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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

皿屋敷

2014-06-23 10:23:32 | 本と雑誌

ちょっと気分を変えて
この話にはバリエーションが山ほどあって京極堂が「日本中の井戸で若い女の幽霊が皿を数えてる」と言ってたほど、津原さんの新作はこちら
私が記憶してた落語の解釈(こちら、わかりやすい)といまいちスジの通らない浄瑠璃台本(へえ、改めてそんなんあったんだ)との折衷案ってとこかな、怖いよりおかしいが先に立つところは落語に近い・・・って元ネタもそんなに怖いかしらん、ジャコウアゲハ(こちら、このサナギをお菊虫と呼ぶとは落語でも言ってた、私は何となく水生昆虫のイメージを持ってたので意外だった)の大量発生はちょっとだけ怖いけど話の本筋とは関係ないし

ということとは全然別に岡本綺堂も皿屋敷を書いていた(こちら)、これ私は全くの初見でまさに目ウロコだった、遠い昔小松さんが「それ程までにして我が心を試さうとは、あまりと云へば憎い奴」という青山のセリフを引いておられて、私は「え、お菊さんが殺されたのはそんな事情だったの?」と心底仰天したのだ、私の皿屋敷が落語だったように小松さんの皿屋敷は綺堂だったんだね


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