「踊るのか、跳ぶのか。」をひさしぶりにHTMLで作成し、ホームページに見出しを作った。また、「オイラーの公式と弁証法」(PDF)の見出しも作った。いま取りあげている自選記事は次の4つである。
踊るのか、跳ぶのか。
跳ぶのか、踊るのか。――ロドスはマルクスの薔薇
「光の電磁波説」の誕生
オイラーの公式と弁証法
対話とアウフヘーベン
やっと、終わった。
ひらがなの表現を、
あれとこれと
ひらいて つないで
ふたつを ひとつに
むすぶわざ
から、
あれとこれと
むすんで
ひらいて
ふたつを
ひとつに
つなぐわざ
へ改めた。これは、最初の定式(ホームページの色紙)
あれとこれと、
ひらいて、むすんで、
ふたつを、ひとつに、
つなぐわざ。
とも違っている。最初の定式は、「むすぶ」に混成モメントの形成を対応させていた。2番目の定式は「つなぐ」と「むすぶ」を入れ替えたものである。「つなぐ」の結合の度合いが、「むすぶ」より小さいと思えて、「つなぐ」を混成モメントに対応させたのである。こんどの定式は、「むすぶ」を選択と対応させ、弁証法の始まりに置いた。「ひらく」が混成の過程に対応する。「つなぐ」が統一に対応する。原型にもどったことになる。
ひらがな弁証法は、弁証法から矛盾を取り除き、対話を取り入れている。ヘーゲルと対照すれば、矛盾と止揚ではなく、対話と止揚の弁証法である。
ひらがな弁証法2010
第4章 終局――ひらがな弁証法
5 ひらがな弁証法
あとがき
参考文献
田坂広志氏は『使える弁証法』(東洋経済新報社 2005年)で、「割り切らない」ということ強調している。そのためもあってか、田坂氏の弁証法には、「矛盾」と「対話」が同居しているようであった。
わたしたちは、ヘーゲルの弁証法(「矛盾」と「止揚」)に対して、複合論(「対話」と「止揚」)を提起した。矛盾律を前提にして弁証法を考えてきたのである。「弁証法」と「矛盾」は関係ないのでである。ようするに、わたしたちの弁証法は、田坂氏の弁証法とは違っているのである。わたしたちは、「矛盾」と「対話」の関係について、「割り切り」を実行していることになる。
第4章 終局――ひらがな弁証法
4 正々反合
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光を電磁波と同じだと考えるマクスウェルの思考過程に、弁証法の構造を指摘することができる。
第4章 終局――ひらがな弁証法
3 マクスウェルの弁証法
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アインシュタインがソロヴィーヌへ送った手紙のなかで示した思考モデルを基礎にして、わたしたちは弁証法のモデルを示した。
アインシュタインの思考モデルは、興味深かった。
自己表出と指示表出の軸、悟性と理性の関係、「論理的なもの」と「経験的なもの」の違い、下向(原理の発見)と上向(構成的努力)、発見的思考(伊東俊太郎)とテマータ(G・ホルトン)の関係などを鍛えることができた。
第4章 終局――ひらがな弁証法
2 弁証法の図解