観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「ぼくの夏休み 青春編」。

2012年08月27日 | 映画・ドラマ
 「すげえっ」。「何これ」。たった30分枠の中でも辻褄合わないなんて…。こんなドラマ観た事ない。
 はる菜と結婚が決まった、玉木宏の偽物の医者の母親が、もう反対。それは分かる。で、バンドマンで怪しげな兄とは縁を切れ。これも分かる。で、もう二度と会わないと縁を切ったのに、結婚式では花嫁とバージンロード歩くわ、果ては式をあのジャズバーで挙げている。医者なら、あんな所であんな少人数では有り得ない。
 経費節約か?
 で、ちえ子さん。確か心臓が悪かった筈だが、田舎で出直すんだって。それはまだ許せるとしても、五十嵐医師の存在は? あの人の再登場の意味がない。
 で、明日はお決まりの展開。妊娠して(これだって何時の間にであるが、目を瞑る)、旦那が死んで、兄ちゃんがお腹の子共々引き取るんだってさ。
 これってさ、監督もディレクターもプロデューサーも良くOK出したもんだ。役者も、本に意義と萎えられるような面子じゃないしね。
 せめて、高岡早紀さんでもいれば、「おかしいんじゃないかしら」と言えたのに。
 なだかなあ。馬鹿にされている感十重の展開だが、違った意味で目が離せないので、最終回迄付き合いましょう。
 これほどの「おたんこ」ドラマ生涯で初めてだ。真剣に演じている役者さんに同情する。




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「必殺! 三味線屋・勇次」。

2012年08月25日 | 映画・ドラマ
 前半は、阿部寛中心に話が進むのだが、そういえば、髪結いの殺し屋っていなかったような気がするけど、廻り髪結いなら、情報収集も便利で良い所に目を付けた。
 藤田まことが、主水ではなく、違った殺し屋の元締めとして登場。また、映画ではお馴染みの名取裕子といった顔触れ。
 勇次は、相変わらず格好良く、話も面白かったが、このところ見続けている昔の必殺の、どうにも沖雅也の印象が強すぎるのと、1980年くらいの必殺はカメラワークが素晴らしかったので、それを思うとちと物足りなかった。
 むしろ、宇江佐真理子さん著書の「髪結い伊三次」シリーズを、阿部寛と天海祐希でドラマ化したら良いだろうなと、ふとそんな事を考えてしまった。
 「髪結い伊三次」は昔フジでドラマ化されたのだが、伊三次(中村橋之助)、文吉=お文(涼風真世)といった配役がイメージではない。特にお文は「そりゃねえだろう」。
 天海祐希って、現代ドラマでは面白くて切れ者の姐さんってな存在だが、こういった時代劇の一途な女もいいねえ。凄くきれえだった。
 藤田まことに関しては言う事なし。見事な殺陣である。

「ぼくの夏休み 青春編」。

2012年08月23日 | 映画・ドラマ
 どうしちゃったの? 青春編に入って設定も何も滅茶苦茶。
 妹を間違えていた? 3、4年後で面影が無くなるか。
 再び本当の妹が分からなかった? 7年で、しかも別れた時は11か12歳なのに? そんなに変わるか?
 実の兄妹でも分からないのに、五十嵐義父娘にはひと目で分かった。何故?
 病院の窓がサッシ。戦後間もなくなのに。しかもそれ程の大病院には思えない。
 出会いの時に大金について、誰も執着していない。
 工場だかなんだかの和也の肉体労働はどうした。
 五十嵐ちえ子さん。ぱんぱんになる前に、あんた看護婦だったんだら、そっちの道を探すでしょう。
 菊ちゃん。あんた女郎だったんだから、あんたが身体売るでしょう。
 上条旅館の旦那、長男、二男は死んだ模様。なら、そこにいた筈のちえ子と駅にいたはる菜はどこで巡り会ったのだ。駅にいた和也とはる菜の方が自然だ。
 第一、あのちえ子が男に捨てられたくらいで、あんな風になる訳がない。敢えて味方するなら、金を盗もうとしたあたりに片鱗は見えなくもないが。
 何故にみんながみんな茨木から東京に?
 和也の恋人の京子の存在は必要か? 引かれ合う和也とはる菜に嫌がらせをするなら昼メロ上分かるが、全く存在意味が理解出来ない(今のところ)。かつこの女優さん(仲間リサ)の大根ぶりは頭が痛い。
 リサで思い出した。はる菜はなぜリサを名乗ったのか?
 ちえ子に挿され、病院で和也名字も書いたが、確かはる菜はそれを見ていた。なら、名字は偽名なのか?
 ぱんぱんや、薬の売買の男たちに和也は狙われ、映画館を出ところを教われるが、そもそもジャズバーでピアノ弾いてるの分かってるじゃん。
 今日の回などは、二人とも気持ち次第で好き勝手な時代にタイムスリップ出来るような事を言っていた。どうやって帰るんだよ。だったら茨木から汽車に乗るんじゃなかったのかい。
 言い出したら切りがないくらい。こんな訳の分からないドラマはそうはないだろう。そういった面では特出している。
 これ、脚本家がおばさんで、どこかで見てキュンとなったシーンを繋いだんじゃないの? とにかく辻褄が合わない事はそのまま、説明もなし進行させている。
 視聴者を馬鹿にしているとか思えない本である。いいなあ? これで脚本家として成り立って。
 第1部との落差に、驚きを隠せない。第1部を書いた脚本家さんの生の声を聞きたいものだ。
 こんなややこしくしなくて、戦後を兄妹で懸命に生きるってな話で第1部の脚本家さんが書いた方が良かったのでは?
 何しろ、はる菜が身体を売ったり、兄妹(知らなかったけどね)でキスしちゃった辺りでどっちらけ。
 こうなっら、別々の人生を歩んで、老齢に入って再会するんでしょうね。宇津井健さん、由紀さおりさんが控えているし。
 しかし、タイトルは、「ぼくの夏休み」。夏休みだったら日常に戻らなくてはならないんだよ。どういったシチュエーションで平成に戻るんだい。
 あっ、あの玉木宏の偽物みたいな医者は何だ! あっ、こいつも仮面ライダーだ。
 とにかく、この茶番劇を一刻も早く脱し、宇津井健さん、由紀さおりさんにバトンタッチして欲しい。
 さすがにこのお二人の本は、青春編の脚本家は書かないでしょう。
 いずれにしても個人的ではあるが、表題は「夏休み」なのだから、冒頭の列車のシーンに戻り、うたた寝をしていた。おかしな夢を見た。着いたら祖父が待っていたとしてくれないと納得出来ないなあ。
 観る度に頭に?マークが浮かぶが、この滅茶苦茶なストーリーに、どうやって収まりを付けるのかに興味津々でこの茶番劇を観続けている。役者が気の毒だ。
 はる菜役の子なぞ、世界にひとつだけの花を聞いて、「お兄ちゃん」と泣き崩れる良い演技してたよ。
 いずれにしても、最期の脚本家さんは辻褄合わせが大変だっ。是が非でも合わせてくださいよ。といってももう編集も終わっているだろうけどね。視聴者を納得させてくださいな。
 お侍さんと兵隊さんが出ている映像が基本と書いた事があったが、今回見事に打ち破られた。ああ、また必殺観よう。厄払いだ。


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「必殺仕業人」、「必殺仕置屋稼業」、「必殺必中仕事屋稼業」、「必殺からくり人・富嶽百景殺し旅」。

2012年08月23日 | 映画・ドラマ
 ここ数日必殺シリーズにはまっていました。オンタイムの時は、これといってときめきのない俳優陣だった事もあり、観ていなかったシリーズです。
 ですが、大人も大人になって改めて、己の浅はかさを噛み締めました。
 素晴らしいじゃないか。それに俳優たちの演技の素晴らしさ。やはり、当時は子どもだったのだと改めて思い知りました。中学生だったからねっ。
 前置きはこのくらいで、今回観たのは、「必殺仕業人」、「必殺仕置屋稼業」、「必殺必中仕事屋稼業」、「必殺からくり人・富嶽百景殺し旅」。全話ではなく抜粋です。ああ、全話観たい。

必殺仕置屋稼業
 中村主水(藤田まこと)
 市松(沖雅也)
 印玄(新克利)
 捨三(渡辺篤史)
 亀吉(小松政夫)
 おこう(中村玉緒)

 目から鱗である。沖雅也さんってこんなに格好良く、芝居も巧かったと改めて知った。何より表情が決まる。この市松は正にはまり役。素晴らしい。クールでありながらも情に厚い。仲間は決して裏切らない。正に理想の男性像。
 「必殺仕置人」の棺桶の錠よりぐんと似合っている。
 印玄の新克利さんの殺しの業はいまいちだが、こちらも役柄上の男気。そしてホームドラマの良きお父さん的イメージの新克利さんの演技も素晴らしい。
 渡辺篤史も良い。
 何より最終回の完成度はかなり高く(中村玉緒さんの拷問シーンは子どもながらにも覚えあり)、必殺史上5本の指に入るだろう。
 やはり必殺は中村主水あって。藤田まことさんの殺陣は見応えがある。
 前に書いたが、私は山崎力さんの念仏の鉄がいっち好き。続けて緒形拳さんの梅安さんだ。少し開けて3番目が中条きよしさんの勇さん。
 この順位は何10年も不動だったが、ここにきて、1位念仏の鉄。2位同標で市松と梅安としたい。
 それにしても、沖雅也さんは惜しい俳優だ。後に京本政樹さんが組紐の竜を演じる時に、この市松をコピーしたらしいが、それも頷ける。だが、沖雅也さんは、全く違ったキャラとアクションの棺桶の錠も見事に演じていた。
 当時取り沙汰された死因のひとつは、後10十年踏ん張れば、一般人にもポピュラーな美容外科で解決出来たのに。本当に惜しい俳優さんであった。
 
必殺仕業人
 中村主水(藤田まこと)
 赤井剣之介(中村敦夫)
 やいとや又右衛門(大出俊)
 お歌(中尾ミエ)
 捨三(渡辺篤史)

 何と言っても、大出俊さんのやいとや又右衛門のひょうひょうとした気質や、大人の色気が良い。
 必殺シリーズ200回の記念回の第24話「あんたこの替玉をどう思う」には、歴代の殺し屋が、ほかの役でちょいとばかり(見逃すくらいのワンシーン)顔を出すのだが、その顔触れが豪華。
 中村玉緒、沖雅也、草笛光子、中谷一郎、大塚吾郎、野川由美子、田村高廣、緒形拳、三島ゆり子、石坂浩二が、思いも掛けない場面で思いも寄らない役所。

必殺必中仕事屋稼業
 知らぬ顔の半兵衛(緒形拳)
 侍くずれの政吉(林隆三)
 お春(中尾ミエ)
 利助(岡本信人)
 嶋屋おせい(草笛光子)

 緒形拳さんが、梅安さんとは違ったキャラで主演。以後、知らぬ顔の半兵衛は、スペシャルにも登場するが、やはり緒形拳さんは良い。
 近年、女性の殺し屋は山田五十鈴さんしかイメージにはないが、草笛光子さんも安定感があって格好良かった。

必殺からくり人・富嶽百景殺し旅
 唐十郎(沖雅也)
 宇蔵(芦屋雁之助)
 うさぎ(高橋洋子)、後に(真行寺君枝)
 虫の鈴平(江戸家小猫)
 出雲のお艶(山田五十鈴)

 沖雅也さんが再びクールな二枚目の殺し屋を演じているが、見掛けは市松と被るが、市松の鮮烈なキャラを再びといった制作側の意向で、これは致し方ないだろう。といっても唐十郎と市松を演じ分けている。
 殺しの技は変わり、これまた見事。この人、必殺中でも1、2を争う凄腕だ。一度に5、6人はやっつけるは、走りながら侍3人を叩き切る。
 仕込みの武器で喉元刺しながら、もう片方の手で、仕込み竿で相手を刺す。一度に2人やっつけちゃう。この人の殺陣シーンはかなり見応え有り。
 1位念仏の鉄。2位同標で市松と梅安が変わった。1位仏の鉄と並んで唐十郎。3位同標で市松と梅安。
 そして、後の仕事人のおりくさんを彷彿とさせる山田五十鈴さんである。
 惜しむらくは宇蔵の技がねえっ…。

 観終えて、昔は良い役者さんがいたねえ。ここ数年は大分アイドル系に押されているが、殺陣は編集や相手役で見せようもあり、台詞廻しはそれなりに巧くても、昔の役者は言葉はなくても、ここぞの顔が決まった。表情で、視聴者に表現出来たものだ。
 これって、ハリウッド俳優にも言える。見掛けはどこにでもいそうなおっさんでも、ここぞの顔が魅せる。だからスターなんだなあと感じる一場面が必ず映画にあるのだ。
 何しろ、カメラワーク、アングルが見事。今では観られない素晴らしい撮り方をしているので、それを観るだけでも価値有り。 
 衣装も華美ではなく、CGや編集技術も今と比べて劣っていた時代。それでも、重厚性は勝っているぞ。



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「五番街夕霧廓」。

2012年08月13日 | 映画・ドラマ
 久し振りに本物を観た。売春防止法施行まで存在していた五番町遊廓を舞台に、家族を養うために丹後からきた少女とその幼馴染である学生僧との悲恋を描いていた、水上勉の小説の映画化。加えて、950年に起きた金閣寺放火事件と水上の実体験が題材に使っている。
 その事件の背後には、「世間を騒がせたかった」や「社会への復讐のため」などとしていた。しかし実際には自身が病弱であること、重度の吃音であること、実家の母から過大な期待を寄せられていることのほか、同寺が観光客の参観料で運営されており僧侶よりも事務方が幅を利かせていると見ていたこともあり、厭世感情からくる複雑な感情が入り乱れていたとされる。
 三島由紀夫は「自分の吃音や不幸な生い立ちに対して金閣における美の憧れと反感を抱いて放火した」と分析したほか、水上勉は「寺のあり方、仏教のあり方に対する矛盾により美の象徴である金閣を放火した」と分析。
 そこに薄幸な娘との恋を絡めた文句の漬け用のないストーリに加え、若かりし頃の松坂慶子の、半端でははい美貌が素晴らしい。今時のアイドルには有り得ない本当の美しさ。
 「きれえ」と江戸言葉で言える。たまたま松坂さんの作品を観たが、以前には佐久間良子さんで作られており、制作側の、凛とした美しさの中に、どこか憂いを含む美人女優を起用したキャスティング選考のセンスを感じる。
 また、夕霧楼女将の浜木綿子が良い。奈良岡朋子、風吹ジュンも存在感があった。ジャリタレ抜きで、こういう映画作ってよ。


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「ぼくの夏休み」。

2012年08月13日 | 映画・ドラマ
 はまっちゃいました。
 祖父の元へ向かう途中、現代から第二次世界大戦真っただ中にタイムスリップした兄と妹が、どうやって生き抜くかを描いた連ドラ。
 これが、まあっ、主役の兄と妹がまどろっこしくって。兄さんはそのうちに事態が分かってくるのだが、妹がとんだ馬鹿娘。といってもそうしないと昼帯のどろどろドラマにはならないからね。
 大人しくしてりゃあいいものを、余計な事を喋ったり、じっとしておられずふらふらしてみたりと、良く分かっていないのだ。といってもそうしないと昼帯のどろどろドラマにはならないからね。なのだが、観ていてまどろっこしい事仕切り。
 そして年頃の3人の若い娘さんが出演していたのだが、女中と医者の養女(看護婦)と女郎。みいんな笑えるくらいに昭和顔。特に看護婦は、大昔の「NHK少年ドラマシリーズ」に出て来そうな古い顔で、「この人何者だ」と観ていたら、エグザイル系のダンスユニットなんだってね。しかもリーダー。ふむふむ。さすがに化粧すると今風だ。スタイルも良いし。だが、この戦時中の女子大生代表的な顔は、時代的にははまったな。
 とにかく、昼メロだから、えぐくなくてはならないとばかりに、無理やりえぐ味やお色気シーンを盛り込んでいる感は否めないが、そうしないと歴代の同帯連ドラに負けちゃうからね。
 と、まどろっこしい第一部が終わったら、急にアロハにカンカン帽で、金鎖の粋な兄さんが登場してびっくり。しかも、それが、あの貧乏ったらしかった和也と分かって、「どっかーん」。
 「何時の間に金回りが良くなったんだーっ」。と思ったね。てっきり現代に戻ったかと思っていたが、戦後を生き抜いた訳だ。何故か、茨木から東京に出て来ていたけど…東京は空襲で相当なダメージ受けてたけど…兄だけでなく妹まで…。といってもそうしないと昼帯のどろどろドラマにはならないからね、
 そうそう、多分女郎屋で知合って一緒に逃げた娘だと思うけど、こいつもまた面倒臭そうな娘だ。
 ということで、今後の展開がもの凄く気になるドラマで、この夏目が放せない「ぼくの夏休み」。は「我が夏」にもなった。和也の金魚のアロハが欲しい。



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「大奥 百花繚乱」。

2012年08月13日 | 映画・ドラマ
 家光の純愛に、側室の嫉妬が入るってな話。
 感想としては、「低予算で、よく頑張った」。 低予算で、少ないキャストで作らざるを得なかったのは分かるが、将軍に付き人のひとりもいなく、奥女中もお鈴だけってのもねえっ。
 物語の繋がりも、所作も、衣装も、設定、台詞もめちゃくちゃで、もはや時代劇の枠では語れないが、思うに、脚本家なり監督なりは、宇江佐真理さんの「雷桜」を読んだな。
 そもそも、、江戸城内にある将軍以外男子禁制の“裏大奥”って設定は何だ? 大奥が男子禁制じゃないのかい? しかもわざわざ裏大奥とした意味が全く感じられず。下働きのおはした女中が働くようなところに、将軍様はのこのこ行かないねえ。更に、おはしたから部屋子になったお鈴って女中。名前もそのままなら、衣装は既に中臈もしくは老女なみ。
 このお鈴ってえのがまた曲者で、自分でお春を陥れる為に出生を探っておいて、そして自分で毒饅頭を用意しておいて、「お玉の方様の企みです」だなんて。それがお玉に罪を擦り付ける為ではなく、お春を救う為に真剣に言っちゃって。
 側室が城を出られる訳はないのだが、それでも側室を辞退したお春の髪型も、奥女中の髪型の侭。あんな百姓いないわな。
 そうそう、奥女中の帯の矢の字結びもね、城内では右が上ですよ。城の外に出る時は左ねっ。
 所作指導も時代考証も入らなかったのでしょうね。ただ、こんなちょっとした時代劇ファンにさえ分かる間違いが平然となされているのはいかがなものか。やはり金を取る作品を世に出すなら制作側にも少しは学んで欲しいもの。
 けど、大奥ものといったら、ヒロインは将軍の側室になるのが嫌で嫌で、「これじゃあ、天下の将軍様は、日本中の嫌われ者だ」。だが、相思相愛は良いんじゃない。
 いやあ、「百花繚乱」ってタイトルが更に痛い。大奥でなく家光でなければ、もう少しましになったのに。小さな藩主じゃ、インパクトに欠けるか!
 そうそう、「大河ロマンシリーズ三部作」のひとつだそうです。「男女逆転 吉原遊郭」は昔観たな。
 久し振りのドラマでしたが、爽やかなコントのようでした。

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