「kは底aの自然対数に等しい1」では、底aと底eの対数の級数表示の比較からk=log aになることを見た。こんどは、はじめの設定

から、k=log aになることを見ておこう。

ここで、ω>0、
>1である。
(1)
とおくと、
→0のとき、
→1である。したがって、h→0である。
(1)式で両辺の対数(底a)をとると、

である。また、
-1=hである。
したがって、
(2)
である。ここで

だから、(2)式は

となる。
したがって、k=log aである。

から、k=log aになることを見ておこう。

ここで、ω>0、


とおくと、


(1)式で両辺の対数(底a)をとると、

である。また、

したがって、

である。ここで

だから、(2)式は

となる。
したがって、k=log aである。