対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

kは底aの自然対数に等しい2

2020-10-12 | 指数と対数
「kは底aの自然対数に等しい1」では、底aと底eの対数の級数表示の比較からk=log aになることを見た。こんどは、はじめの設定
  
から、k=log aになることを見ておこう。
  
ここで、ω>0、>1である。
     (1)
とおくと、→0のとき、→1である。したがって、h→0である。

(1)式で両辺の対数(底a)をとると、
  
である。また、-1=hである。
 したがって、
      (2)
である。ここで
  
だから、(2)式は
  
となる。
 したがって、k=log aである。