井山裕太王座への挑戦者を決める第64期王座戦の挑戦者決定戦が9月8日(木)に日本棋院東京本院で行われた。結果は、2年連続で挑戦者決定戦まで勝ちあがってきた余正麒七段が高尾紳路九段に白番中押し勝ちをおさめ、井山王座への挑戦権を獲得した。高尾の王座戦挑戦手合初出場はならなかった。
(日本棋院HPより抜粋)
「初挑戦だ余!、高尾に堂々の勝利、ポスト井山世代の波」
(週刊碁見出しより)
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余正麒・七段が名人戦を戦っている高尾九段を下し、王座戦の挑戦者に登場。余・七段(21)は関西棋院で台湾出身、期待の俊英ですね。
挑戦者決定戦に敗れた高尾九段。名人戦第1局では実利志向でしたが、本局は厚みを活かせず無念・・・。
前週の「一力、天元戦挑戦」に続き、今週は「余正麒、王座戦挑戦」とフレッシュな挑戦者が続いています。
一力・七段は山下九段、余・七段は高尾九段と平成四天王を倒しての挑戦権獲得です。
年下の挑戦者を迎え撃つ井山七冠のコメント「簡単にはタイトルを渡さない」、余裕か・・・。
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