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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

解説者は難解が好き

2013-09-23 19:07:43 | 本と雑誌
伝奇集 (岩波文庫) 伝奇集 (岩波文庫)
価格:¥ 756(税込)
発売日:1993-11-16

篠田一士が十大小説の2番目に上げてたので購入、何かよくわからんのもあるけどほとんどの作品は一部ファンタスティックな、でも多くはリアルなミステリとして楽しめたと思う、訳者の巻末解説も後から読めば概ね納得(一部深読み過ぎだと思うけど)、時間切れなのでアップ、後で書くかどうかはわからない、と言いつつ篠田にだけは一つ文句を言っとこう

この本を推しながら別の本のことばかし書くんじゃねーよ、たった一つ引いた作品が「バビロンのくじ」ってどういう感覚だ、カフカ(次は「」)的不条理は必ずしもボルヘスのテーマじゃねーだろ、この作者を何だと思ってるんだ、プルーストとカフカのツナギ、パン粉のプルーストと小麦粉のカフカをつなぐ溶き卵ってか?
まーそんなとこかも、たまたまボルヘスは自分(=篠田)が最初に翻訳して日本の世に出した作家であるが故のこの並べ方、作者同士はお互いどんな意味でも関係があったハズはない・・・あ、いい加減に言っちゃった、もし何かあったらのならゴメン

追記-松岡正剛は「バベルの図書館」しか引いてない、これはややっこしいだけ、あんましマジで相手にする作品じゃないと思うんだがな・・・って誰も私の意見なんか聞いてないね、だけどだうもボルヘスって作品そのものより自分がこのヒト本人とどう関わったかを語りたくなるタイプらしい、小説以上にドラマティックな作者、太宰や三島とは違う意味だけど

でももう一つ追記-私が一番好きなのはスカッと決まってる「刀の形」、これぞ語り=騙りの技だと思う、作者が誰であるかに無関係な名作、ミステリ読者はこれあるが故に他の作品を忘れる・・・あれ、ホメ過ぎたかしらん、私ごときにホメられたってうれしくないよにゃ?


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