今回、念願のホノルルトライアスロン参加・完走を怪我なく行ってまいりましたが、これから4回にわたって参戦記を記していきたく思います。今回始めてのトライアスロンへのチャレンジでしたが、日々こんなBLOGご覧いただいている方々へ、少しでも伝わりやすい描写にてご報告ができればと思っています。
お伝え忘れていましたが、自己申告時点でのタイムですが、2:49'48でした。それについての私的な所感は雑記4/4にて述べたく思います。
1.レース当日の朝~水泳
朝は、午前四時に起床しました。目覚まし「ライデン」と携帯電話の二重奏で、難なく起きることができました。それよりも、メラトニン(※1)の効果が絶大ということでしょうか。朝食はツナロール・バナナ・VARM。忘れっぽい性格を逆手にとって、前日にすべての容易を万端にできたことで、早々に出発。会場には5時前に到着しました。トランジットエリアにて補給食や衣類を置き、しばらくトランジットのシミュレーションを実施しつつ、軽く体をほぐしていきます。ちなみに、行程をおさらいすると、
スイム(1.5km)→トランジットで着替え・自転車乗る→自転車(40km)→トランジットで自転車置く→ラン(10km)
という流れになります。もちろん、トランジットも競技時間としてカウントされます。ハワイ入るまで私知りませんでしたが、、orz。
スタートは6:10とのことでしたが、5:40過ぎても一向に明るくならない空にかすかな焦りが生じます。深海魚でもないのに、真っ暗な中で泳ぐのはさすがに勘弁なところです。たぶんスタートの時には明るくなるんでしょうけど。で、5:50くらいから米国歌が流れたり、ご挨拶があったりで、「大会」のムードの盛り上がりが少しずつ起こり出します。6:00を過ぎる頃になると、空も白みだし、視界も開けてきます。私は28歳で、29歳以下というカテゴリー(※2)のため、トップスタートとなり、枠の中で誘導を待ちます。
今回特に感じていたことですが、とにかくみなガタイがいいんですよ。そりゃガイジンという区分はそうなんでしょうけど、日本人のトライアスリートって方々も相当のもんです。私みたいにこんな腹出てないし。で、スタートで周りみてると筋肉質ぞろいで、戦ってもひとひねりで負けそうな連中ばっか。そういう連中に囲まれ、全く未経験の海水泳1.5kmなんて不安以外の何物でもありません。横を見ると、、、沢山のギャラリーが、、まだ朝六時なっていませんよ。
そして、海中へ誘導されます。今回はフローティングスタート(※3)なので、いきなり指定ゾーンへの誘導となります。コースは、オレンジのブイで囲まれた一周750mのコースを二周ということだそうです。準備運動はできていましたが、水温は華氏74度とやらで、摂氏でいうと23.3度なので、そうとう寒い方です。左耳の方からなにかアナウンスが聞こえてきます。耳を澄ますと、「ファイブセコンドうんたら、ファイブ、フォー」ってカウントダウンしてるし。いやいや心の準備が、って考える間もなく「ゴー」とかいってスタートになってしまいました。
すかさず、腕時計のスイッチを入れたまではよかったのです。数十人もの人間がいっせいに競って同方向へ泳ぎだす姿は爽快なんだろうなと思う間もなく、泳ぎだしたのですが、一分もしないうちにもうしっちゃかめっちゃかですよ。塩水は口の中バンバン入ってくるし、他人の手足とか横から前から後ろからガンガン当ってくるし、いくら水かいても進まないしで、100mくらいですべて投げ捨てて家帰りたくなりましたよ。ほんとに。でも、人と人との感覚が開いてきて、落ち着きがでてくると、自分のできる範囲での泳ぎを徐々に取り戻しました。もちろん、まだ前後左右から体当たりは食らいますし、すごい波が横から打ち付けてなかなかまっすぐ進めませんでしたけど。ただ、練習していたように、とにかく大きなストロークをという泳ぎだけはこころがけることはできました。
こうして、いろんな戦いを繰り広げた結果、一週目が14'40ほど、陸に上がる時点で28'40というラップタイムでした。OWP(※4)初体験にしては、上出来すぎる結果と言えます。陸に上がりながら、どこぞの軟体動物のごとく口内の塩水を吐き出しながら、高血圧とか糖尿じゃなくてよかったなあとしみじみ感じました。
ほんとに、塩辛いんですってば。完全に甘く見てましたよ。。。
(明日に続きます)
(※1)メラトニンは脳の松果体が分泌するホルモンです。起きて活動していくと分泌量が増え、眠くなります。一方で、睡眠からさめると一気になくなります。なので、このメラトニンを直接摂取することで、人為的に睡眠という欲望をいじることが可能となるのです。もちろん、日照時間とかにも左右されます。 平たく言うと、「メラトニン=睡眠薬」なんですが、ハルシオンとかと違って依存性は全くないという夢の薬です。時差ボケ解消にCAの人たちも愛用していると聞きます。惜しむべくは、日本では買えないので通販購入となってしまうことです。
(※2)トライアスロンは通常5歳刻みの年齢別でグループ分けされます。競技人口は30代以降がメインのためこのようなくくりとなります。
(※3)水泳スタート時に、水中から一斉にスタートする状態。それ以外は岸から飛び込んだり、砂浜から走って海へ突入したり、、とかのようです。なんと表現するかはわかりませんけど。
(※4)オープンウォータースイムの略。川とか海とかの水泳。足つかなかったり、流れがあったりで、思いのほか難しいですよ。
お伝え忘れていましたが、自己申告時点でのタイムですが、2:49'48でした。それについての私的な所感は雑記4/4にて述べたく思います。
1.レース当日の朝~水泳
朝は、午前四時に起床しました。目覚まし「ライデン」と携帯電話の二重奏で、難なく起きることができました。それよりも、メラトニン(※1)の効果が絶大ということでしょうか。朝食はツナロール・バナナ・VARM。忘れっぽい性格を逆手にとって、前日にすべての容易を万端にできたことで、早々に出発。会場には5時前に到着しました。トランジットエリアにて補給食や衣類を置き、しばらくトランジットのシミュレーションを実施しつつ、軽く体をほぐしていきます。ちなみに、行程をおさらいすると、
スイム(1.5km)→トランジットで着替え・自転車乗る→自転車(40km)→トランジットで自転車置く→ラン(10km)
という流れになります。もちろん、トランジットも競技時間としてカウントされます。ハワイ入るまで私知りませんでしたが、、orz。
スタートは6:10とのことでしたが、5:40過ぎても一向に明るくならない空にかすかな焦りが生じます。深海魚でもないのに、真っ暗な中で泳ぐのはさすがに勘弁なところです。たぶんスタートの時には明るくなるんでしょうけど。で、5:50くらいから米国歌が流れたり、ご挨拶があったりで、「大会」のムードの盛り上がりが少しずつ起こり出します。6:00を過ぎる頃になると、空も白みだし、視界も開けてきます。私は28歳で、29歳以下というカテゴリー(※2)のため、トップスタートとなり、枠の中で誘導を待ちます。
今回特に感じていたことですが、とにかくみなガタイがいいんですよ。そりゃガイジンという区分はそうなんでしょうけど、日本人のトライアスリートって方々も相当のもんです。私みたいにこんな腹出てないし。で、スタートで周りみてると筋肉質ぞろいで、戦ってもひとひねりで負けそうな連中ばっか。そういう連中に囲まれ、全く未経験の海水泳1.5kmなんて不安以外の何物でもありません。横を見ると、、、沢山のギャラリーが、、まだ朝六時なっていませんよ。
そして、海中へ誘導されます。今回はフローティングスタート(※3)なので、いきなり指定ゾーンへの誘導となります。コースは、オレンジのブイで囲まれた一周750mのコースを二周ということだそうです。準備運動はできていましたが、水温は華氏74度とやらで、摂氏でいうと23.3度なので、そうとう寒い方です。左耳の方からなにかアナウンスが聞こえてきます。耳を澄ますと、「ファイブセコンドうんたら、ファイブ、フォー」ってカウントダウンしてるし。いやいや心の準備が、って考える間もなく「ゴー」とかいってスタートになってしまいました。
すかさず、腕時計のスイッチを入れたまではよかったのです。数十人もの人間がいっせいに競って同方向へ泳ぎだす姿は爽快なんだろうなと思う間もなく、泳ぎだしたのですが、一分もしないうちにもうしっちゃかめっちゃかですよ。塩水は口の中バンバン入ってくるし、他人の手足とか横から前から後ろからガンガン当ってくるし、いくら水かいても進まないしで、100mくらいですべて投げ捨てて家帰りたくなりましたよ。ほんとに。でも、人と人との感覚が開いてきて、落ち着きがでてくると、自分のできる範囲での泳ぎを徐々に取り戻しました。もちろん、まだ前後左右から体当たりは食らいますし、すごい波が横から打ち付けてなかなかまっすぐ進めませんでしたけど。ただ、練習していたように、とにかく大きなストロークをという泳ぎだけはこころがけることはできました。
こうして、いろんな戦いを繰り広げた結果、一週目が14'40ほど、陸に上がる時点で28'40というラップタイムでした。OWP(※4)初体験にしては、上出来すぎる結果と言えます。陸に上がりながら、どこぞの軟体動物のごとく口内の塩水を吐き出しながら、高血圧とか糖尿じゃなくてよかったなあとしみじみ感じました。
ほんとに、塩辛いんですってば。完全に甘く見てましたよ。。。
(明日に続きます)
(※1)メラトニンは脳の松果体が分泌するホルモンです。起きて活動していくと分泌量が増え、眠くなります。一方で、睡眠からさめると一気になくなります。なので、このメラトニンを直接摂取することで、人為的に睡眠という欲望をいじることが可能となるのです。もちろん、日照時間とかにも左右されます。 平たく言うと、「メラトニン=睡眠薬」なんですが、ハルシオンとかと違って依存性は全くないという夢の薬です。時差ボケ解消にCAの人たちも愛用していると聞きます。惜しむべくは、日本では買えないので通販購入となってしまうことです。
(※2)トライアスロンは通常5歳刻みの年齢別でグループ分けされます。競技人口は30代以降がメインのためこのようなくくりとなります。
(※3)水泳スタート時に、水中から一斉にスタートする状態。それ以外は岸から飛び込んだり、砂浜から走って海へ突入したり、、とかのようです。なんと表現するかはわかりませんけど。
(※4)オープンウォータースイムの略。川とか海とかの水泳。足つかなかったり、流れがあったりで、思いのほか難しいですよ。