第43期名人戦七番勝負第3局が、9月25日、26日に鹿児島市で行われ、白番の張栩九段が井山裕太名人に278手まで4目半勝ちを収めた。張九段はシリーズ初白星を飾り1勝2敗とした。第4局は10月10日、11日に兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」で開催される。
(日本棋院HPより抜粋)
「張栩 井山に完勝、鮮やか精密なヨセ」 「井山、苦しい時間が長かった・・・」
(週刊碁見出しより)
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激戦を制した張栩九段、正確なヨセは本領発揮でしょうか。
敗れた井山名人、本局はやや精彩を欠いたか・・・。
これで対戦スコアは井山名人の2-1とリードですが、次の第4局がターニングポイントになりそうですね。
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今回の対局地は鹿児島県鹿児島市「城山ホテル鹿児島」。鹿児島県での囲碁名人戦開催は初めてだそうです。
今年は明治維新150周年で、大河ドラマ「西郷どん」放送と盛り上がりを見せる中での開催。関係者の喜びは、ひとしおだったでしょう。
新聞解説の高尾九段は、ホテルの露天風呂から美しい桜島と市街地の眺めに【感慨無量】 。「涙が出るほど感動した」とのこと、うらやましい・・・。
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