝明らが出演。


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「白虎隊」。1986年度版

2011年08月19日 | 映画・ドラマ
 まず最初に、これは、時代劇史上、もっと評価を得ていい作品だと思う。出演陣もさることながら、あの長い幕末を実に巧くまとめ、特出すべき出来事は納めている。
 これまで、「戦国自衛隊」、「壬生義士伝」をかなり押していたが、こうして改めて観ると、役者の人気や旬に惑わされない、完成度の高いドラマだということが良く解る。
 文句なしでしよう。森繁久彌が子どもと逃げ惑うシーンと、国広富之切腹シーンはオンエア当初から25年経った今でも鮮明に焼き付いている。
 そして誰もが知っている主題歌・堀内孝雄の「愛しき日々」はあまりにも有名。切なさがドラマをもり立てている。
 何よりキャスティングが凄い。今、これだけの(この顔触れに変わる俳優)はいないよね。昔の俳優さんってみんな演技力も個性もあった。それに凄い重圧感。
 惜しむらくは神保修理(国広富之)の切腹シーン。泣けるよ。父親役の丹波哲郎が表情ひとつで思いを表現しています。良いシーン。なのですが、これは所作指導のミスでしょう。切腹なのに胸元を開けていない。襟切りはしっかり絞まったままです。さらに、裃の肩衣は脱いだら膝の下に挟まないとね。はだけただけでは作法違反です。折角の国広富之の白熱のシーンをもっと台無しにしたには介錯なし。太刀取りいずして切腹したら17時間のたうち回るのですよ。あり得ないでしょう。西田敏行さんはちゃんと作法守りました。腹は出していないけど。これは個人的になにか問題ありか? その後はがんがん腹出してるから、これも制作側の意図でしょう。
 さて土方歳三さんもやってくれました。こちらも時代考証や衣装さんの責任でしょうが、あの有名な写真の洋装をしていねーっ。江戸帰還後は洋装です。会津に和服では行っていませんし、一兵卒と同じ軍服に陣羽織もなんだか。これはどうかな。一番の問題だ。
 まあ、ドラマ的に演出上必要だったのでしょうが、会津藩士は、京都に女房は連れて行っていません。みんな黒谷さん(金戒光明寺)の本陣住まいです。後に、京都守護職の屋敷を持ちましたが(現京都府庁)。
 山本八重子さんの夜襲シーンは必要だった? あれはないよな。忍者はっとり君になっちゃったもの。
 お歯黒している女優さんとしていない女優さんは年齢的なものなのか? 女優さんの好みなのか? 嫁に行ったらお歯黒するんだけどね。
 会津戦線をテーマにしたドラマや映画で、神保修理、神保内蔵助、田中土佐の切腹まで追ったものは珍しく、ここまで正確なのに、残念。
 また、多くのドラマや映画でも最大のミス。新政府軍の指揮官が冠っている、「しゃぐま」も、薩摩は黒、長州は白、土佐は赤をきちんと守るなど、正確さも光るだけに残念。余談ですが、この「しゃぐま」は江戸城開城の折りに、江戸城の蔵からぶんどったものなので、鳥羽伏見の戦いでは冠っていません。
 後に娘子隊と呼ばれた中野竹子さんたちは、城に入るのが遅れて、城の外で戦いました。これは事実。ですが、照姫様は城の中、護衛ではありませんね。まあ、女優さんなので、仕方ないですが、誰一人として殺陣が出来ていない。こういう時に志保美悦子さんを思い出します。
 まだ若々しかった白虎隊士を演じた皆さんや、昔の二枚目って解り易い二枚目だったよね。
 沖田総司を演じた二枚目の中川勝彦さんは中川翔子の父親だって。
 とまあ、見応えあり。森繁久彌が凄く良いですよ。このモデルとなった祖父と孫。実際には長州軍に殺されています。そして何と子の生首を前に長州軍は勝利の酒盛りをしたそうです。人のすることじゃないですよね。
 前にも書いたけど、長州は勝手に攻めて来て勝手に負けて、勝手に企てをしてそれを阻止されて、「会津憎し」とじゃ、これでは武士に非ず。
 薩摩は裏切り裏切りで、一緒に鍬出せた桜田門外の変でも水戸を裏切り、京都でも会津を裏切り、最後は幕府を裏切り。これも武士に非ず。
 土佐においては、池田や事変に全く関係なく、酒飲んで歩いているところを巻き添えで殺されちゃったり、明保野亭では長州藩士と間違われて刺された挙げ句切腹させられちゃったり、三条御札事件では、夜中に引き抜く悪戯っぽい有様で新撰組に斬られちゃったり、ちょっとずれてましたね。坂本龍馬が土佐藩でなかったら、幕末のおとぼけ藩になってたところ。でも彼は商人だけどね。中岡慎太郎の方がもっと評されて良いと思うのだけれど。
 そうそう、維新後西郷頼母さんは養子を迎えました。それが西郷四郎さんです。ご存じですか? 山嵐で有名な、あの、姿三四郎のモデルとなった講道館の柔道家。水泳も得意で指導をしていたそうです。
 会津藩でどうにも不思議なのが、戦争責任をとって国家老の萱野権兵衛が腹を斬ります。すでに同じく国家老の神保内蔵助、田中土佐が自刃していたためですが、会津藩筆頭家老は梶原平馬だった筈。ここが解りません。そもそもこの人が主戦派で奥羽越列藩同盟の結成を成しています。軍備の調達にあたっていました。もしや梶原平馬はまだ20代は半ばで若かったからでしょうか。
 一説には西郷頼母が筆頭家老説もあります。
 戊辰戦争に関しては熱くなっていけないや。
 いやー、役者さんって皆さん若い頃はイケメンなのですね。西田さんもいけてた。新田純一、加納竜、国広富之辺りが今や昔の人になっているのが理解出来ない。演技は確かなのに。女優さんも、池上季実子ってやっぱ綺麗だわ。坂口良子も可愛い。
 何年経っても風化しないこんな確かな時代劇を作ろうよ。

 とにかく観てください。「これぞ時代劇」です。
 
 出演は、井上丘隅(森繁久彌)、妻(山岡久乃)、長女(坂口良子)、次女(池上季実子)、三女(工藤夕貴)。西郷頼母(里見浩太朗)、神保内蔵助(丹波哲郎)、神保修理(国広富之)、萱野権兵衛(西田敏行)、田中土佐(佐藤慶)、山川大蔵(堤大二郎)、佐川官兵衛(本田博太郎)、松平容保(風間杜夫)、照姫(多岐川裕美)、野村左兵衛(竹脇無我)、秋月悌次郎( 露口茂)、山本覚馬(竜雷太)、篠田兵庫(長門裕之)、山本八重子(田中好子)、中野竹子(岩崎良美)、西郷千恵子(野川由美子)、さつき(富田靖子)、赤羽きよ(美保純)、間瀬まつ(南田洋子)、野村みね(榊原るみ)、中野こう子(赤座美代子)、頼母の長女(伊藤つかさ)、永瀬くら(上村香子)、野村駒四郎(坂上忍)、篠田儀三郎(新田純一)、飯沼貞吉(宮川一朗太)、日向内記(火野正平)、伊藤俊彦(柳沢伸悟)、川崎尚之助(田中健)、土方歳三(近藤正臣)、近藤勇(夏八木勲)、沖田総司(中川勝彦)、松平定敬(中村橋之助)、板垣退助(あおい輝彦)、世良修蔵(泉谷しげる)、吉松速之助(勝野洋)、坂本龍馬(中村雅俊)、中岡慎太郎(木之元亮)、中川宮(松山英太郎)、三条実美(堀内正美)、桂小五郎(石橋正次)、高崎左太郎(加納竜)ほか。


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「戦国疾風伝 二人の軍師」。

2011年08月19日 | 映画・ドラマ
 豊臣秀吉(西田敏行)、黒田官兵衛(高橋克典)、竹中半兵衛(山本耕二)のキャスト。
 西田敏行だけあって温厚な良い人の秀吉。昔は、この人が出ていると何でもNHK大河ドラマに見えちゃってたけど、もはや今はNHK大河ドラマに出て欲しいくらいだ。
 そして自分の中では、西田敏行は、若作りで頑張ったNHK大河ドラマの葵三代の徳川秀忠のイメージが強く、確か家康が津川雅彦だったから、かなりの演技力だったと思う。
 まあ序文が長くなったが、すっかり時代劇役者のイメージも付いた山本耕二だが、よくよく観ると、みんな同じ人だよね。当たり役の土方歳三、陽炎の辻の坂崎磐音しかり。しかし、はまっているから良し。そして、この人の松平容保役を観てみたい。
 で、高橋克典巧かった。画面観てても、「この人誰?」って思ったくらい。
 こういう脇にも良い役者を揃えて、中身のある時代劇をもっと作って欲しいのだが、時代劇ってスポンサーが付かないとかで、なんとあの「水戸黄門」さえも打ち切り。年寄りは購買層に繋がらないんだってさ。若者よ、もっと時代劇を観ようよ。
 こうなったら妥協して、イケメンの若手にバンバン丁髷被せれば良いじゃん。
 竹中半兵衛がもっと長生きしていたら、秀吉の千利休の切腹や朝鮮出兵などの狂気を勇められたかの知れない。そうしたら歴史も変わっていたのかも知れない。
 歴史にもしもはないのだけれどね。


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「信長の棺」。

2011年08月19日 | 映画・ドラマ
 本能寺の変後の信長(松岡昌宏)の遺骸を探すミステリー仕立ての時代劇。新しい切り口で中々に楽しめた。信長の臣下・太田牛一(松本幸四郎)が信長の伝記執筆のあたり謎解きに挑みます。
 秀吉(中村梅雀)が腹黒っ。また、松岡昌宏がここまでやるとは(演じる)とは思ってもいなかった。
 ラスト、「そんなに都合良く見付かるかよ」と思いますが、それも作者の腕の見せ所でした。最後まで気が抜けません。
 内藤剛志ってどの役でもいいわーっ。「家なき子」は何だったんだって思うけど。
 片瀬那奈、渡辺いっけい、貫地谷しほり、蟹江敬三 、浅野ゆう子、西郷輝彦、小日向文世、内藤剛志、夏八木勲らが出演。


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「密命 寒月霞斬り」。

2011年08月18日 | 映画・ドラマ
 豊後国相良藩に、切支丹本所持の嫌疑がかけられ、
隠れた剣の達人である金杉惣三郎は、藩主からの密命を受けて脱藩し、真相究明のため江戸で浪人生活を始る。
 後はお決まりの江戸下町物語を絡めながらの事件解決や人情劇。
 「陽炎の辻」のおじさん版だが、この手の作品多いので個性出すのが大変だと思うが、結構はまって観られます。
 ただね、藩命での脱藩なのだから、生活費まで自分で稼ぐってのはちょっと…。けち臭い殿様だねえ。最初に軍資金渡しておけよ。
 まあ、そうでもしなけりゃ放送時間が持たないか。
 主演は榎木孝明。ほかに、安達祐実、寺田農、伊吹吾郎、梨本謙次郎、とよた真帆、松方弘樹らが出演。



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「SABU ~さぶ~」。

2011年08月18日 | 映画・ドラマ
 山本周五郎原作のドラマ化。さらにドラマが反響を呼び劇場公開もされた2002年度作品。
 無実の罪を問われた栄二(藤原竜也)が、自分を陥れた人間への復讐にのみ生きる事を誓うが、その思いを踏みとどまらせたのは、さぶ(妻夫木聡 )の友情だった。
 友情とか愛情とか、愛憎とか、人はほんの些細なことで悪にも善にもなれるってお話。とにかくご覧あれ。
 田畑智子、吹石一恵、沢田研二、山田辰夫、有薗芳記、堀部圭亮、遠藤憲一、山口祥行、玉木宏、合田雅吏、八木小織、西山繭子 、田中要次、林知花、石丸謙二郎 、大杉漣らが出演。
 良い役者を揃えてます。




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「徳川家康と三人の女」。

2011年08月16日 | 映画・ドラマ
 織田信長(中村敦夫)の命により、正室・築山御前(高島礼子)と嫡男・信康(柏原収史)を死に至らしめた徳川家康(松平健)。
 次は天下人・豊臣秀吉(片岡鶴太郎)の命で、その妹の朝日姫(若村麻由美)を正室に迎える。
 そして秀吉亡き後、淀(星野真理)との戦い。
 んーっ。折角良い俳優を揃えているのに、お話が…どうにも。
 実は築山を深く愛しており、何とか命を救おうとするが、築山が自刃。
 朝日とも円満な愛を築くって…。家康、良い人アピールの徳川出版の刊行した家康ちゃん自伝書みたいです。
 もったいない。もっと深い内容に出来たものを。
 しかし、徳川家康の前半生って悲壮だよね。今川の人質に向かう途中で、織田に誘拐されて織田の人質になり、そして今川。
 二十歳でようやく独立するも、先に記した様に、正室と嫡男を殺すはめに陥り、42歳の正室を迎える羽目に成り。
 まあ、この人自身も実の母親と、再婚相手との間に出来た父親違いの弟は平気で人質に出してるんだけどね。この弟、雪の中を逃げ帰り凍傷で足を切断。
 にも関わらず、その下の弟まで人質に出そうとして実母の猛反対にあったって。
 信長も秀吉も肉親に対して冷たいところがあるものね。唯一、秀吉は秀長は仲が良かったみたいだけれど。




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「東野圭吾3週連続スペシャル」。

2011年08月15日 | 映画・ドラマ
 こちらは横山さんよりもっとどろどろした愛憎劇だが、ミステリーは深い。全てに驚きの結末。東野圭吾も天才だ。

「11文字の殺人」永作博美
 女流ミステリー作家の結城梨花子(永作博美)は、担当編集者の萩尾冬子(星野真里)の助けで、恋人の殺人事件の真相解明に乗り出したが、第2、第3の殺人事件が起こり…。

「ブルータスの心臓」藤原竜也
 産業機器メーカーで人工知能ロボットの開発に携わる末永拓也(藤原竜也)は、オーナーの女婿になりたいと言う目論見を持っていた。そんな折り、恋人の雨宮康子(内山理名)から妊娠を告げられる。邪魔になった康子の、完全犯罪殺人リレーがスタートした。

「回廊亭の殺人」。常盤貴子
 桐生枝梨子(常盤貴子)は、一ヶ原家の遺産相続の陰謀に巻き込まれ、何者かに偽装心中を仕組まれ恋人を殺された過去を持つ。そして復讐のため、別人になりすまし一族の遺産公開に潜入する。
 最後の下りが良く解らないのだけれど、常盤貴子ごときにライターで迫られただけで大の男が逃げられなくなるなんて。それと、死んだ男と入れ替わった男の区別がつかねー。名前が違っているのに何で? 同一人物だと思ってたんだ。

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