対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

kは底aの自然対数に等しい1

2020-10-09 | 指数と対数
 底aと底eの対数はそれぞれ次のようだった(底eのeは省略)。
  
  
 ここで、1+x=aとおくと、
  
  
である。したがって、k=log aとなる。kは底aの自然対数に等しい。
 これを任意の指数関数
  
  
に入れると
  
  
となる。これが一般的な指数関数の冪表示と級数表示になる。

他方、任意の対数関数
  
に、k=log aを入れると、
  
となる。これが任意の対数関数の級数表示と自然対数の関係である。特に、a=10のとき、すなわち常用対数と自然対数の関係は次のようになる。
  
となる。ここでlog10の値は以前見たように、2.30258…である(1/log10は0.43429…となる)。