天気予報どおり、午後になると雨が降り出した。
しかし、降るかと思えばあがったり、はっきりしない。
昨日、○○タイムスという 「週間・無料」の小さな新聞に
『忘れまい 6.29豪雨』と題した記事があった。
1999年6月29日に集中豪雨でたくさんの犠牲者を
出した、広島市近郊の地区で慰霊祭があったという内容。
この日のことはよく覚えている。
山間部の職場に通っていた時で、朝はたいした事なかった雨が
昼ごろから猛烈な雨になり、勤務場所の地域の川も
氾濫しそうになった。
通勤経路にあるトンネルが午後から通行止めになり、一時は
帰れないかと思った。しかし、別ルートは大丈夫というので
遠回りして帰ったが、途中のダムのあたりで、小学生が
川に流されて不明という事を聞いた。
その夜、初めてといっていいくらいだったが、夫 と二人の娘
計三名が一緒に帰ってきた。
JRがストップするという事で、早くに帰宅しようとした。
途中 ストップして代わりのバスでひと駅運んでもらう時
三人は出会った‥とそれぞれが言った。
ぎゅうぎゅうのバスに乗るとき、しっかり物の長女は
素早く乗って、妹を呼び、父親にも
「お父さん、こっちこっち早く」と、仕切ったらしい。
「も~、お父さんは、あの時乗らんかったら
帰れんかったんよ」と娘。
「そ~ゆうても、ぎゅうぎゅうじゃったから、
入るのは悪いと思ったんよ」と、父親。
我が家では早くに揃って夕食ができた日でしたが、
水害でたくさんの方がなくなり、以前 ご一緒した上司の家も
被害にあったというのを知ったのは翌日でした。