犬猫と日向ぼっこ

ミックス犬と二匹の猫と一緒に送る毎日の記録と庭の草花の栽培日記。また、旅行先での記録などを綴る。

永遠に忘れられない ひと

2019-10-18 10:23:29 | 夫の思い出

今週末は 秋祭りです。

今年は (といっても最近よく役を受けていますが…)

女性部の役を受けているので 祭り前から 落ち着きません。

御幣づくりや 当日の食事関係の手伝いなど気を使います。

でも、リーダーがいるので安心しています。

 

最近の災害のニュースを見て そして終活の番組を見て

家の中の整理をしておかなくては…と思い立ち

見ないことにしていた夫の書棚周辺を片付け始めました。

 

といっても 長続きしません。

 

昨日と今日で 夫が撮りためていた ビデオやカセットテープを

ゴミ袋に入れ もういらないと思った本や仕事関係のファイルなどを

これまた ゴミ袋に入れ…

 

しばらく見ていなかった 夫の「入院日誌」が出てきたので

それを見て しばらく思い出にふけりました。

 

2013.9.28の日付のページ

 

外科の診察室に入る。

K医師に回すか、O医師から回されたのか。

「どうしてこの外科に来たのか」と、説明を求められる。

どこからここに来たのか…と。

 

不快 とても感じがよくない。

内科から回されたことで 厄介者を請け負わされた感情が

そのまま表情にあり いたたまれない疎外感を負う。

 

この日の“入院日誌”の始まり。

 

このあと 夫が病名を聞いて 手術の説明があった。

 

夫から病名を聞き 後日 娘と三人で話を聞きに行った時にも

とても感じが悪い対応だった。

「もう、本人に話したから 言うことはない」と。

 

 

もう18年前のことなのに …

 

この冷たい対応をした 外科医師 存命だろうか…

あなたは 夫のことをたくさんの患者の中の一人として忘れても

私には 永遠に忘れられない人です、あなたは。

 

 

 

 

 

 


「盤上の向日葵」を観て

2019-10-01 17:46:37 | 夫の思い出

今年は去年より柿が少なく 今日38個焼酎漬けにしました。

合計200弱

隔年が普通なのに 我が家の木は 毎年よく実をつけます。

 

作業が終わりひと安心。

午後は 録画しておいた

「盤上の向日葵」の最終回を見ました。

 

図書館で以前この本を借りた時

将棋がわからないので 読みかけで返しました。

 

ドラマで見たので また、借りてきて

ぼちぼち読もうと思っています。

 

夫がいた頃 日曜のお昼はNHKの将棋番組を

よく見ていました。

私は 面白くないなぁ~と思っていました。

 

もし、元気でいたら このドラマを

楽しみに観ていたと思います。

 

あの頃「あんたも やったらどう?」と

私に言っていましたが

当時は時間がありませんでした。

 

いまなら 教えてくれたら…というかも。

でも、喧嘩の種になるかな?

 


ポケベルの思い出

2019-09-30 17:16:26 | 夫の思い出

蒸し暑い日が続きます

散歩の途中で出会った花の 小さな苗を持って帰り

植えました。

柿の木の下で咲いています。

 

今日も 柿作業。

本日は60個です。

 

ポケベルが廃止 というニュースを聞きました。

 

ポケベルでの思い出は

悲しいものです。

 

夫の手術で 手術室からの呼び出しに使われました。

 

待合室で 持っていたポケベルのベルが鳴り

慌てて 手術室に行き 手術着に着替えて

看護師さんに肩を抱かれ 手術台で眠っている夫の元へ…

 

もう 17年前のことなのに ついこの間のよう…

 

 


今日は夫の誕生日

2019-09-07 12:22:35 | 夫の思い出

お昼のニュースを見ていたら

「拉致被害者の 松本京子さんが今日 71才の誕生日を迎える」と

アナウンサーが言っていました。

あの国で どのように過ごされているのだろうか…。

 

今日 71才と言えば…亡き夫も今日で71才。

元気だったら いいじいちゃんになっていたと思うけど

残念ながら じいちゃんと言われる前

“おじさん” と言われるころに旅立ちました。

 

元気だったら 孫を連れて 

カープ観戦 などに張り切っていったのに…

 

出かけた娘が 

おとうさんにケーキを買って帰るといって出ていきました。

 

 


がん遺族調査の記事から

2018-12-26 12:49:42 | 夫の思い出

 

今年もクリスマスが終わり もうすぐお正月。

 

今日の新聞に 「がんの遺族調査」という記事がありました。

終末期を過ごすがん患者や介護する家族に

厳しい状況がある…と。

 

夫が闘病していた16年前 緩和ケア病棟ができ始め

もう少し早ければ…と私は思いました。

 

幸い 夫はホスピスの会の紹介で 公立病院に

入院し 緩和ケア病棟ではありませんでしたが

看護師さんや医師からやさしく接していただきました。

 

当時 自宅に帰ることも可能と聞きましたが

夫が嫌がりましたし 私も自宅で夫の看護をすることに

不安がありました。

 

今日の記事に 夫を病院で亡くした女性が

「夫の治療を病院に任せられたので 夫と向き合う時間ができた」

と話していました。

それを見て 私もそうだったなぁと思いました。

 

その記事の女性は 夫が亡くなった後 周囲の人から

「家に帰りたかったでしょうに」とか言われたと。

 

時々 在宅で看取った記事を見ることがありますが

そうできるのは まれだと思います。

 

一人ひとり ひと家族ごとに 状況は違います。

 

お悔みのあいさつのように

「お家に帰りたかった…」と言われると

残されたものは自分を責めることになります。

 

16年たっても 患者と家族 そしてその心のケアは

まだ難しいようです。