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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

それで何か?

2024-06-23 15:57:48 | 本と雑誌
ブライアングリーン「時間の終わりまで
たぶんさうなるだろうと思ってた、つかそれもう何十年も前に聞いたことのやうな気がするのよにゃ
いずれこの宇宙には銀河と恒星がなくなるだけじゃなく物質そのものがなくなっちゃうかも、だけどそれはものすごく先の、ビッグバンから今までの138億年が一瞬に見えるほど遠い未来の話、太陽の寿命ははるかそれ以前に終わってるし太陽が終わる前に地球は水のない惑星になっちゃってるから地球上の生物はそれまで生き残ってない方が幸いだらうと思う(とこの作者は言ってない、人類の子孫はどっかへ引っ越してるハズだって、何と楽天的!!)

まあその通りなんだろがね、このヒトの議論何かもの足りんのよにゃ、そも宇宙はだうして始まったのか?わからんからパス(と言ってるんだと思う)生物はだうやってできたのか?たぶん最初はRNAだったと思うけどみんなが賛成してるわけではにゃい、いやリボソームの重要性を強調してるとこは認めてもいいけど要は自分の専門じゃないからパスと言ってるのと同じこと、分子の生存競争という重要な問題を提起しておきながら似た高分子はいくらでも考えられるのにRNAが何で生き残ったのかそんくらいのことに何か言えんのかよ?(とつっこむのは私が他のことよりは多少生物をよけいに知ってるからなんだろが)

他にもいろいろあるけどたとえば音楽偏重はいかがなものか、そら私とて音楽は好きだし「歌があったから元気になれた」というカレーラスの証言は実体験だから説得力がある、だけど病人の療養に役立つということならミステリもコミックもスポーツ鑑賞だって同じくらい価値があるんじゃないか、ヒトはなぜ自分に不可能なパフォーマンスをこれほど喜ぶのか(もちろん興味ないヒトもいるけど)マジで考察しようと思えばいくらでもできることはあるんでない?あ、いくら何でもこれは揚げ足鳥か・・・

ともあれ言えること、今の宇宙はスリリングで楽しいところだけどそれはほんの一瞬、将来には変化のない退屈な時間が待っている、だけど幸か不幸か人類という生物種の寿命はそんな時が来るよりはるかに早く終わっちゃう、今この時に生まれ合わせて今の宇宙を観測できるのはラッキーなことなのじゃなからうか、言い方はちょっと違うけどこの作者もさう言ってるんじゃないかと思う

まあ少なくとも観測する意識(=人類)が存在してるから時間が流れてるやうに見えるという議論よりはずっとわかりやすい、ましてや今この時期ありふれた銀河の片隅に意識を持った生物を作り出すために138億年前この宇宙ができた(これじゃほとんど宗教だよにゃ)なんて言うよりは何と言うかずっと「自然科学的」なわけで・・・今のとここの辺で納得しとくしかないのかもにゃ

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