観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「プロポーズ大作戦」 テッテテケテケテを思い出すけど…

2007年07月28日 | 映画・ドラマ
 「プロポーズ大作戦」 ってタイトルが微妙。そして、はっきり言って観てません。1話は観た。2話目で「あれれ」。3話はつまみ観。4話流し観。だって話が読めちゃったし、その話が全く面白くないんだもん。で、最終話。正直、ここまで結婚式シーンを引っ張ってるとは思わなかったけど、最終話のラストシーンはドラマと言うより、映画的で凝ったつもりなんだろうけど…。
 いないから、人の結婚式で愛の告白しちゃって、それによって揺れちゃう花嫁。おまけにウェディングドレスのまま追い掛けちゃうの。で、追い付けなくて諦めて。いたら、ここに連れて来い。いいのか? そんな簡単に気持ちコロコロ変えちゃって。だから今の若い者は…なのである。
 まあ、話は主人公・岩瀬健(山下智久)は想いを寄せていた幼なじみの吉田礼(長澤まさみ)が多田(藤木直人)と結婚すると知り、ショックを引きずったまま彼女の結婚式に出席。
 すると、そんな健のまえに、妖精(三上博史)が現れ、願いを叶えてくれるという。健は妖精のチカラを使って、過去の思い出の場面にタイムスリップ。礼にその想いを告白し、礼との幸せな未来を目指すことに。
 だが、過去に戻ってもわずかなすれ違いで礼に想いを告白することが出来ない。結局、ほとんど状況が変わらないまま、現在に戻ってきてしまう。
 ということ。で、毎回毎回、過去に戻っては結婚式に場面が変わっての繰り返し。過去の思い出もつまんねーんだぜ。
 それにあり得ないよね、三上博史の妖精ってなに? (あり得ないから何度変換しても夭逝になっちまった)。
 でもさ、まさに芸能界は若手の時代。藤木直人とか、三上博史とかがこんな役やっちゃうんだという見方をすればそれなりに楽しめるかも?
 そんな一時代を築いた役者が脇に甘んじてるのに山下智久よ。もうちょっと、ワンパターン演技脱出できないもんかね? 顔が可愛いからまだいいが、「IWGP」から全部同じ人だよ。
 そんなださださドラマの中で光っていたのが唯一、長澤まさみ。こりゃあ、可愛いや。花嫁時代と高校生時代と表情も違うし、時としては、松嶋菜々子に似てもいる。
 この子って「セーラー服と機関銃」の子でしょ? 顔違うよね? 違う子みたいだ(因にこれ褒め言葉)。沢尻エリカも可愛いけど、断然長澤まさみ買いだね。
 関係ないけど、「今の君はピカピカに光って」の宮崎美子がもはやお母さん。やっぱり、ピカピカに光っていたのは、今(当時)だけだったんだね。年月の流れはかくも早かりし。
 原作はコミックらしいけど、コミックだったら面白かったかもね。
 

 

「夫婦道 / ふうふどう」のどかな茶畑風景には心洗われました

2007年07月25日 | 映画・ドラマ
 一言で言ったら「茶園業を営む夫婦とその子供たちの家族愛を描いた」ドラマ。そう、ある家族の日常を追っただけのドラマ。
 だからこそ、出演者の魅力が引き立つというか、出演者が視聴者を引き付ける魅力がないことには始まらない。
 先祖代々から茶園業を営む高鍋康介(武田鉄矢)と妻の高鍋聡子(高畑淳子)の間には三女一男の子供がいる。
 家業を手伝い、お見合いの失敗を繰り返す長女の夏萌(山崎静代)、丸の内でOLとして働く次女八夜子(たくませいこ)、地元の農協で働く三女若葉(本仮屋ユイカ)、長男の茂(鈴木悠人)、愛犬のチャツミ(そこいらの犬)。
 まあ、この三姉妹は誰が演じても良かった感が否めないが、お世辞にも美人とは言えない長女と美人の二女、三女の対比的な意味合いでは、静ちゃん起用は生きていた。
 ここに隣の親爺・中森修造(橋爪功)や長女の上司であり恋人(しかし親爺)の山崎昌弘(石倉三郎)らが絡んで、なんやかんや話題は尽きないのだが、これといった事件でもない。しかし、それがまた臨場感があっていいのだ。
 大ラスで、長女の夏萌の絵が認められるっていうあたりまでは良かったのだが、世界的画家が夏萌を「理想の女性」とか言っちゃっての電撃結婚は「ないな」。あれはやり過ぎ。しかも世界的画家(日本人だから日本に家族いるだろうが)の結婚式が近所の神社で、高鍋家関連の参列者しかいないし。しつこいけど世界的画家だったら、「来ますからマスコミ」。
 そして、また、悪人がいないっていうのもホームドラマの典型。ほのぼのしてて、「こんな家庭っていいなー」という印象を武田鉄矢と高畑淳子が実によく魅せてくれる。
 武田鉄矢って、きれいに歳を重ねた。いい人生を歩んで来たなという顔してるよね。「金八先生」初期と後半で、も差は歴然。
 久し振りの「海援隊」の新曲(?) 「早春譜」 もいかったー。やっぱり唄は、フォークソングに限る! 以前、武田鉄矢のドキュメンタリーで、「海援隊」のメンバー全員が三味線弾いてたのがなぜか胸にジーンときて忘れられない。また、「海援隊」ってデビューがコミックソング的ながら大ヒットしちゃったから、そんな路線色が思い浮かぶが、結構、いい曲持ってるんだよね。
 私は、千葉君(もう親爺だけど)のファンでした。

「喰いタン」に喰い足りねーかも?

2007年07月24日 | 映画・ドラマ
 探偵事務所「ホームズ・エージェンシー」のリーダー高野聖也(東山紀之)が帰って来た。
 探偵の涼介(森田剛)と事務員の京子(市川実日子)、オーナー(伊東四朗)、天才小学生・金田一(須賀健太)、顔見知りの刑事・五十嵐(佐野史郎)、キャリアらしい女性刑事・緒方桃(京野ことみ)らお馴染みの顔ぶれと共に、今回も事件を解決する。
 淡々とした東山のすっとぼけさが面白くもあるのだが、食べっぷりも、事件解決に見せる変装度も、東山の「俺ってかっこいいからさ」を意識してなのか? インパクトは前回に及ばず。それにしてもこの人老けないねぇ。それそうとうの努力の賜物だと思うが、芸能人も大変だーっ。実年齢からいったら立派に親爺。なんだけど、親爺臭さを微塵も感じさせないあてりは「溜飲下がる」の一言。
 だが、内容は面白かったかな。江戸時代にタイムスリップした話しの森田剛。現代劇と演技変えろよとは思わなくもなかったが、だってさ、この人「毛利元就」の少年時代演じてたじゃん。あん時は、結構良かったのに、なんで? しかも、前回よりおっさん度が増して、「ジャニーズ的に厳しい」状況の中、もっと演技力付けないと危ない危ないといった感が否めず。森田ってもっとインパクトあったような気がしたけど久し振りに見たら、てんで、そこいらの人になってた。
 須賀健太君は、「スリーピース」の頃は注目の子役だったが(演技はうまいと思う)、こっちもあんまり冴えなくなってるなー。このまま、小太り路線を歩まぬように。せっかくジャニーズと共演する機会が多いのだからね。イケテル部分は学ぼうよ。私的には、「妖怪大作戦」の主演とか、「義経」の子供時代を演じた子が好き。
 佐野史郎に至っては、前回もそうだったけど「いいの?」ってな役回りだよね。往年の「冬彦さん」みたいな灰汁の強さがなくて、可もなく不可もない中堅役者。まあ、灰汁の強さで売っちゃうと、未だ、「あーたーしーさー」の一点張り桃井かおりみたいな感じになっちゃうから、ある程度自分の位置を確率したら、色のない(色に染まる)役者になんなきゃいけないんだろうけど。
 一番頑張ってたけど、痛かったのが、京野ことみ。この人のガラッパチぶりはどうもねぇーっ。迫力ないもん。
 と、役者批評になってしまったということは内容は、これまた可もなく不可もなくといった辺り。でも、これって褒め言葉でもあるんだよ。だって、可もなく不可もないってことは何度観ても楽しめるし、途中から観ても気にせず観られる。そんなドラマがわたくし、大好きですっ。

「バンビ~ノ!」

2007年07月17日 | 映画・ドラマ
 料理人を目指す伴(松本潤)が、上京し一流イタリア料理店「バッカナーレ」で、一からの修行を始め、次第に人間としても料理人としても成長してサクセス(?)ドラマ。最初はぎくしゃくしていた人間関係も次第に雪解けをみて、最後はハッピーエンド。そして更なる夢の実現のためにイタリア料理留学。
 世の中そんなに甘かねえよ。ってな意地悪な感想もあるが、ドラマとしてはキャスティング勝ち。ホールマネジャーの北村一輝、副料理長の佐々木蔵之介、筋は通す一本気な料理人に佐藤隆太、オーナーシェフの市村正親、その娘でマネジャーの内田有紀、伴の恩師に山本圭…。いい感じの出演人に囲まれて、松本潤。これまでのどのドラマ(映画)よりも輝いていた感じ。
 はっきり言って、これまでって「嵐」の中では演技力ぴか一って思ってたけど、ほかの出演者に食われて、あんまり印象に残らなかったが、今回は「主役」を全面に出していたように思える。
 こんなこと書くとまた、Jファンの人たちから「ニノの縁起は素晴らしい」とか、「○○の松潤は素晴らしかった」とか苦情がくるんだろうけど、これは飽くまでも、わたくしの考え。自己完結型のブログなのだ。文句ある奴は読んでくださらなくて結構。

「鬼嫁日記2 いい湯だな」アビバノンノン。

2007年07月15日 | 映画・ドラマ
 下町の銭湯を舞台に「鬼嫁」が帰って来た。観木ありさとゴリの夫婦に舅の加藤茶。まあ、あたりさわりない日常の話題なんだけど、寺の尼さんの野際洋子、政治家を目指す主婦の川島なお美、モデルの蛯原友里の絡みが毎回あるが、元祖女子大生タレントの川島なお美が四十代とは思えぬ女っぷりで観木ありさ、蛯原友里に負けてねーってのが凄い。
 「アットホームダディ」「鬼嫁日記」とシリーズ3作目は、女優陣に力を入れたためか、ご近所男性陣のお付き合いってのが希薄で、高知東急が無理矢理「俺って遊び人」を演じてるだけで面白味に欠けたのが残念。
 下町ってのを強調し、寺内貫太郎もどきの石屋が顔を出したり、梅宮辰夫の漬け物屋人形が出て来たりのサプライズはあったけど。
 ストーリーを楽しむと言うよりは、何も考えずに観られるお気楽ドラマってことで。アビバノンノン。

「大奥」これは壮絶女のバトル

2007年07月08日 | 映画・ドラマ
 最後の「大奥」。仲間由紀江、井川遥、浅野ゆう子、松下由樹、高島礼子ときれいどころのバトルが怖い。要は女同士の小競り合いで、前半あんまり乗れないし、最後まで仲間由紀江投入の意味分からないし、絵島生島事件もでっちあげだったんだけど、「本当の恋」ってところを追求するOLさんたちにはたまらない話かもね?
 あたしゃ、衣装の豪華さや背景、女優陣は素晴らしかった。こんな世界あったんだろうね。って感じで見入ったけど、江島(仲間由紀江)が大奥総取り締まり役の迫力なかったしなー。って感じ。
 浅野ゆう子、杉田かおる、松下由樹、木村多江がド迫力。今の社会でもこんなおばはん(昔きれいだった)パワーと奔放な若いギャルパワーのぶつかりあいってあるよね。
 その女優陣に対する男性陣の情けなさ。西島秀俊に至っては「何このおっさん」。及川光博、岸谷五朗、柳葉敏郎は「全く個性なし。いいじゃんそこいらの二流役者起用で」。あと、あの顔の濃いー役者・北村一輝、谷原章介さん、なんでこんなちょい役やっちゃった? これまでの「大奥」シリーズでレギュラーだったから華そえちゃったか。
 そのおばはんに自分がなった今、はっきり言います。小娘よ、一時は勝っても所詮おばはんの底力を思い知る時が来る。現在の社会に置き換えられる話でもあった。
 最後に「たった一夜の恋でも、後は余生として生きていけまする」と江島さん言ってるけど、この言葉は利いた。バージン女にしか言えないくもないけど。
 実話だけど、生島さんはまあ自業自得として、同罪で貼付けにされた生島一族は溜まったもんじゃないよね。なんでこいつ(生島)のちんこのせいで俺らが死ななきゃならないんだ」って思いで人生リセットだっただろうね。
 この映画は結構面白かった。