天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第46期天元戦第4局/一力勝利で2-2タイ

2020-12-14 21:00:00 | プロ棋戦

一力勝利でシリーズ成績2-2 タイトルの行方は最終局へ
第46期天元戦五番勝負第4局が12月7日(月)に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で打たれ、一力遼碁聖が井山裕太天元に白番中押し勝ちをおさめ、シリーズは2勝2敗のタイとなった。注目の最終第5局は12月16日(水)に徳島県徳島市「徳島グランヴィリオホテル」で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)
 
「一力譲らず、手厚く盤面を支配」 「井山、見せ場を作れず土俵を割る」
    (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○

最終局に持ち込んだ一力碁聖、鮮やかなサバキで勝利を引き寄せました。
敗れた井山天元、持ち前のパワーを封じられ・・・。

スコア2-2のタイで最終局に持ち込まれた本シリーズ。戦前の予想では魔王・井山四冠の優勢かと思いましたが紛れてきましたね。
井山四冠が王者の底力を見せるか、勢いに乗る一力碁聖が制するか、第5局の行方は・・・?

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今回の対局地は兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」。
淡路島で検索したところ、出身人物に四宮米蔵の名前がありました。

四宮 米蔵(しのみや よねぞう、1769年(明和6年) - 1835年(天保6年)は、囲碁の棋士。淡路国津名郡上畑村(現兵庫県淡路市木曽上畑)出身。賭碁師として全国を遍歴し、阿波の米蔵の名を馳せた。後に本因坊門下、四段。晩年は一生軒無案を号す。跡目時代の本因坊丈和との十一番碁がある。
    (Wikipediaより抜粋)

独学で碁を学び、賭碁師として諸国を巡って三千両以上を稼いだとのこと。
囲碁学に詳しい人は四宮米蔵は知っているでしょうが、一般の人は聞いたこともないでしょうね。
淡路島での知名度もイマイチか・・・。

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