第57回NHK杯囲碁トーナメントは、3/21に決勝戦が放映され、結城聡九段が井山裕太名人に黒番3目半勝ちし、2年連続2回目の優勝を果たした。井山名人の初優勝はならなかった。
(日本棋院HPより抜粋)
「結城連覇、順風満帆に仕上げ、史上3人目の快挙」、「井山、最年少Vならず、記録は来期に!」
(週刊碁見出しより抜粋)
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連続優勝の結城九段、本局では序盤で厚みを築き、その後は巧みな打ち回しで勝利しました。
本棋戦の二連覇は坂田栄男名誉本因坊、依田紀基九段、そして今回の結城九段の3人だそうです。
早碁棋戦では数度のタイトルを取りましたが、7大タイトルへは今一歩のところで涙を飲んでいます。次の飛躍を期待しましょう。
惜しくも準優勝となった井山名人、結城九段の気合に押され気味のようでした。
結城九段と井山名人は6月の「テレビ囲碁アジア選手権」に日本代表として出場、健闘を祈ります。
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テレビ棋戦では、棋士の表情や仕草に独特の個性が見られます。
井山名人は石を盤上に持ってきて、一呼吸おいてから打ちます。名人だからサマになっていますが、ザル碁党が真似すると「もったいぶって」いるようで、嫌味に見られます。
一方の結城九段は無造作に石を盤上に置きますが、もう少し格好をつけた方がプロらしく見えますね。