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■■【日本経済の読み方】 小売売上に見るアメリカ景気の本気度 近況のエッセンスをコンパクトにまとめま

2013-05-14 17:54:35 | 知り得情報

■■【日本経済の読み方】 小売売上に見るアメリカ景気の本気度 近況のエッセンスをコンパクトにまとめました

独善解説


◆ 小売売上に見るアメリカ景気の本気度 2013/05/14

 昨日の当ブログで、バーナンキ議長の「株式のバブル的傾向」について、警戒的な発言を紹介しました。では、本当にアメリカの景気は良いのか、小売の売上高で見てみましょう。

 アメリカ経済を見るときに、GDPの60%以上を占める個人消費の動向を見ることが多いです。その個人消費の中でも重要な指標として小売業の売上動向が重要です。

 その注目される4月の小売業の売上高は、前月比で0.1%のプラスです。3月期にはマイナスでしたから、2か月ぶりにプラスに転じたことになります。これまでの株価高は、実態がついてきていない状態で、単に期待値だけで急騰していることから、バーナンキ発言が出てきたのです。

 ここに来て個人消費の持ち直しの動きをうかがわせる結果になりました。

 ただし、わずか0.1%の増加ですから、2か月前の水準にまだ戻っていません。

 その内容も重要です。

 自動車や部品が1%増加、好調な住宅市場を反映して建築資材も1.5%増加し、このほか衣料品や家電など多くの業種でも増加が見られました。

 一方で、ガソリン価格の値下がりでガソリンスタンドの売り上げは4.7%減少しました。

 今後は、この状態が維持されるかどうかで、バブルなのか、実態を点った株高なのかを見極める必要があります。

◆ 円安でも設備投資には慎重 2013/05/11

 トヨタが1兆3200億円の営業利益と大きく報じられましたが、まだ2兆円という過去の最大実積には大きく及びません。

 3月期の決算発表がゾクゾクと出る中、100円を突破する円安で、今年度末の決算は大きく改善する企業が多く出るのかもしれません。

 その恩恵を受けやすいのが、海外で広く事業を展開する自動車メーカーです。また消費税増税など駆け込み需要による購買、個人消費の増加などプラス面も期待されます。

 ところがこのような企業でも、設備投資には慎重な声が相次いでいます。

 実体経済の回復反映が不透明な中、にわかに円安になったからと言って、海外シフトをしていますので、国内にそれを切り替えることはすぐにはできません。

 また、海外シフトをしたとはいえ、設備投資に見合った収支にまで至っていない企業もあります。設備投資は、需要があって採算性が取れる見透しが確かになってはじめて踏み切れるのですが、そういう形にはまだなっていないために、国内での設備投資には慎重な声が相次いでいるのです。

◆ 景気判断が高水準に 2013/05/09

 ニューヨーク株式市場が、終値として初めて1万5000ドル台を記録したと臨時ニュースが日本のテレビで放映されるほどの過熱ぶりでした。

                 アメリカの4月の雇用統計で就業者数の伸びが市場の予想を上回りました。本格的な景気回復への期待が高まっているだけで、実態に対しての反映ではありませんものの、金融などを中心に幅広い銘柄に買い注文が広がりました。

                 欧米や日本で金融緩和が行われるなかで、景気の回復傾向が見られるアメリカと日本の株式市場に金が集まりやすい状況が予測されます。このような株高が当面続くのではないかという予想が走り回っています。

                 日本における4月の企業の景気判断は、5年8か月ぶりの高い水準となったことが帝国データバンクの調べで分かりました。

                 景気の現状について全国2万2700社余りを対象に調査した結果、指数で42.4となり、平成19年8月以来の高い水準となりました。

                 政府の緊急経済対策に加えて、日銀による大規模な金融緩和に伴って円安・株高傾向が続いていることが大きく影響したためとみられます。

                 円安によって輸出競争力がつき製造業も好調で、このように実体が伴ってきていることから日本経済は緩やかな回復傾向が続くとみられます。しかし、地に足がついた実態かどうかを見極める必要もあります。

◆ 少子化で高齢者向け食品開発 2013/05/08

 少子高齢化傾向の中、食品メーカーが新たな戦略に大きく舵取りを始めています。

 少子化で、乳幼児向けの市場の縮小が予想されていますが、食品メーカーの間では、食材を軟らかくする加工技術などを生かして、需要が増している高齢者向けの食品の開発に力を入れ始めました。

 ベビーフード最大手の「和光堂」は、高齢者向けの軟らかいレトルト食品をかねてより発売をしています。今後は品目を増やして充実していく方向です。ベビーフードのようですと、見た目も食感も良くありません。そこで、見た目は普通、しかし食べると軟らかいというメニュー開発に取り組んでいます。

 粉ミルクメーカー最大手の「明治」も、在宅介護の高齢者が増加しています。ビタミンなどの成分を流動食に配合する技術が、粉ミルクに共通することを利用しています。これに関連して流動食の新工場を建設し、生産能力を今の2倍に引き上げる計画です。

 今後、他の食品メーカーも積極的に高齢者向けの市場を開拓するでしょう。

◆ メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ2 2013/05/07

 NHK総合テレビで「メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ2」というシリーズ番組が始まります。初回放送は、2013年5月11日(土)午後9時00分~9時58分です。

                     2012年秋、「日の丸家電」苦戦の本質から製造業の逆襲のシナリオを考えるシリーズがありましたが、その第二弾といえます。

                     円高から円安へと為替レートの趨勢が修正され、長期にわたり低調でありました家電メーカーの株価も値上がりするなど状況が好転し始めているように見えます。本当の意味で復活につながっているのでしょうか?「失われた20年」に終止符を打てるのでしょうか?それとも「あだ花」に終わってしまうのでしょうか?

                     日本経済にとってきわめて大切な時期を迎える昨今ですが、前回のシリーズとは違う角度から製造業の課題と進むべき道を探り出し、「シナリオ」が提示されるようです。

                     第1回のテーマは、「新日本型経営」製造業の現場を支えてきた、上司と部下が一体となったチーム力や課題をクリアするまであきらめない技術者魂が伝えられます。「日本型経営」を再び見直そうという動き出始めている状況をどのように表現するのか、楽しみです。

◆ 厚生年金基金廃止で、老後が危ない
 9/9 2013/05/06

 まだ若いサラリーマンにとって、老後年金や年金基金で生活できるのかと心配されている方も多いのではないでしょうか。若い人だけではなく、年金受給者にも影響があるのです。
                     NHKのテレビ番組で、厚生年金基金について藤野優子解説委員が解説していましたので、エッセンスを紹介しておきます。

◇9 政府は最善な善後策を早急に

 皆さんを脅すようなことを書いて来ましたが、国会審議はこれからです。この法案が、そのままの内容で決まるかどうかはまだ分かりません。( <m(__)m> )

                     野党の中には、一部の厚生年金基金を存続させるという与党案に反対しているところもあります。しかし、遅かれ早かれ、多かれ少なかれ厚生年金基金が廃止されるという方向性は変わらないと思います。

                     これは藤野解説委員も同意見のようです。

                     とにかく多くの人の生活に影響が出ることですので、この問題に手を付けてこなかった政府は、その責任の大きさは認識して、最善の策を講じ、状況を国民に速やかに知らしめるべきです。


◆ 厚生年金基金廃止で、老後が危ない 8/9 2013/05/05

 まだ若いサラリーマンにとって、老後年金や年金基金で生活できるのかと心配されている方も多いのではないでしょうか。若い人だけではなく、年金受給者にも影響があるのです。
                 NHKのテレビ番組で、厚生年金基金について藤野優子解説委員が解説していましたので、エッセンスを紹介しておきます。

◇8 あなたの厚生年金基金が存続できるかどうかを知る方法

                 自分が加入している厚生年金基金が存続できるのか、あるいは存続を止めるのか、サラリーマンにとっては大きな問題です。

                 それを知る方法はないのでしょうか?

                 自分が勤務している会社を通じて、加入している厚生年金金基金の財政状況がどうなっているのか、存続できる可能性があるのか、疑問に思っていることを問い合わせてみるという方法があります。

                 是非、問い合わせて、状況を確認した上で、あなたがどうすべきかを判断すべきです。

                 しかし、具体的な財政状況を問い合わせても、まともな答えが返ってこない可能性があります。その背景には、厚生年金基金の幹部に、旧社会保険庁のOBが多数入っているからです。

                 高齢者や加入者にわかりやすく、各厚生年金基金がその財政状況や今後どうなりそうなのかといった情報を、早めに伝えるべきです。

◆ 厚生年金基金廃止で、老後が危ない 7/9 2013/05/04

 まだ若いサラリーマンにとって、老後年金や年金基金で生活できるのかと心配されている方も多いのではないでしょうか。若い人だけではなく、年金受給者にも影響があるのです。
                     NHKのテレビ番組で、厚生年金基金について藤野優子解説委員が解説していましたので、エッセンスを紹介しておきます。

                     第1回 厚生年金基金とは
 第2回 厚生年金基金廃止による影響
                     第3回 なぜ厚生年金基金が廃止されるのか
 第4回 厚生年金基金破綻の損害を最小限度の押さえる
 第5回 厚生年金基金はどうしても廃止しなければならないのか
 第6回 厚生年金基金はすぐに廃止されるのか?

◇7 あなたの厚生年金基金はどうか?

                     優良な厚生年金基金は存続が認められますが、あなたの会社はどうでしょうか?

                     優良な基金は、全体の10%程度あります。

                     では、存続が認められる10%の厚生年金基金は、今後も安心なのでしょうか。

                     そうありたいのですが、かならずしもそうとは言い切れません。

                     そのために、今後、運用状況が悪化すれば基金を廃止するという明確なルールが設けられます。

                     また、現状で財政が安定していても、将来、悪化するかもしれませんので、それを懸念して、自発的に厚生年金基金を廃止する企業も出て来るでしょう。別の企業年金にかえて、上乗せ分の年金額を減らしたりする可能性もあります。

                    【今後の掲載予定】
                     第8回 あなたの厚生年金基金が存続できるかどうかを知る方法
                     最終回 政府は最善な善後策を早急に

◆ 厚生年金基金廃止で、老後が危ない
 6/9 2013/05/03

 まだ若いサラリーマンにとって、老後年金や年金基金で生活できるのかと心配されている方も多いのではないでしょうか。若い人だけではなく、年金受給者にも影響があるのです。
                 NHKのテレビ番組で、厚生年金基金について藤野優子解説委員が解説していましたので、エッセンスを紹介しておきます。

                 第1回 厚生年金基金とは
 第2回 厚生年金基金廃止による影響
                 第3回 なぜ厚生年金基金が廃止されるのか
 第4回 厚生年金基金破綻の損害を最小限度の押さえる
 第5回 厚生年金基金はどうしても廃止しなければならないのか

◇6 厚生年金基金はすぐに廃止されるの

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