【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月10日 【杉浦日向子の江戸塾】侍パンツ? 30
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
早朝ウォーキングの途中で体操をするために寄る公園に、「槐(えんじゅ)」があります。7月頃から白い花を付け、8月中旬には、その花が落ち始めます。木の根本周辺に、白い円ができます。
年により、白色の濃さが異なります。今年は、暑い日が多く、花も少なめなのか、白色が薄い夏です。
今は、枝豆のような実をたくさん付けています。
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今日は、ゆったりとした時間を持つことができました。
かねてより江戸っ子から学ぶことの多さを実感していましたので、紐解いてみました。
杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。
■ 【杉浦日向子の江戸塾】侍パンツ? 30
江戸の庶民といえば長屋住まいです。昨今では飽食の時代で、着る物がタンスの肥やしになっていますが、江戸庶民はせいぜい3~4枚です。それも一生のうちでその枚数ですから、一つのものを着た切り雀です。
それも新品を買ってくるというより、親から譲り受けたり、古着屋で購入したりしたものです。
一つの着る物を大事に使います。
すり切れそうな処は事前に裏当てしておきます。袖は下ろさずにいます。江戸っ子の絵になる尻っぱしょりは、「尻っ端折り」と書くように、尻近くの端に相当する裾を守という目的もあります。
すなわち、すり切れやすいのが端ですので、その部分を保護することにより、古着として販売するときの商品価値をできるだけ下げないように来ていたのです。
尻っぱしょりをするというのは、イコール褌をしているということです。褌なしに尻っぱしょりはさすがにできません。すなわち尻っぱしょりは、それそのものがステータスなのです。
とにかく、当時、褌は高級品であり、ステータスシンボルの一つなのです。
褌というと「越中褌」「六尺褌」がすぐに思い描かれます。
「越中褌」の名前の由来には諸説あるようですが、その一つが越中富山薬屋さんが置き薬の景品として使ったことから全国的に使われるようになったそうです。
「長さ100cm程度、幅34cm程度の布の端に紐をつけた下着である。一部ではクラシックパンツ、サムライパンツとも呼ばれている」(【Wikipedia】)
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■【今日は何の日】
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ 下手の横好き 910
下手な絵ですが、描くのも好きです。
水彩が主ですが、パステルやオイルもやります。
主に風景画ですが、オイルでは静物も結構多いです。
写生には時間がかかります。
そこで、写真を見て、思い出しながら描きます。
かつては、オイル調の絵の具を厚く塗る水彩でした。
最近は、透明水彩に近いような絵が多くなっています。
そのためにカメラは、必需品です。
高級カメラですと、神経を使うので機動性が落ちます。
最近は、もっぱら中級機で、レンズは2~3本位を持って出かけることが多いです。
小型なので気軽に移動でき、被写体に機動性を持って向かえます。
レンズ交換に時間がかかり、シャッターチャンスを逃すことが多いですね。
その対策として、コンパクトカメラも必需品です。
レンズ交換の代わりにコンパクトカメラのズーム機能を使って撮影するのです。
最近のコンパクトカメラは、中級機も顔負けの良い写真が、簡単にとれます。
私のサイトを見てくださるとお解りのように、京都が多いです。
それでもまだアップロードしていない京都の写真は多数あります。
近年、鎌倉にも関心があります。
昨年鎌倉五山巡りの前半を行いました。
まだ、整理していないうちに、今年は一泊で、残りの五山巡りをしました。
その写真を整理して、ブログで紹介しましたところ、大変ご好評を戴いています。
最近は、映像化してユーチューブでも紹介しています。
鎌倉写真集
写真インデックス
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまでお話】
竹根は、本日の報告を終わると、竹根の商社マンとしてのサラリーマン時代の話の続きを始めました。まだ社歴の浅い竹根がアメリカ駐在員の候補になっていることに不満の声も出てきていました。
竹根は、サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守っていました。
不満の声が出ている中で、人選がどの様に進んだかを遡って、竹根が話し出しました。
角菊事業部長は、三名を候補として福田社長に提案しているようです。角菊は、英語力もあり、東南アジア向けの輸出で実績のある佐藤を推薦しています。福田は角菊事業部長を自分が抜擢しただけに、彼の成長を願う一方、彼の人事案には大いに不満なのです。
竹根の課長は、人を見る目がないことで知られているために、竹根に対する評価もあまり高くありません。そのために、竹根がアメリカ駐在員として候補に挙がることは、ほぼないと考えています。
竹根は、あたかも推理小説を読むかのごとく、この人事選考を推理し続けるのでした。
<続く>
【バックナンバー】
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
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