先日、NHKのTV番組「ためして合点」で高齢者の交通事故対策を解説していました。
高齢化による「脳」の衰えと関係があるという話で、加齢により「視野が狭くなる」、「判断力が低下する」ことから交通事故につながるということでした。
「年をとると視野が狭まる理由」
光は目の網膜で電気信号に変換され、脳に運ばれます。しかし、そのすべての情報を処理すると容量オーバーになってしまうため、脳では映像の一部を選んで処理しています。年をとると処理能力が衰えるため、視野が狭くなってしまうのです。
「判断力が低下する理由」
脳には「前頭前野」と呼ばれる部分があり、判断や割り振りなどを担当しています。しかし、加齢とともに前頭前野の能力が衰えると、判断や割り振りに時間がかかるようになります。
この機能低下の対策として、脳トレーニングと危険予測トレーニングが有効だそうです。
・確認作業は感覚ではなく、ちゃんと左右に顔を向けること。
・運転に集中できるように危険予測をする。
車を運転すると街は車だらけ、事故が起きないのが不思議くらいですが、できる限り工夫し「事故に遭わない、事故を起こさない」ように心がけたいと思います。
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囲碁の能力も加齢とともに、視野が狭くなり判断力が低下します。
私自身もその傾向をヒシヒシと感じるようになりました。
対策としては「時間をかけて視野を広く眺めること」、「直感だけに頼らず、しっかりと確認作業をする」ということでしょうか。
昨日のブログは「直感の7割は正しい」という内容でしたが、趣味の世界とは違い現実はきびしいものがあります。