歴声庵

ツイッター纏め投稿では歴史関連(幕末維新史)、ブログの通常投稿では声優さんのラジオ感想がメインのブログです。

米沢日帰り紀行

2008年03月20日 21時16分26秒 | 登城記・史跡訪問
 先日少し書かせて頂きましたけれども、折角仙台に滞在しているのですから、先週の土曜である3月15日に隣県である米沢に行ってきました。仙台には雪が殆ど残ってなかったので、米沢も雪は溶けているだろうと思っていたら、道路には雪は無いものの、道から外れればまだまだ雪が積もっていました。う~ん同じ東北でも、太平洋側と日本海側では全然違うと実感した次第です。
 まあ今回の目的は米沢市立図書館に所蔵されている史料の閲覧だったので、雪が積もっていても支障は無かったのですけれども、墓参に訪れた甘粕継成と斉藤篤信の墓が雪に埋もれていて、墓参出来なかったのは残念です。
 
 そのような訳で史跡巡りが出来ない状況だったので、史料閲覧の為に早々に市立図書館を訪れました。幾つかの史料を閲覧させて頂きましたけれども、今回最大のお目当てだったのは戊辰北越戦争に参加した松木幾之進隊の日記です。この松木隊の日記は新潟県史の資料編にも収録されているのですけれども、一部を抜粋しての収録だったので、今回全編を読みたいと行ってきました。米沢藩兵各小隊の日記としては、大津英助隊と徳間久三郎隊の二つは所持しており、弊サイトの北越戦争の記事ではこの両小隊の日記を活用しています。ただ大津隊と徳間隊が戦っている戦線以外では、戦闘の詳細が判らなかったので、今回松木隊の日記を読む事により、大津隊と徳間隊が参戦する戦線以外の、戦線の詳細が判ると嬉々としていました。
 しかし、いざ松木隊の日記を読んでみると、虫食いページ破れ以前に、あまりにも達筆なので一見しただけでは何と書いているか判りません(汗) なるほど新潟県史が抜粋でしか掲載しなかった筈です、読める所だけ抜粋したと言う事だったのですね(汗) そんな訳で折角手に入れた松木隊の日記ですけれども、活用するにはまず解読から始めないといけないようです(汗) 

 さて長く続いた研修も明日で終わりです。ホテル暮らしに流石に疲れてきたので、ようやく帰宅出来るとホッとしています。何はともあれ、次の更新は自宅から行なえると思います