天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第61期王冠戦/伊田防衛、5連覇達成

2020-12-04 21:00:00 | プロ棋戦

5連覇を目指す伊田篤史王冠に大竹優四段が挑戦する、 日本棋院中部総本部所属棋士で争われる第61期王冠戦挑戦手合一番勝負が11月26日(木)に愛知県名古屋市「日本棋院中部総本部」で打たれ、伊田が黒番中押し勝ちをおさめタイトルを防衛、5連覇を達成した。
王冠戦5連覇は羽根直樹九段、島村俊宏九段に並び最多タイ記録。大竹の初タイトル獲得はならなかった。
     (日本棋院HPより抜粋)
 
「伊田5連覇、持ち前のパワー発揮」 「大竹、最年少Vならず」
     (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

王冠戦5連覇の伊田王冠(26)、大模様から攻める棋風で押し切りました。
敗れた大竹四段(19)、シノギ勝負で粘るも息切れか・・・。

この王冠戦は第1期が昭和28年で61期を数えます。本因坊戦(昭和16年第1期)、王座戦(昭和28年第1期)と並ぶ長期棋戦ですね。
ただ、中部限定というのが惜しい・・・。

本局の「週刊碁」解説は柳澤理志五段。局面の解説も分かりやすいのですが、文章が楽しい。
大竹四段のシノギについて、大ブームの「鬼滅の刃」から引用したのが笑えます。
 ・シノギの呼吸・壱の型『いちゃもん』
 ・シノギの呼吸・弐の型『開き直り』
柳澤五段は囲碁の動画配信やイベント企画など多才な活動で囲碁界を盛り上げていますね。

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1年前の記事(2019-12-04):第45期天元戦第3局/許八段が2勝目!

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