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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

作者は男か女か?

2014-04-18 22:21:25 | 本と雑誌

文体や内容からは判断できない、源氏物語の作者、常識的には女性だと思うけど(政治のことは一切わからないで通してるあたりとか)男性だと言い張って譲らないヒトもいる(その根拠は生後50日の薫が「ものがたりなどしてうちえみたもう」と書いてるからこの作者は赤ん坊を見たことがないだって、アホか、そんなん普通の赤ん坊だよ!!)

だが時には判断できることもある、「樅の木は残った」の山本周五郎は誰の目にも男性、原田甲斐の娘かよが「誕生を過ぎたばかりであるのに達者に歩くことができ、おしゃまな口をきいた」
おいおい・・・・と誰もつっこまんかったのかな、満1歳の子が達者に歩くことはよくあるが話はしない、逆に二誕生(満2歳)だったらそらよくしゃべるだろうけど歩くのも当たり前で普通は走り回ってるよ
でもこれ事実を知ってるから言えるんで知らなかったら作者の性別判定材料にはならんよね、子供を持ったことのない女性という可能性ゼロじゃないし

何の話って、いや義太夫の「伽羅先代萩」、政岡の子千松のモデルはほんとに山本描く丹三郎なんだろうか、この描き方余りと言えば余りに残酷じゃない?たとえそれが史実だとしたってさ・・・(逆に「置毒」の事実がなかったことにされたんだったら、そんな記録がどこにあったんだって話で)

追記-「先代萩」ってこんな話だったのか(こちら)、政岡/千松のシーンがあんましインプレッシブに過ぎて何かの形で使わずんばあるべからずになったんだろね、仁木弾正(原田甲斐)が(何と鼠に化けて)持ち去る密書の件は全然別の扱いになってた、これまたデインジャラス(言葉違うかな)で作家なら是非使いたくなる設定だったってか・・・スジを通すためならどんな犠牲もいとわない、「これぞ侍の意地」の物語ではあれど山本描く原田甲斐より完全フィクションな仁木弾正の方が断然カッコよく見えちゃうのはどうしようもないよね(いや本物見たことないけどさ)


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