先日、友人と有馬藤太の、戊辰戦争時の役職について話したのですが（本人は副参謀を自称）、整理の為にも、自分の考えを書かせて頂きたいと思います。
— 大塚進也@三十一人会編集＆広報 (@tukaohtsu) 2017年5月3日 - 01:05
まず、新政府軍の人事の特徴について。諸藩兵の連合軍だった新政府軍ですが、それぞれの藩兵はその藩主の私兵であり、他藩の者が命令するのは困難でした。そこで新政府は、これぞと言う藩士を朝命で参謀・軍監に任命しました。
— 大塚進也@三十一人会編集＆広報 (@tukaohtsu) 2017年5月3日 - 01:13
こうして任命された参謀・軍監は明治天皇の権威により、それぞれの藩主により指揮権を委譲された各藩の総括隊長を飛び交えて、各藩の藩兵に命令する建言を得ました。これは、あくまで諸藩兵の寄合い所帯に過ぎなかった、奥羽越列藩同盟と比べると、指揮権が統一されていた強みがありました。
— 大塚進也@三十一人会編集＆広報 (@tukaohtsu) 2017年5月3日 - 01:18
有馬藤太と言えば、新選組の近藤勇を捕縛した事で有名ですが、その原因は宇都宮藩が、近隣に会津藩兵が出兵して圧力を掛けられたのが始まりです。会津藩の脅威を受けた宇都宮藩は、江戸に進駐していた新政府軍に援軍を要請。これを受けて、東山道軍は香川敬三に宇都宮への援軍を率いさせます。
— 大塚進也@三十一人会編集＆広報 (@tukaohtsu) 2017年5月3日 - 01:24
この時、香川は朝廷から（大）軍監に任命されており、前述の様に朝廷の権威により、彦根・須坂・岩村田・旗本岡田家の他藩兵を率いて、宇都宮へ出発します。そして有馬は、この香川隊に所属していました。
— 大塚進也@三十一人会編集＆広報 (@tukaohtsu) 2017年5月3日 - 01:30
こうして宇都宮目指して北上する香川隊でしたが、行軍途中に流山近郊の田中藩陣屋から、流山周辺に幕府兵が駐屯してるので、援軍要請をされる事になります。この時駐屯していたのが、近藤勇率いる新選組であり、援軍要請を受けて有馬が、香川隊の一部を率いて流山に向かいました。
— 大塚進也@三十一人会編集＆広報 (@tukaohtsu) 2017年5月3日 - 01:34
この後の近藤捕縛の顛末は割愛しますが、あくまで有馬は香川隊のスタッフに過ぎず、副参謀を自称していますが、香川の様に朝廷から公式な役職に任命されたとの記録は見当たりません。確かに流山に派遣された部隊を率いているものの、それは朝廷から権限を与えられたのではなく、
— 大塚進也@三十一人会編集＆広報 (@tukaohtsu) 2017年5月3日 - 01:39
あくまで軍監の香川から、一時的に諸藩兵の指揮権を委譲されたに過ぎず、朝廷任命の参謀や軍監では無かったと言うのが私の考えです。「副参謀」を自称していますが、強いて言うならば「副軍監相当」と言うのが、実情に近かったのではないでしょうか。
— 大塚進也@三十一人会編集＆広報 (@tukaohtsu) 2017年5月3日 - 01:42
@KeisarSan 銀河老人伝説は、ビュコックとメルカッツが主役ですね、是非見たいです(´∇`)ﾉ
— 大塚進也@三十一人会編集＆広報 (@tukaohtsu) 2017年5月3日 - 23:02
くすはらゆいさんのコラムが読みたくて、今月も某誌を購入。コラム中にラジオとは、どんどんバリエーションが増えていきますね(^^;)
— 大塚進也@三十一人会編集＆広報 (@tukaohtsu) 2017年5月3日 - 23:35