版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

2013 お花見テクテク隊 その2

2013-04-08 11:16:28 | その他 Other


うかうかしている内に 桜はすっかり散ってしまいました。
我が家の庭では若いウグイスが「鳴き」の練習をしています。
いよいよ春です。

では お花見テクテク隊の続きです。
たっぷりあります!



神田川の上流を臨んだ位置です。

花を眺める人の表情は 皆 穏やかでいい顔をしています。
気持ちも優しくなって 心も落ち着きます。
多分 普段はそんな心持ちからは程遠い時間を過ごしているからかもしれません。
お花見の効用 カタルシス ですね。


神田川下流を臨む

満開の桜を観て 「死にたい.....」 と言ったのは 西行ですが これもまたこれで凄い美学です。
<願わくは 花のもとにて 春死なん その如月の 望月のころ (続古今和歌集)>

まっ たまにはそんな美意識に想いを馳せるのもいいのですが
やっぱり「花のもとにて 我喰わん やれ飲まん」の方が私には合っている様です。

 
川沿いにある椿山荘の出店で買った桜まんじゅう(相方へのお土産 帰宅後撮影)

あれやこれや 勝手な想いに浸りつつ 川沿いにそぞろ歩きつづけます。
途中 神田上水工事に携わった芭蕉が滞在していた「関口芭蕉庵」も覗きます。


芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」の句碑

この松尾芭蕉さん 上水工事までやっていたんですね 不思議な人です。
一説では「隠密」あるいは「忍者」とも言われていますな。(伊賀上野の出身からか)

(余談ですが 北斎も隠密説があります。北斎も芭蕉も裏の仕事があったと思うと
 また別の興味が湧いてきます 芭蕉1644~1694 北斎1760~1849 )


庭を開放している椿山荘にも寄りました。

山県有朋の別邸だった所
(ここから山県が大隈の早稲田方面を見下しながら 悦にいっていたとの話しをS君から聞く)


さて この辺りの「関口大洗堰」から 神田川を離れ 小石川後楽園(水戸藩の江戸上屋敷)まで 
神田上水が流れていた跡を江戸絵地図と現代の地図を見比べながら 歩きます。
これがまた長い! およそ4km近くもあるでしょうか。
今や上水は埋め立てられて 見るべき程の建物も殆ど無い単調な道で 今回の一番の難所でした。
疲れが出始めて 話しも弾まず もくもく歩きました......

 
やっと着いた小石川後楽園入り口





集合写真2
モザイクがかかっていますが 集合写真1と比べ 全員疲れ切った顔をしています。

携帯が無くて連絡の取れなかったMちゃんもここでやっと合流
今回の女子二人は なんと札幌からの参加です。
特にY子さんはこの日のためだけに昨夜上京し この日の夕方帰札したんですね。
ご苦労様でした!


さてさて まだあるんですよ

関口大洗堰からはS君に代わって 隊長の誘導で神田上水跡を巡ってきましたが
その後は 後楽園から水道橋へ出て 江戸期神田川にかかっていた掛樋跡の石碑を見て
順天堂大学ウラの最後の訪問地「東京水道歴史館」へ向かいます。


歴史館裏にある「神田上水石樋」
皆で夕日を眺めています..... 疲れが背中に出ています.....


歴史館内部を見学
リュックを背負って展示物を見ている様子は まるで小学生が社会科見学に来ているみたいな あどけない姿ですな。
やはり歳が元へ戻ってゆくと言われる「還暦」は正しいのかもしれません。


そしていよいよ最後の御苦労さん会はお茶の水の居酒屋

一段とビールが旨かったのは言うまでもありません。



早稲田界隈から神田川のお花見・江戸水道辿り そして終着の歴史館まで 今回は非常に多彩な行程でした。
その行程をアレンジし 案内してくれたS君と隊長に大感謝
そして皆様 お疲れさまでした。
今度は船で巡る「江戸水路探訪」なんか いいと思うんですが......




 












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