路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

助手席に吾娘の脂粉の年始かな

2010年01月02日 | Weblog

 
 お金がないので、もう本は買わないことにしているのだけれど、とりあえず買ったわけではなくて某所の本棚よりパクッタ一冊。(もちろん先方了承のうえ)
 赤松克麿「日本社会運動史」(岩波新書 昭和28年5月1日5刷)青版130円 当然カバーではなくてパラフィン紙で帯もついて結構美本。要するに読んだ形跡なし。スピンがついていて、それが中ほどにはさまってるけど。

 帯の文章は
 「著者は日本社会運動の草分の一人、その生きた証人である。戦後一切の運動をはなれて、党派の利害を超えた清澄な境地にあって、後進資本主義国日本の苦難にみちた社会運動史の浮沈と曲折とを、発端から終戦まで冷静に客観的に叙述したものであり、豊富な資料と多年の体験とにもとづいたもっとも信頼すべき社会運動史。古い指導者の、新しい世代に対する最大の贈り物。」
 とある。

 読むかなあ、コレ。

 で、帰り道、ツタヤに寄って、久しぶりに新刊文庫の棚前を渉猟していると、文庫二冊でポイント二倍、とかツバメがいうから、
 竹内栄美子「戦後日本、中野重治という良心」(平凡社新書 2009年10月1日初版1刷)を買ってしまう。
 買ってしまってから、文庫じゃなきゃポイント関係なし、ミタイナことになって、そりゃスンマセンということななったわけだけれど、ほとんど新書など並んでいないツタヤの棚で、平凡社新書はホンマに肩身がせまそうでした。

 帰宅後ちょっとだけ読んだけど。

 そんなわけで正月もほとんど終わろうとはしております。
 いつものようにね。
 いつものようにかなあ。

 今年は、ほんとに、どうなるのだろう。