2012年最初の登山は、tamiとうちの旦那さんと私の3人で、川棚町にある虚空蔵山へ登ってきました~なぜこの山を選んだのかというと、まだ自分たちだけで大きな山に登るのには不安があるし、旦那さんの体力を考えるとちょうど良いのがこの虚空蔵山なのです。上の写真は『2012』と体を使って表現したかったのですが、『12』担当の旦那さんはなんだか行き倒れ寸前の旅人のような姿に…今見るとまるでこれからの登山を予期するかのような姿でちょっと笑けてきます
前回の虚空蔵山トレッキング(その1、その2)では木場登山口から登ったのですが、今回はルートを変えて岩屋登山口から登ることに。さて、準備運動をして早速登りましょう!
先頭はtami、二番目は私、三番目は旦那さんの順番で登ります。登山道もちゃんと整備されているので、迷うこと無く進んでいきます。
15分程で『犬の墓』に到着~しかし、犬の墓とは何ぞや??立て札には
旧藩時代、猪狩りがあったとき、フランという犬が猪を追って岩から飛び降りて死んでしまった。そこでここに犬の墓をつくったと伝えられ、この辺の字をフランという。
と書いてあります。どうやらここにあるのはフランという犬のお墓のようですが、最後の『この辺の字をフランという』の意味がよく分かりませんこの辺り一帯が『フラン』と呼ばれているということでしょうか
たくさんの石が積まれている場所を発見願掛けでもしているのかなぁ
道すがら立派な大木にも出会いました。長い時間をかけて変形したアカガシの木は森の主の様相を呈しています
道しるべに従って山頂を目指します。あとどのくらいで登れるかな~?
この辺りは登山というよりは遊歩道を歩いている感じ。これなら小さいお子さんでも登れそうです
ふと気がつくと、旦那さんが後ろの方でふーふー言いながら立ち止まっていました私とtamiはいつものペースで歩いていたのですが、旦那さんにとってはかなりのハイペースだったようです
ヘロヘロになりながらも一歩ずつ歩みを進める旦那さん。山頂はもう目の前だよ!頑張れ~
登山口から歩くこと約50分、虚空蔵山山頂(609m)に到着~!ちょっと霞んではいましたが、なかなかの絶景です
登頂後、さっそく山頂でランチタイム。tamiが持ってきてくれた金箔入りのお吸い物でお正月気分を味わいつつ、おにぎりとカップラーメンでお腹を満たします。
山頂の祠もお正月バージョンに装飾されていましたどなたかがきちんと管理されているのでしょうね
途中ヘロヘロだった旦那さんも山頂では満面の笑顔。登頂の喜びを一緒に共有できて本当によかった今年はもう少し高い山に登れるように頑張ろうね!
下山途中の森の中。整然と並んだ杉の木が無数の直線を描きます。
おや?この森にもこだまが住んでいるのかな?自然の営みによって偶然できた模様が、私にはもののけ姫に出てくる『こだま』の顔に見えたのでした
根っこから倒れてしまった木。いったいこの木に何が起こったのでしょう?
こちらは『悠久の泉』。泉に落ちた葉はもうすでに色を失っていましたが、紅葉の時季に来たら真っ赤な紅葉の葉が泉に浮かんできれいでしょうね~
帰りはなんと30分ほどで下山しましたなんだかあっという間だったなぁ~でもまだ山に慣れていない旦那さんにとってはちょうど良い距離だったように思います。これからもこの調子であちこちに引っ張りださなければ~
ここで虚空蔵山に関する豆知識をちょっと。登山口にあった説明板によると、ここ虚空蔵山は半径4kmの円形のコニーデ式火山なのだそうです。コニーデとは成層火山のことで、中心火口から吹き出した熔岩流と火山砕屑物が交互に積み重なってできた円錐形の火山をそう呼ぶのだそうです。ちなみに日本を代表する富士山もコニーデなのだそうですよ。今は活動しているようには見えませんが、太古の昔にはこの虚空蔵山も噴火を繰り返していたのでしょうね~この山自体が自然の力によって形成されたのだと思うと、自然の威力に対して畏敬の念を覚えずにはいられません。
さて、虚空蔵山登山から幕を開けた2012年の登山ライフ。1月はこの他にT小登山隊の登山が3回もあったのですが、悲しくも仕事が入ったり体調を崩したりで一度も参加できずに終わってしまいました その代わり…と言っては何ですが、2月11日(土)の久住登山はお天気にも恵まれて最高の景色を堪能することができました今まで見た中で最も素晴らしい景色だったようにも思います。その様子はなるべく早いうちにアップしたいと思いますので、乞うご期待!
今日はそろそろ床に就きたいと思いますではでは皆様、おやすみなさい