版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

身近なシルクスクリーン技法(2)

2009-06-26 10:20:00 | その他 Other

前回は染め関係で利用されているシルク印刷のお話でしたが
その「捺染印刷」の工場は数十メートルにも及ぶ
長い台に生地(布やビニール等)を貼付け
版を移動させながら スキィージで染料・インクを刷り込んでゆきます。
よってシルク印刷業界内では別名「長台屋」とも呼ばれています。

今回は食器・焼き物関係に使われているシルク印刷を紹介します。



良く見かけるガラスコップですが 
これもシルク印刷で絵柄を付けています。

この場合は直接版をあてて刷るのではなく
一旦転写紙という紙に絵柄を刷ってから 
無地のガラスコップに貼付け 高温で焼き付けています。
使用するインクも ガラス・陶器焼き付け専用の特殊インクを用います。



これも良く見かける陶器製の酒壷ですね。

食器関係にも沢山使われています。



この様な手書き染め付け風の焼き物も
大量生産の安価な物は転写焼き付けシルク印刷です。

こうして見ると我々の周りには
いかに多くのシルク印刷製品があるか判りますが
しかし まだまだあります   つづく



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