ゲストハウス・プリ / Guest House Puli

日月潭、廬山温泉、合歓山(登山)等へ向かう拠点になる町≪埔里≫で生活する日本人オーナーの個人日記。

合歓山 台湾の道路で最も標高が高い場所

2022年07月15日 | 名所案内

【合歓山 / 標高3000mを越えています。】

私がこの場所を訪れた回数は、既に100回近くになると思います。
≪単純計算しても年に5~18回で、既に12年間も..........

前回のブログの続きになります。
この山を登山するに当たっては、’入山証’の申請も必要がないので、一年を通して多くの登山客が訪れます。
私の宿もほぼ毎週末は、何組かの登山客か自転車でこちらを目指す客人たちが宿泊しています。
本日は金曜日なので、とりあえず既に何人かの自転車客(常連さん)の予約が入っています。
二年以上のコロナ禍でも何とか『宿』が生き延びられて来た理由に、彼ら常連さんや登山客、自転車客がいたおかげだと思います。






この場所は、ほぼ道路頂上付近です。ちょうど向いから外国人が自転車で頂上を目指していました。(あと少しでゴール!)


【武嶺/標高3275m地点】
とりあえず、『台湾で最も高い公道:地点』になります。
現在こちらのあった展望スペースを改築していて、上る事ができません。


【以下、この辺り複数ある登山口の一つ】

『合歓山の登山ルートは、大きく分けて<主峰、東峰、北峰、西峰>に分けられています。
散歩レベルで行けるのが、<主峰の頂上(標高3410)>で、サンダルでも十分いける様な場所です。
ちょっとレベルが上がると、<北峰>や更にそこから奥地へ入った<西峰>となります。
<東峰>は、松雪楼と言う年配者も多く利用するホテルの裏庭から暫く進んだ場所で、こちらも散歩レベルです。

※合歓山登山は、どなたでも交通手段を準備できれば簡単に来られる場所です。
いつも沢山の観光客で賑わっていて、登山道がしっかりとしていて安全だと思います。
登山と言うよりも、3000メートル超えの景色を楽しみながら散歩をする感覚です。

PS:本格的な登山を楽しみたい人は、この辺りではすぐ横になる奇来山辺りがいいかもしれませんね。(入山証申請が必要)。


【下山途中に、道端のお土産コーナーに寄りました。】



この山から暫く進んだエリアには、有名な桃の産地があります。
' 樹液に飛んで来るカナブン ' を集める様に、桃の匂いで観光客を呼び寄せていました。
(「値段、高過ぎ!」。完全にボッタクリ価格でした。)
全く同じ新鮮なものが、自宅近所の果物屋さんでも並んでいます。


【以下、この日観察した高山植物たち】










こちらはたぶん’野イチゴ’の一種かと思うのですが、時期によっては甘い果実を付けている事があります。
この日はまだ時期ではなかったらしく、果実を食べられませんでした。残念賞!



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山へ散歩に行って来ました。

2022年07月12日 | 名所案内

【タイワンソクズの花で吸蜜する蝶。標高2300m地点 / 翠峰。】
本日は天気も良かったので、久しぶりに高山へ行って来ました。
今回の目的は、天然記念物のアケボノアゲハ(蝶)探しと高山植物の観察です。


やっぱり私はスクーター派です。風を受けながら綺麗な景色を進む、最高ですよ。(雨はちょっと困りますが。)
自家用車も一応持っていますが、自分以外の誰かを乗せる時以外は、ほとんど乗っていません。


途中、即売場がありました。
こちらでは、この辺りで収穫された新鮮な果物や野菜を買う事ができます(観光客相手なので、ちょっと高めですが)。
私はこの山を下った所の町≪埔里≫に住んでいるので、同じ新鮮な食材が自宅の近所でいつでも買えます。
とりあえず、ヒヤカシ程度に見物して来ました。


山當歸:芹の一種なのかもしれません。強烈な香りのする野菜です。日本ではお目にかかった事がありません。
漢方薬と鶏肉と合わせて煮込んでスープにして食べる事があります(私の場合)。



高山キャベツ:この辺りで最も多く栽培されている野菜です。
大型トラックに凄い積荷となって埔里市内の農協に運ばれてから全国に出荷されています。

≪こんな感じです。どのトラックも完全に積載オーバーで倒れるかと思うぐらい積んでいます。
それと、夜中も走るドライバーもいて、近隣住民の安眠にも迷惑をかけている様です。≫



リンゴや梨は、ここからずっと進んだ梨山一帯で栽培が盛んに行われています。
梨は美味しいと思いますが、日本のリンゴの味を知っている人にはイマイチですね。


この果物は美味しいですが、すみません、私名前を知りません。



カボチャは私思うのですが、わざわざ海抜が高い所で栽培しても美味しくならないと思いました。

≪ツーリング者への情報≫


確か先月だと思いましたが、【台8線117K地点】で大規模な崖崩れが発生して広範囲に渡って土砂で道が破壊されています。
現在では多少は土砂除けの作業も進んでいる様ですが、未だに限られた時間でしか通過する事ができません。
最近は雨が降りやすい天気なので、安全を考慮して暫くは通過しない方が良いと私個人的に思います。
私はこのルートを通過して新たに正式に開通した【南横公路(台東から高雄へ続く道)】に挑戦したいと考えています。
でも、一体いつになったら行けるのか.....。何とか年内には!

続きは、次回のブログにてご紹介します。
合歓山の景色と高山植物等。

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【紹興酒記念館/埔里】

2022年07月11日 | 名所案内

【埔里酒廠】
上記写真は紹興酒製造使用後の陶器を積み上げて作った’通路’です。
しっかり固定されているので、崩れることはありません。
ここはお酒の工場の一区画で記念館も中に入っています。



豊富な良質の地下水がある埔里は、元々『紹興酒の里』として知名度のある土地です。
今から23年ほど前に起きた921大地震の影響でこちらの工場がほぼ全焼してしまいました。
その時、工場内には大量の紹興酒があったそうなのですが、8万本を残して全て消失(焼けて)しました。
後に工場は再建し、敷地内には記念館が建てられました。


屋外には、唯一展示してある『大地震で破壊された工場の傷跡』。
たぶん紹興酒を入れていた樽か何かだと思いますが。


【記念館の中には、こちらの工場の展示スペースがあります。】

60年物の紹興酒! 中身はまだ入っているらしいです。


休憩所の様です。紹興酒製造に使用した樽が積み重ねてあります。


上記写真:左の2人(中国から来た周兄弟)が埔里の水質に目をつけ紹興酒の技術を伝えたそうです。

上記写真:初めて紹興酒製造に利用した井戸。
※こちらの井戸は洗濯場として現存していて、住民たちの生活用水や飲料水として利用されています。
【現存している井戸。以下、現在の様子】


当時実際に使われていたポンプ。記念品として収蔵しておけば良いのに、どうしてこんな色に塗ってしまうのか理解に苦しみます。


洗濯場の他に、地元住民たちはポリタンク片手に、こちらの水を汲みに来ています(飲料用)。
私も以前は何度かこちらの水を汲んで自宅へ持って帰り、珈琲に使った事もあります。
≪埔里の水質はとても柔らかい感じがします。≫



こちらの記念館は【臺灣菸酒股份有限公司】の管轄で経営されているので即売コーナーも充実しています。





紹興酒アイス。
もしこちらの記念館を訪れる事があるなら、是非ともこの一品を食べていただきたいです。



記念館内にも一部分になりますが、ガラス越しに紹興酒製造の工場内を見る事ができます。


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『ジャックフルーツ』を解体しました!

2022年07月04日 | 日記

一昨日、友人から頂いた『ジャックフルーツ』。
念のために熟れていないと悲しいので、1日だけテラスの日除けの上で太陽下放置しました。


【第一章:果実(種あり)取り出しまで。】

昨日昼間に太陽で温めたので、昨晩からゲストハウスの中は、凄く甘い香りが充満しています。
(昨晩の宿泊客には悪い事をしました、ゴメンナサイ!)

本日は午前中の時間を利用して、【初】ジャックフルーツの解体に挑戦しました。
普段から何かと頂いたり、ドライフルーツを買ったりして食べる事がある果物ですが、自分で解体するのは始めてです。

解体には、私が普段から愛用している ’ バナナ用ナイフ ’ を使いました。(刃の先が彎曲しています)。
先ず、表面に一回り’一撃’を加えました(切り込みです)。
ちょうど良い具合に熟れていた様で、簡単にナイフが入りました。




【 鬼滅の刃 ' 一刀石 ' の要領で !! 】



内部の繊維が凄く複雑に入り組んでいて、包み込む様に果実をしっかりと囲っています。
≪まるで ’ 進撃の巨人 ’ です。(エレンが巨人のうなじに同化状態)≫
この時に、ちょっと失敗したなあと思ったのは、真っ二つにしたので幾つかの果実を傷つけてしまった事です。
(後で気がつきましたが、果実の中にある種を外す時に切るので、出来上がりには影響無しでした。)

’ 真の戦い ’ は、ここからが始まりでした。本当に手間かかりますよ。


とりあえず、半分だけ。 凄く労力必要です。
とにかく果実が凄くしっかりと回りの繊維に癒着状態で..........。




【第二章:果実から種を取り出します。】

複雑にしっかりと絡まっていた繊維地獄から、果実を取り出しました。
初めてにしては、けっこう上手に捌けた(さばけた)かなと思います。

ジャックフルーツで食べられる場所は、『果実』と『種』です。
『果実』はそのままでも良いし、ドライフルーツにもなって売られてもいますが、
私は冷凍してからチビチビ食べるのが好きです。
『種』は茹でたり、蒸かしたり。菱角の要領で食べると良いと思います。


≪果実から種の取り出し方≫ ☆自分で編出した方法です。


種入り果実の蕾の先か途中(根元ではない)に傷を入れて開く。
【中にある薄皮を被った種を剥き出しにする】


薄皮を被った状態の種を摘まんで、根元方向へ向けて引きちぎる。
【果実の付け根の余分な食べれない部分も一緒に外れる。】



『果実部分』は軽く水で濯いで完成!



果実から外された種が、下に散らばっています。(手の上の果実は、まだ種が入っています。)
種はまだ余分な表皮が被っているので、中の種を表皮から取り外します。
≪種を果実から外す→種はまだ表皮被っているので更に外す。≫


『種』部分も完成!



今回の10キロ程のジャックフルーツからは、数百個の果実が採れました。
小分けにして、友人達にも『お裾分け』です。


初めの半分は初めてだったので時間がかかりましたが、残りの半分は初めの半分の数倍の速度で完結しました。
結局、全ての行程にかかった時間は一時間半でした。
★又得意分野が一つ増えましたね!


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