kenharuの日記

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厄日

2013-09-14 | 旅行記
朝から身体がかったるくって、気分がシャンとしない。
同じ生活をしているからか、カミさんも同じ状態だと言う。
考えてみれば、定住生活を始めてから、釣り以外の外出をしていない。
ボクのわがままが過ぎているなと反省し、「川北温泉に行こう」ということになった。

山越えの道を小清水方面に走った。
一時停止標識のある、見通しの良い交差点に差し掛かった。
安全確認をして、だらだらと左折したら、繁みに隠れていたパトカーがサイレンを鳴らして出てきた。

取締りのある交差点だと知っていたから、意識の上では一時停止しているのだが、物理的には完全停止していなかったのだろう。
「大空町に住んでいる」と言ったら、ポリさんは一瞬「捕まえるんじゃなかった」という表情を見せたから、他府県ナンバーを確認してから追いかけてきたのかもしれない。

ポリさんが書いた伝票にサインしかけた時に、ドライブレコーダーを取り付けてあることを思い出した。
「ドライブレコーダーの映像を再生して、一時停止の状況を確認してからサインしますよ。完全には止まっていないかもしれないが、もし止まったも同然のような映像だったら、あなたの仕事の品質を問題にしますよ」
ポリさんを待たせてパソコンを立ち上げ、ドライブレコーダーのメモリーカードを再生しようとしたら、なんと、パソコンに動画再生ソフトを入れていなかった。

「ソフトをメーカーからダウンロードするのに時間がかかる。あなたは取り締まりを続けていてください」と言ったら、「この件が終わらないと、別の仕事にはかかれません」。
ポリさんを外に待たせたまま、クルマに閉じこもって、インターネットでソフトを探したが、人里離れた山中なので通信速度がやたらに遅い。

「町まで下りないと通信が出来ないみたいだから、一緒に、あなたの上司が居る網走警察署まで行きましょう。警察署の前でダウンロードしますから、後をついてきてください」
ボクがパトカーを先導して、網走市内まで走り出した。

山を下りて国道244に出た。
パトカーを先導しているので、時速50キロの道は50キロ、40キロのところはきっちり40キロで走る。
バックミラーを見ると、後方は大名行列。

ボクの威勢が良かったのはここまでで、この続きがお粗末だった。
メーカーのホームページにはダウンロード用のソフトが用意されていなかったのである。
証拠の動画が出せなければ、何の説得力もない。
旗色が悪い、となれば長居は無用。
さっさと伝票にサインして、警察署を後にした。
罰金7000円也。

1時間ほどのロスをしてから川北温泉に向かった。
川北温泉は無料露天風呂で、二人とも、白濁した硫黄泉がお気に入りである。
知床半島の付け根にある根北峠を越えて、川北温泉への林道に入ると、道が閉鎖されていた。


雨で道路が流された、とある。

今日はついていない。

中標津に到着したのは、午後4時過ぎになってしまった。
温泉雑誌のパスポートが使えるトーヨーグランドホテルは、4時までしか入浴できない。
仕方なく、市内のマルエーホテルに行ってみたら、駐車場が満車で入れない。こんな混雑は初めてである。
男ばかりの団体客が入ったようで、賑やかな宴会騒音が聞こえてくる。
今日は湯が汚れているかもしれない。

近くに路上駐車して入浴。
頭のてっぺんから、足のつま先までを泡だらけにして、今日の不運を洗い流した。
風呂上がりに「ヌルヌルの白濁した湯だった」と言ったら、カミさんは「女湯は透明だったよ」。

今日はこんな1日だった。
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