第36期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負が開幕――。第1局が9月27日(水)に岩手県花巻市の「佳松園」にて行われた。
顔合わせは、藤沢里菜女流本因坊と、挑戦者の謝依旻女流棋聖。結果は、激闘につぐ激闘の末に黒番の謝の中押し勝ち。
(日本棋院HPより抜粋)
「シノギに活路、謝 薄氷の勝利」 「藤沢猛追、あと一歩」
(週刊碁見出しより)
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3年連続の顔合わせとなった本シリーズ、謝さんが里菜さんの勝負手を辛くもシノいで初戦を制しました。
敗れた里菜さん、序盤の展開に甘さがあったようです。
女流の対局は激しい戦いが多いと言われますが、本局もそのようでしたね。
女性は基本的に温和なイメージですが、碁盤に向かうとスイッチが入るのか・・・。
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今回の対局地は岩手県花巻市の花巻温泉「佳松園」。女流本因坊戦では15年連続の開催とか。
初めてこの会場で行われた第22期女流本因坊戦(2003年)は小林泉美女流本因坊 対 矢代久美子五段の対戦で、小林泉美本因坊が3-1で防衛を果たしたシリーズでした。
謝さんはその4年後に女流本因坊を獲得。その後、驚異の7連覇を果たします。
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