違った視点でイメージするヒントとして、Vol.1

部屋を片付けようとしてたら本当に色々なモノが出てきて、結局中途半端です。
面白い物が色々と出てきたので追々紹介して行こうかなと思いました。

今日は「オノ・ヨーコ：INSTRUCTION PAINTINGS」という本と言うより画集ですが
日本語のタイトルが「頭の中で組み立てる絵」というものです。
有名なグレープフルーツ・ジュースのシリーズだと思ってくださいって言って
どれだけ伝わるのかは疑問ですが、本当にイメージが広がります。

あのジョンレノンを魅了した現在美術における感性の塊みたいな人ですから
マスコミやクリエイティブな仕事をする人は是非、一度は見て欲しいです。

その中でも結構好きなのが、この作品なんですが　

頭の中で組み立てる絵　その三

ガラスの真ん中に釘を打ちつけ、入ったひびによって分かれた部分の
一つ一つを任意の別々な住所に送ることを想定し、
住所とその送るべき破片の形をメモしておく。

これで絵画の作品なんです、絵を見て何かを伝えたいという意識が大事ならば
何か作業を指示してそこからイメージされるモノがよりその伝えたいイメージに
近ければ、その表現の手法は別に何でも良いはず、芸術の本質は「自由」である
このクリエイティブな感覚が非常に好きです。

最初はビートルズの曲から、ジョンレノンを知りそしてそこから「オノ・ヨーコ」
という存在を知ったのですが、この斬新な表現は本当に凄いと思います。
「グレープフルーツ・ジュース」という本が出版されたのは奇しくも私が産まれた
1964年です、そんな時代にこんな感性を持っていて、表現者として活動していた
その事が凄いです。

今、自己分析や自己PR、エントリーシートで悩んでいる人も多いと思いますが
表現を学ぶには、就職マニュアル本で情報を得るのも良いとは思いますが、たまに
本屋で全く違うジャンルの本を見たり、全くジャンルの違う人の話を聞いたりして
自分の視点をたまにはリセットする事は本当に大事だと思います。

美術館等も楽しいですよ、特に現代美術などは楽しめます、大阪の南森町周辺で
ギャラリー散策なども感性をリセットするのには良いですよ！

この秋、たまには芸術してみましょうね。

こんなのを見てたら片付きませんでした・・・・