今回のレースは、スイムが3周回、バイクが7周回、ランが4周回と、言ってみたらくるくるレースです。一般的に記録が出やすいといわれるこの形態、やるしかありません。
9月25日 日曜日
朝七時半時点で、気温20.6℃、水温26℃、湿度60%くらい、天気は曇天。
はっきりいってベストコンディションです。暑くなく寒くなく水温もいいですし、加えて陽が照っていない上ジメジメ感なし。勝てますぜ、アニキ。
当日受付を終えて、バイクラックに一台また一台とバイクが備え付けられていきます。大会モードの醸成とともに、私の臨戦モードもすこしずつ盛り上がってきます。
スタート30分前になると、入水チェックとなります。26℃の情報通り、かなりの適温。透明度も高くかなり快適。台風が関東方面にきていたにもかかわらず、まったく波なし。これで記録がでなければおかしいと言ってもいいくらい、絶好のシチュエーション。しかし、泳ぎだすと、体に異変が発生します。なんつーか、体がヒリヒリピリピリしてきて、赤い何かに引っ掛かれたような跡がいくつか見えます。
クラゲです。
例によってウエットスーツなど着ていない私でしたが、そんな貧乏人は参加者120人中ほんの4、5人くらい。ノーウエットな人間イコール、肌の露出が多く、結果クラゲに好き放題にやられ放題さされまくり。
さすが貧乏人には厳しいスポーツ。
などと談笑していたらいつのまにかスタート3分前。緊張感が足りなさげな象徴として、スタートは後列にしか場所確保できていませんでした。
8時30分、ついにスタートします。
スタート直後の水中の殴ったり蹴ったりなバトルはあっさりとしたもので、いつのまにか集団はばらけて行きます。
はっきり言って、プール並の水面。最高のレースコンディション。フォームもプール並にスムーズにいきます。
一周目の500mを終え、二周目に入る時点で時計は7'48。
単純に三倍しても24分台が望めるペース。早くもぬか喜びしつつ、前へ前へ泳いでいきます。
(注)海水泳の1500mベストが28分なので、かなりの好ペースだ、とご想像ください。
二周目あたりから、少しずつ波が発生していきます。120人もの人間がくるくるしていてできる波。大勢に影響があるほどのものではなく、気持ちにゆとりをもちつつ、ハワイや和歌山、日和佐等の海のことを思い返しながら、これで今年最後なんだなと少し残念な気持ちで泳いでいきます。
三周目を終えて陸に上がる頃に、ラップは25分を半分回ったくらい。少しバテたのか、というところですが、個人的には120点の出来で嬉しくバイクのエリアへ向かいます。今日はいける!と確信しつつ、、、。