将棋棋士の渡辺明竜王(22)が3月21日、コンピューターソフトと対戦し、快勝した。将棋のタイトル保持者が公の場でハンディなしにソフトと対戦するのは初めて。
渡辺竜王に挑戦したのは昨年5月の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した将棋ソフト「ボナンザ」(保木邦仁さん開発)。実力はアマ六段レベルとされる。
終局後、渡辺竜王は「思ったよりも強くてびっくりした。実力がプロに迫るくらいまできていると認めないといけない」と話した。米長会長は「渡辺竜王が負けることも予想した。ほっとしたというのが本当の気持ち」と話した。
(朝日将棋Webより抜粋)
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チェスでは世界チャンピオンがコンピュータに敗れて世界的なニュースとなりましたが、将棋ソフトも予想以上に進化しているようです。
一方、囲碁のソフトはまだアマ初段未満ということでそれほど話題になっておりませんが、序々にレベルアップしていくことは間違いないでしょう。
ただコンピュータと対戦して面白いか、というとどうでしょう。棋力アップのトレーニングとして有効な手段となりそうですが、対戦しての面白味は希薄なように思います。
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ところで「ボナンザ」といえば、1950~60年代のTV西部劇を思い出します。
まだTV放送が間もない頃で当然白黒TV。日本の時代劇にくらべて新しい風が若者(団塊世代)に受け入れられたと思います。
「シャイアン」、「ブロンコ」、「ローハイド」、「ララミー牧場」等などTV西部劇を楽しみにしていましたが、親の世代には受けいれられず、チャンネルを奪われて悔しい思いをしていました。
西部劇といえば映画でも数々の名作が生まれましたが、最近ではめっきり少なくなりました。
一方、日本の時代劇は評価の高い作品が作られるようになり、見直されつつあります。嬉しいことですね。