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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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藤沢秀行師の棋譜解説/風鈴会

2009-05-11 22:58:22 | 囲碁

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昨日(5/10)は定例の「風鈴会」の日。
講座の内容は当初の予定を一部変更して、5/8に亡くなられた藤沢秀行師の棋譜2局の解説がありました。
時の話題に合わせた講座ということで、意義ある内容でした。

秀行師の棋風は「異常感覚」という評価がありますが、解説の2局は本格的で地にこだわらず、あくまで手厚い内容でした。
戦後三羽烏(藤沢秀行、山部俊郎、梶原武雄)などと呼ばれた時期がありましたが、「昭和は遠くなりにけり」ということでしょうか。

もう一局は講師・鈴木プロの若い頃の棋譜解説。一本調子の攻めの碁でしたが、最後まで方針を貫くことが大切ということでした。
この頃の「攻め」中心の棋風は師匠(故・加藤正夫名誉王座)ゆずりとのことですが、なるほどと思いましたね。

   ◇   ◇   ◇

講座のあとの一般対局は1敗1勝。
●1局目は韓国のOさん、互戦の先番。秀行師にならって手厚く打ち進め中盤までは気分のいい展開でしたが、後半、模様にほころびが出て大敗。この敗戦で降段です。
○2局目は先輩らしきH鎌さん、向こう先の白番。本局もじっくりと厚味を生かして進行、相手の薄い地模様を食い破って優勢となりました。

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玉村町囲碁会/2009年5月、月例大会

2009-05-09 21:23:33 | 囲碁

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今日(5/9)は町内の囲碁月例会、参加者は25名でした。
優勝(4連勝)はA井さん、いつも安定した成績を残しています。本会の中では若手で役場に勤務と聞いています。

私の成績は○○●●の2勝2敗、最初に2連勝しているので3位になりました。
3局目、4局目になると、雑な打ち方になってします。反省。

   ◇  ◇

第1局目の碁は、地元の上毛新聞の囲碁欄に掲載して頂けるということで、記者(K悦さん)の記録付きです。
地方紙とはいえ、読者に恥ずかしい棋譜を見せるわけにはいきません。緊張しますね。

相手は本会役員のO原さん、私の常先です。
あらかじめ先番と決まっていたので、今朝1時間ほど「結城聡/世界の新手法ガイド」という棋書を読み返して、本局に臨みました。
序盤は本書のアドバイス通りに進み、厚みで優勢になったと思いました。しかし中盤で紛れ形勢不明でしたが、O原さんの読み違えにより、要石を取り上げゲームセット。幸運でした。

掲載されっるのは4~5ヶ月ほど先とのことですが、白星でホッとしています。

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旬の人、小林千寿・五段

2009-05-08 19:25:28 | プロ棋士

今週の「週刊碁/旬の人」に海外普及に奔走する小林千寿・五段の談話が掲載されていました。

※以下、「週刊碁」より抜粋

「棋道」を発信、日本文化に誇りを

長く海外普及に取り組んできた、小林千寿五段。「文化交流使」なる肩書のもと、都合1年7ヶ月間、これまでとはちょっぴり違うスタンスで海外普及に情熱を注いできた思いを聞いた。

----途中、略----

「ただの碁では・・・」

-海外普及、これで軌道に乗ったといえますか。

「とんでもない。文化交流使というのは自国の文化を知って、相手の文化を知って。それで成り立つ。今現在はお互いにまだ安定していません。
たとえば、ルールを知れば、インターネットで棋譜も詰碁も手に入り、対局もできる時代。若い人はどんどん強くなる。だけど日本の文化の中の碁から見ると、ただの碁。棋道ではない。私は碁ではなく日本で育った棋道を伝えたいですね。
特に今は中国、韓国のプレイヤーたちも世界で教え始めています。今、日本が発信しなかったら勝負だけを争うただのゲームになってしまいますね。マナー、精神性が消えていきます。それについてはかなりの危機感を感じています」

-明るい兆しは?

「日本文化は他の国が簡単に追随できないものばかり。平和な中で何百年もかけて培われたきたわけですから。
もっと自信を持てばいいと思います。世界的にみると日本文化は大人のディズニーランドのように平和で水準の高い楽しい国だと思います」

----以下、略----

    ◇   ◇   ◇

国際棋戦で苦戦を強いられている日本囲碁界ですが、「囲碁」を伝統文化としてとらえる姿勢は共感できます。
しかし、一般の囲碁ファンに「棋道」という精神がどこまで浸透しているか、難しいところがあります。

これまで世界の歴史はパワーゲームの繰り返しでしたが、強弱より精神性や美意識に価値があると思いたいですね。(ちょっと大げさですが・・・)

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少年少女囲碁大会(群馬県)/2009

2009-05-06 22:55:42 | 囲碁

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今日(5/6)は「少年少女囲碁県大会(個人戦)&認定大会」が行われました。参加者は約80名と昨年よりやや微増の状況です。
これは伊勢崎地区の小学生低学年(13路盤戦)の参加者が増えたことで、普及関係者の熱意の結果だと思います。

全国大会への代表決定戦は中学生が小沢君と小林君、小学生は惣蔵君と近藤君に決定しました。
全国大会のハードルは高く苦戦が予想されますが、大会までに研鑽し一つでも上をめざしてほしいと思います。

「少年少女囲碁大会」は個人戦と団体戦がありますが昨年までは団体戦を先に行い、今回の個人戦は後でした。
今年は個人戦を先に行うように変更しました。これは個人戦の参加者の中から、同じ学校のチームを組める可能性に期待したものです。
約一ヵ月後に団体戦が行われますが、多くのチーム(3人/チーム)が参加してほしいものです。

   ◇   ◇

本大会で私は認定状の作成と写真撮影でしたが、フル稼働で疲労コンパイの状態です。
といっても私より先輩の役員の方々が奮闘しているのを見ると、泣き言を云ってはいられませんね。

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大河ドラマ「天地人」/囲碁シーン

2009-05-04 22:08:40 | テレビ番組

昨夜(5/3)放送のNHK大河ドラマ「天地人」で囲碁シーンが見られました。
対局ではなく、直江兼続(妻夫木聡)が碁を並べながら戦術を考えているシーンです。
昨年の大河ドロマ「篤姫」では何度も囲碁シーンが登場しましたが、「天地人」でも囲碁シーンの出番が多くなるといいですね。

このシーンの撮影に当たっては、日本棋院の桑本晋平六段が演技指導をしたそうですが、妻夫木さんはじめ出演者の方々にも関心を持ってもらえると有難いですね。

そういえば先週放送分で魚津城を死守していた上杉家重臣/吉江宗信役の山本圭さんの奥様は小川誠子六段でした。
俳優と囲碁棋士、こんなカップルが増えたら囲碁界も賑やかになりますね。

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G・Wハイキング/沼田・三峰山

2009-05-02 21:11:13 | ハイキング

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    上州・三峰山頂より谷川岳を望む

昨日(5/1)は群馬県沼田市にある三峰山(1,123m)に行ってきました。
「三峰山」という山名は全国各地にあるようですが、ここは群馬県沼田市の「三峰山」です。

河内神社の駐車場から4時間ほどのハイキング・コースですが、時間のわりには標高差も少なく適度なコースといえます。
天気にも恵まれ、途中の松林や新緑の樹木、山頂からは残雪の谷川岳や武尊山が眺められ、快適な山行でした。

   ◇   ◇

ハイキングの後の温泉は登山口より少し離れた、沼田市利根町の南郷温泉「しゃくなげの湯」に寄りました。
思ったほど客も少なく、ゆったりとした気分で温泉気分を堪能しました。

年に3回ほどのハイキングですが、体力トレーニングと自然とふれあいはまたとないリフレッシュです。
それでも昨夜は疲れてバタンキューでしたね。

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