ゲストハウス・プリ / Guest House Puli

日月潭、廬山温泉、合歓山(登山)等へ向かう拠点になる町≪埔里≫で生活する日本人オーナーの個人日記。

⑤ 久しぶりの休暇(三泊四日)で出動して来ました。≪南部紀行最終回≫

2022年12月29日 | 名所案内

土魠魚羹(サワラのチップ入りの餡かけスープ)
今回の南部旅行で特に美味しかった料理です。
私が南部へ行くと必ず食べる料理は、この土魠魚羹と溫體牛(堵殺後冷凍処理などをしていない新鮮な牛肉)です。



土魠魚羹は、私の住んでいる埔里でも食べる事ができますが、本場(台南)の味は又格別です。


【鹿耳門天后宮】



台湾最大の ’ 媽祖廟(海の守り神・媽祖を祭る廟)’ 。
以前から一度は訪れたいと思っていた場所です。
今回は’弟子の遊び人の游さん’が案内してくれました。


【鹿耳門 / 海岸の形が鹿の耳の様な形状をしている事から名づけられました。】

鄭成功が台湾を占領していたオランダ軍を追い払う為に軍隊を引き連れて上陸した場所(鹿耳門)。

この建物は、鄭成功の母親を奉っています。以下内部の様子。



鄭成功の母親の名前は’田川さん(日本人)’だったんですね。



【丹丹漢堡】




このお店は南部限定でチェーン展開しています。
メニューがとても面白く、『様式+台湾式』と言う様にミックスのメニューがほとんどです。
『ハンバーガー+台湾麺線』なんて言う組み合わせもあるんですよ。


【台南での夕陽】

安平から更に進んだ場所から見る夕陽は本当に素晴らしい。


【牛墟市場】

元々は、1870年から始まった農業用の牛を取引する市場でした。
今では需要がある溫體牛(堵殺後冷凍処理などをしていない新鮮な牛肉)の卸売り場みたいになっています。
もちろんこちらの市場でも溫體牛を頂くことができます。
現存しているこの市場は台湾全土で三ヶ所だけ。
私たちが訪れた『善化』以外にも『台南鹽水』『雲林北港』が現存しています。
行かれる人は、月に何日かしかやっていないので調べてから行かれた方が良いですよ。


溫體牛です。堵殺されたばかりの肉なので、赤身肉は本当に鮮やかな色をしています。(冷凍物とは違いますね)。




私の個人的な見解では、肉は大きく分けて二種類に分類できると思います。
1. 普段食卓で食べている肉(冷凍処理等を施して暫く寝かせて肉を熟成させている)
2. 溫體牛:新鮮さ重視なので、熟成肉とはちがった美味しさが味わえる。
≪どちらも美味しいですね。≫



サバヒー。


イノシシ肉も売っていました。


土魠魚 (さわら)ですね。台湾近海でかなり捕れます。特に澎湖島では水揚げが多いです。



ボラ。お腹の中には卵(干してカラスミになる)がたくさん入っています。




今回の『南部紀行』は、いろいろな所へ行けて、沢山の美味しい食べ物も食べれて本当に良い時間を過ごせました。

私の無理な要求にずっと付き合ってくれた ’ 弟子認定 / 遊び人の游さん ’ には、本当に感謝の気持ちを伝えたい。


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④ 久しぶりの休暇(三泊四日)で出動して来ました。

2022年12月26日 | 名所案内

【早朝の孔子廟 台南市】
今月初めに訪れた『南部紀行』の続きになります。
昨今、コロナ禍もほとんど解除された状況なので、本来は、埔里の宣伝をしなくてはいけないのですが、
台南が余りにも素晴らしかったので、やっぱりブログで紹介する事にしました。
台南には私の友人のハム氏が経営する日本人宿『ゲストハウス・はむ家』があるので、台南で宿泊される方には
おススメの宿ですよ。(オーナーさんに日本語でいろいろと情報をいただけるので。)。


もし暑い時期に訪れる事があれば ’ 早朝の涼しめの孔子廟 ’。 シーンとした雰囲気が良いですよ。


【孔子廟の真向かいにある ’ 面白い喫茶店 ’ 窄門 】


知る人ぞ知る喫茶店! 入口が凄く狭いので’窄門’なんですよ。
けっこう雑誌とかでも紹介されています。この日は早朝だったので、まだ営業していませんでした。


【サバヒー粥 / 虱目魚粥】




台南名物のサバヒー(虱目魚)と言う魚を使ったお粥です。
現在では台南にも大寒波が訪れる様になってしまっていて、季節限定で虱目魚を養殖しています。
(元々サバヒーは寒さに弱い魚なので、養殖業者は今までに寒波で何度も大損害を被っています。)
現在では養殖業者も激減していて、越南からの輸入量が増えています。

※今回の目的の一つ、サバヒーの養殖場見学。ボラ(カラスミ目的)の養殖池でサバヒーも養殖している事がわかりました。
生簀から魚を取り出す様子を今回はちょっと時期が遅かったので見れず、残念賞!。
テレビでも紹介された養殖業者の人たちと長話をして仲良くなったので、来年は見学させてもらえそうです(楽しみ)。


【四草綠色隧道】




マングローブが両脇にびっしりと茂った川をボートで進みます。
水中にはたくさんの生物が見れて本当に良かったです。
私の様に動植物が好きな人にはおススメですよ。


【’荷蘭海堡’ があった場所】

17世紀初め、オランダが台湾を制圧していた時代、『ゼーランディア城(安平古堡)』と同様に、ここにも要塞が築かれていました。
船を操作していたおばさんが、二大要塞の一つだったと案内していました。

【抹香鯨陳列館】 

四草綠色隧道の船着場のすぐ横にある陳列館です。
マッコウクジラの残骸を深海で発見して、引き上げたらしいです。
こちらでは、昔の人たちの生活の様子が紹介されていました。



’トイレ’だそうです。

【クラゲの鑑賞ができると書いてあります。】

海の直ぐ横なので海水を引き入れています。



クラゲ、死んでますね............


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③ 久しぶりの休暇(三泊四日)で出動して来ました。

2022年12月16日 | 日記


嘉義を超えて台南(南下)に近づくと、広大なトウモロコシ畑が広がっていました。





私の宿の常連客が新営と言うエリア(ほぼ台南)で朝食屋をやっているので、通りがけに挨拶していきました。
彼も私と同じ様にスクーターバイクで台湾中をツーリングするのが趣味です。








黑面琵鷺 (クロツラヘラサギ)
毎年この時期に海外から渡って来ます。
120匹ほどが群れていましたが、望遠鏡を通してやっと見る事が出来ました。🔭






台湾の最西端。









夕方からボラ(カラスミのお母さん魚)とサバフィーの養殖場(捕獲)を見に行ったついでに、立ち寄った寺院。
台湾中にある『媽祖廟』の中でも最大級の大きな廟です。 凄かった.........




「私の宿のご案内」⇒ https://guesthousepul.blogspot.com/2022/08/blog-post.html
           ≪上記、コピーペーストしてご覧下さい。≫





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② 久しぶりの休暇(三泊四日)で出動して来ました。

2022年12月11日 | 日記

【 阿里山國家森林遊樂區 森林鉄道『沼平站』】
’森林遊樂區’とは、国で指定されている自然保護エリアです。
阿里山の一部分もその指定範囲に含まれていて、ここへ入るには入園料(大人200元)が必要になります。
有名な朝陽(祝山から望む日の出)を無難に見るには、前日このエリア内に宿泊する必要があります。
十年ぐらい前までは、このエリア内には安価な民宿やゲストハウス等もありましたが、その殆どが非合法営業
だったために既に取締りを受けて廃業しています。 知り合いのゲストハウスも..........。
そうなると、このエリア内にある宿泊施設は私の様な貧乏旅行を楽しむ人にとってはかなりハードルが高くなります。
私達は数時間かけて國家森林遊樂區内の観光を楽しんだ後にバイクで2時間ぐらいかけて嘉義へ移動して安価なホテルに宿泊しました。

【以下、嘉義で泊まった四星ホテル 1泊二人で1100元 台北のゲストハウスと料金変りません。

阿里山で’日の出’を見ないなら、嘉義まで移動して安価で綺麗なホテルに泊まるのもありだと思います。
嘉義の中心部は非常に賑やかで、美味しいお店も多いのでおススメですよ。

(※嘉義:台北へも、台南へも、移動するには交通も便利で、方角的にもちょうど良い位置)

今回のブログの内容は、この國家森林遊樂區内の様子のご紹介です。



先ず立ち寄ったのが、『沼平站』内で、冷え切った体を温めるために珈琲を飲みました。
埔里からここまで三時間程ずっと風に吹かれながらのバイクの運転をしていましたから。
お土産コーナーでは、この辺りで採れた山葵(わさび)も売っていました。


昨年も訪れて、園内の大体の移動方法は分かっていたので、今回もスムーズに見学する事ができました。

≪一応、私のいつもの見学ルートをご紹介しておきます。≫
入園料を払って園内に入ったら先ず、園内の大きな駐車場横から出ている移動バスで森林鉄道『沼平站』⇒
<徒歩で>杉林や姐妹潭、神木郡等を見学してから、森林鉄道『神木站』⇒『阿里山火車站』。
≪★以下、地図参照してください。このルートだと殆ど下りなので、坂道や階段をほとんど登らずに済みますよ。≫







切り倒された株から新しい芽が成長して巨木を成す。元にあった株は長い年月と共に新世代の栄養、朽ち木や腐木土、そして空洞になる。
凄い! いつもこの光景には感動させられます。 
先祖の痕跡が、この ’ 空洞 ’ と言う形になって残っています。
地球上の全ての生き物。動植物、虫たち(人間も含む)にも、色々な形で同じ様な事が継承されています。





今回私に同行した ’ 遊び人に游さん ’ (私の弟子に認定しています。)。


姐妹潭 ただの水溜りですが、霧がちょうど良い感じに雰囲気を出していました。




切株から四つの芽が成長してこの様な形になったそうです。
何百年も後には、この元の株も空洞になっているのでしょうね。




巨木の下に私が写っています。樹の大きさがわかりますね。







【上記:香林神木 今年の一月から最長齢の称号が剥奪されました。

数年かけて専門家たちが調査をした結果、実際には数本の樹が重なってこの太さを形成していた事が分かりました。
樹齢は616-636年の様です。


現時点では以下の巨木(紅檜1515年)が最長齢です。




最後に森林鉄道に乗りました!
森林鉄道『神木站』⇒『阿里山火車站』。

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① 久しぶりの休暇(三泊四日)で出動して来ました。

2022年12月10日 | 日記

【信義区を通過中。ここから百数十キロ先に進むと阿里山に辿り着けます。】
毎年この時期に紅葉を見る為に阿里山へ行っています。
今回は『埔里⇒阿里山⇒嘉義(1泊)⇒台南(2泊)⇒埔里』のルートで三泊四日の旅となりました。
もちろん今回も全行程スクーターでの移動です。


信義区(21号線沿い)では広大な土地を利用しての葡萄(巨峰)の栽培が盛んです。
いつもは立ち寄って一房食べるのですが、今回は時間の関係で通過だけです。


信義区を過ぎると玉山国家公園のエリアへ進みます。阿里山は玉山の入口になる『塔塔加』の更に先になります。



今回の目的の一つである紅葉は、暖冬の関係かまだあまり見る事ができませんでした。
でも、山道をひたすら進んだので綺麗な景色を沢山見る事ができました。


『塔塔加』で一休み。ここまで大体2時間ぐらいかかりました。
この辺りが地形の関係か、最も気温が下がる場所です。(夜間はマイナスになります)
昼間と夜間の温度差が大きいので、この辺りでは毎年紅葉を楽しむ事ができますが、今年は...............残念!。


『塔塔加』の駐車場には、たくさんの猿が生活しています。
たぶん観光客が食べ物とかを与えている関係で住み着いてしまっている様ですね。









楓が真っ赤に染まる様な紅葉は少ないですが、自然の中の木々の葉っぱの色が多少ですが変る様子も良いものですよ。


≪次回のブログでは、阿里山散策の様子をご紹介します。≫

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