事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

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2024-06-28 00:46:55 | 本と雑誌
何か書かにゃいかん気がして来たのは何でだろ?前作を読む前に自分の紹介を読んでたらこの作者は「とんでもない創造力の持ち主であるが故にヒトなら当たり前の想像力を欠いてるのでは?」てなことを書いてた
さうなのよにゃ、本作で最もおぞましい事件は「累」元ネタは貰った奥さんが祟りで次々死んじゃう話だがこれがこの作者の手にかかると・・・
ああもう言いたくないよ、彼女たちは「生き胆を抜かれた」のだ(わー言っちゃった)冗談じゃない、何があらうとやっちゃダメだよそんなこと!!!
そこは又市が生まれた村、諸般の事情で水野忠邦の兄だか弟だかが養われることになったのだがその子(実は替え玉)が虚弱で生かし続けるためにはヒトの生き胆を食わせないと・・・んなアホなことがあってたまるかよ、いやそれはしかたないんだ、あるハズのないことしか書かん作者、だが現実問題としてヒトの生き胆を取れる?取れないよ、ラットのだってムリだね、普通に想像力があったらできるわけない、しかもこの章が特に後へ続く伏線てわけでもないのだ、元祖京極堂(のニセ物)と悪役の恵比須様がここでハチ合わせして「何とオマエは!」になるだけ、そんくらいだったら他に何とでもやりようあるだらに・・・

何の関係もないけど生き胆って言葉で思い出した「クラゲの使者」ってお話あるよね、クラゲが竜宮の王様(確か)にサルの生き胆を取って来いと命じられたけどサルの方が一枚上手でうまく行かなかった、おかげでクラゲは骨ナシにされちゃった・・・幼児の私はその縁本をオフクロに薦められたけど拒否した、サルが生き胆を取られなくてよかったとは思わんくて(だって生き胆が何なのかわからんかったし)ただもうラストで痛い目に遭わされた(らしい)クラゲがカワイサウだったのだ、昔話ってしばしば残酷だけどこれはそん中でもヒドイ方なんじゃないか、今さらながらウチのオフクロ何でこんなモノを平気で子供に聞かさうと思ったんだろにゃん?
え、何の話って?あ、完全にそれたね、たけど案外京極さんもここからこのネタを思いつかれたんじゃなからうか、生き胆なんて単語あんまし他じゃ聞かんと思うけど

追記-そも生き胆なんてモノを食わされる身になってみろってんだ、そんなん死ぬより悪い、いやこれ私が言ったんじゃないよ、昔アシモフが言ってたのだ、確かに生のレバーが効く疾患はあるけどつか昔はあったけど(ある種の貧血、今は必要な成分わかってるから注射すればいい)そらヒトの肝である必要ないし生きた動物のじゃなくてもかまわない、そんでもレバサシ食わにゃいかんのなら治らんでいーと私も思うにゃ、あ、これ前に書いたかしらん?(たぶん書いてない)