版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

おかきご飯 その2

2009-09-24 11:16:37 | 食品 Food

庭のミズヒキ
(子供の頃「あかまんま」と言ってままごとなどに使った草とは違うようです)


前回の「おかきご飯」は醤油せんべいを使いましたが
胡麻入りせんべいでも またポテトチップスでも きっと美味しいと思います。

酔狂が過ぎるとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが
一口食べると必ず笑いがこみ上げてくる旨さがあります。


今回はもう少し手の込んだ「おかきご飯」です。



そうなんです! 炊き込みおかきご飯!

お米二合に前出の醤油せんべい三枚 一枚はそのままで 
残りは砕いて水からお米と一緒に焚いてみました。
(発案ー私 制作ー相方)




砕かなかったせんべいは「ぬれせんべい」みたいになって シナくて少し食べづらいですが
砕いたせんべいはご飯と混じり合って もっちりとした食感と
醤油の香ばしい香りで美味しい混ぜご飯になりました。

「おにぎり」なんかにしてもいいですよ!

我が家では 他のせんべいも使って(柿の種とか)もう一度焚いてみようと思っています。



ところで 上記の写真の「おかま」ひどく古ぼけていて まだこんなお釜使ってるの!と
驚いた方もいるかも知れませんね。

これは私が二十歳の時 上京して初めて部屋を借りた下宿屋のおばさんからいただいた物です。
かれこれ四十年前......

学生援護会(今の大企業リクルートの前身)の紹介で 東武池袋線東武練馬駅の近く 
四畳半・賄い無し・トイレ共同・当然風呂無し・日当たり無し・¥4,500という部屋でした。

私の荷物が布団一式と油絵の道具・スケッチブック・本数冊だけなのを見たおばさんが
気の毒に思ったのか 丸いちゃぶ台とこのお釜をくれたのでした....

戦後すぐに 残った航空機材料のジュラルミンなどでお釜や鍋が作られたそうですが 
多分その頃の物と思われます。蓋の取っ手はエボナイト
(貰った時から古かった!)

それ以来 ちゃぶ台はいつの間にか無くなりましたが 
丈夫なこの「文化釜」は今だに現役として我が家では大事に使っています。