今年は雪が少なくてありがたい、という話を午前中の来客と話す。
結局午前中をその応対でつぶす。
まあいいけど。
村上一郎の『岩波茂雄』は読了。
けっこう面白かった。
どうやら村上の遺作というようなものらしい。(没後に発見されたが、実際の執筆はその十数年前といったことらしい。)
むずかしい人の書いたそれほど難しくない評伝、というか評論というところか。
岩波と漱石の関係、とか岩波とその部下との関係など少しだけ目からウロコ的に面白かった。岩波は学者や評論家は育てたが、小説家は育てられなかった、というところなども、そうかも、と思ったことでした。
一月ももう終わる勢い。
ボンクラのままに、また時が過ぎていく。