謝依旻・女流名人に向井千瑛・四段が挑戦していた「第22期女流名人戦三番勝負」の第2局は、謝先勝のあとを受けて3月10日、東京都千代田区の「日本棋院」で行われ、黒番の謝が2目半勝ちした。この結果、謝が2連勝で防衛を決め、3連覇を果たした。
両者知力の限りをつくしての戦いが続いたが、最後は謝が難戦を制してシリーズに決着をつけた。
(産経囲碁Webより抜粋)
「謝依旻 V3、向井を破り花咲く笑顔」、「攻勢 向井に失意の一着」
(週刊碁見出しより)
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謝・三冠、強いですね。これで女流名人戦は3連覇、女流本因坊戦でも3連覇と他を寄せ付けません。
「週刊碁/ウロ烏鷺戯評」では「新・鉄のゴールキーパー」とありますが、納得せざるをえませんね。
一方の敗れた向井挑戦者、残念でした。
中盤までは互角の勝負だったと思うのですが、謝さんのプレッシャーと時間との戦いに無念の敗退でした。
国内女流棋戦では謝さんの独走状態ですが、どこまで突っ走るか。ストッパーとして誰が浮上するか。
いずれにしても謝さんに勝る「勝負強さ」がポイントでしょうね。
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女流棋戦ではダントツの謝さんですが、男性棋士をまじえた一般棋戦となるとまだまだのようです。
何が違うのでしょうか。何か一つの事柄を追求する脳の機能が根本的に違うのかも知れませんね。
昨今は男女同等の考え方が浸透していますが、人体の特性として男女の役割分担はあってしかるべきと思いますが・・・。