ネコ派か犬派どっち?みたいなことをこないだ言ってた人がいてふと考える。その二つはそもそもどうちがうのか。いちいちこむずかしく考えることじゃないんでしょうが、うーん。とりあえず食べたことあるのは犬のほうだとか答えればいいんでしょうか。
わからん。
何故に唐突にそんな話題をもってきたかと言うと、「肉派」と「魚派」というところから話題を展開したかったから、でございまして。
いつも肉ばっかり焼いてる気がするkeihさんですが、元々は海洋県(界王拳じゃないよ)として名高い長崎の出ということに加え親戚に漁業関係者がいたりと、本来はバリバリの魚派だったりします。しかしながら進学で上京したり、転勤で大阪に行ったりしてましたが、そういった場所で生まれ育つ過程で慣らされたあのクォリティのものと同じお魚を食べようとすると、、、そりゃあ大変ということで、お魚を身銭切って食べる機会は少しづつ減っていってしまって食肉に至る。そんな流れでございます。
その魚派のマインドを一気に取り戻すべく、訪問したのは保田漁港にある「ばんや」というレストランというか食堂。個人的に敬愛しているこちらのページで見かけて以来、訪問願望が日に日に膨張していってましたが、ようやく会社の同期を半ば強制連行するような形でインプレッサに乗っけて、アクアライン経由で内房方面へかっ飛ばすことになりました。
横浜から一気に保田まで高速で行けて、時間も一時間半かかんないということで、そんなに遠くない、、、のもアクアラインの恩恵。値段が張るのも事実ですが、5人乗りの頭割りなら大して痛くないレベル。でも、現地に着くまで「やすだ」だと思ってたってねぇ、、、保田って書いてあったらこれはダーヤスでしょうがと思いつつ、インターを降りてばんやへ。
車を停められない。イケアとかでたまにある駐車場にすら入れないレベルではありませんが、 ものすごい数の車。とりあえず、後部座席の三名様を先に下ろして場所の確保をお願いしましたが、
驚愕の100組待ち。100は大げさにしても80組は待ってたよほんとに。いや、いくら交通の便が良くなったとはいえ一漁港の食堂にこんなに人が殺到するなんて。確かに、到着が一時すぎと完全に初動遅れではありましたが。
順番待ち名簿に名前を書いて、、、テーブルにメニューがないので、とりあえず壁にかかっているメニューを激写しといて脇で見るとして、、、ああ外になんか売ってたなとばかりに外に。こんなにいつも満員電車なんかに乗っているのに、折角の休みにこんな目にあわないといけないなんてガッデム。とりあえず外で時間つぶそう。
色々な干物が売ってます。
金目がうまそうですが、1500円ですか。。。これは悩む。
とかやって50分ほど時間をつぶしてようやく席に。いきなり置いてある食いすぎに注意。ああ、やっぱ量多いんだなと身構える瞬間。以下、座った席があまりに窓際過ぎて太陽光が入りまくりで写真写りがいささかアレでございますが、その点ご容赦下さい。
まずやってきたのが、スルメ刺し。取れたてスルメですが、いかんせんスルメ特有の歯ざわりに、、、この日は舌を切ってたのがまだ治癒しておらず、醤油がしみるしみる。泣きながらのスルメ食いでございました。甘くてナイスな滑り出し。
アジのなめろう。千葉のほうでは時折食べられるなめろうですね。いやーアジの脂がすごい。というか、ビール飲めないのがこれほどまでに疎ましいとは。またもガッデム。
つみれ汁も、、、つみれに鰯密度が高すぎて噛み切るのも一苦労ざますよ。正直これだけで満腹になってしまいそう。しかし、鰯が高級魚ってのもなぁ。。。
刺身五種盛り合わせがやってきます。ここでの目玉はやはり金目鯛ですが、それ以外のヒラメやらアジといったところも見過ごせません。が、、、
欲望ギラギラkeihさんは金目鯛一直線。はっきりいってこれを食いにきたようなもんだ。。。さほど強くない鯛の歯ごたえに甘い味。。。ああ、舌さえ切ってなければ。車を調子こいてマニュアル車なんかにしなかったら。そんな思いをことのほか強くしてしまう味。
そして、ばんやの代表メニューらしいイカのかきあげがやってきます。これか。これがそのかきあげか。
こんなのが5枚も皿に乗って650円。一般的にはこれだけでおなかいっぱい確実。味のほうですが、イカに玉ねぎの甘さとがあいまってさすがの味わい。ほとんどのお客さんが注文してたんじゃないかな。ただ、、、揚げたてではなかったんだなこれが。まあ何時間も揚げ置きではないんですけど。
寿司盛り合わせ、、、は写真撮り忘れましたが、こんな中身。右上のまるいとこに書いてあるやつね。金目寿司は取られちまったよちきしょう。
それだけじゃ足りないんでアジたたきの手巻き寿司なんかたのんだり、追加でイカゲソの手巻きなんか頼んだり。しかし、この手巻きもたいがいにでかいんですよほんとに。
ここから二周目。焼き物をということで、イシモチの塩焼きをオーダー。塩焼きはやっぱ魚の王道だなと思いながら、、、身が柔らかすぎ。はっきりいってうまい。これで900円かそこいらなんだからなぁ。。。
こいつがヒラメの姿煮。いつもながら接写ばっかりしてると判断つきにくいところですが、このヒラメは全長40センチ超。でかいってモンじゃないよにいさんねえさん。注文時に2100円かかりますけど、といわれましたがこれなら、な大きさと味。接写しちゃえば全部一緒のサイズにしか見えないマジック発生ですが、この大きさだけはびっくり。つーか、そんなサイズの魚調理できる鍋なんかねーよもう。
まんぷく。世は満足じゃ。と満面の笑みで宣言できちまったよほんと。
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全体的な感想ですが、漁業組合がやっている食堂なんで、そのへんのことは念頭に置いといたほうがいいかも。清潔感たっぷりのレストランとかそういんじゃないしさ。あと明らかにさっきまで船乗ってたでしょうという方々が注文を取りにこられます。まあそれくらい土日は繁忙なんだろうなと。あと、すごく行列となるんで、行く時間は早ければ早いほどいいと思いますよ。具体的には10時とか10時半とか着で。売り切れリスクもあるし。
泣きながら食った無念さと酒が飲めない悲しさに加えて、光が差しまくりの席。リベンジ必至、なケースではありますが、、、。それ以上に、煙禁煙関係ないという店柄ながら、隣近所でモクモクスモーキングがなかったことや、入口近くで人の出入りが激しかったり新規の人の視線を一身に浴びるという席ではなかったことには感謝しないといけないんでしょうけど。
この日は春一番吹き荒れたかなんかで、まあ帰りのアクアラインも時速40km制限という一歩間違えたら通行止めな展開。食後、こんな映画のオープニングみたいな波を見て感慨にふけってましたよ。でも、内房でこんななんですね。。。太平洋沿いの外房だったらどうなってたんだったか。。。