「日々、キャリア」降矢一朋の気付きメモ日記!

日常の自分が感じた「?」や「!」な事を書き留めたサイトです。

6月27日の読売新聞(大阪)夕刊に掲載した記事のブログ版です

2011年06月28日 | Weblog
「実践!就活講座」と言う事で読売新聞の月曜日の夕刊に不定期に
掲載しております、基本的にQ&Aなので質問が来たらスクランブル対応
しておりますが・・・

結構、この内容の事を講座の後で質問されるのと被るのでブログにもアップ
しておきます。

以下掲載原稿(多少ブログ用に加筆部分あり)



Q)理系の大学3年生です。就職は技術系ではなく、営業系に就職したいと思っています。
研究室の他のメンバーと比べると、人と話すのが好きででも、コミュニケーション力が高い
と言われる文系の学生には負けるような気がします。今後、自分自身のバージョンアップの
ためにアドバイスをお願い致します。


回答

今、世間ではグローバル採用が叫ばれていますが、世界的に文系・理系で騒いでいるのは日本ぐらいです。
どんな仕事においても、文系だけの知識だけ、理系の知識だけでは成り立つものでもありません。

絵を一つ描くにしても感性だけではなく、そのものが持つ意味や文脈を考えるだけではなく、遠近法、空間処理
等の手法も必要ですし、画材の素材毎による化学反応的な知識やキャンバスの素材特性等の様々な学問の要素が
取り入れられて、様々な総合的な知識を動員して表現されています。

モナリザで有名なレオナルド・ダ・ヴィンチはより美しく真実に近づけようと動物の解剖まで行いました、これ
は理系的なアプローチですが、ただ単に解剖してグロテスクな中身を写実的に描いていたらダ・ヴィンチは後世に
名前を残して無かったと思います。大事なのは、その知識を描く時に活かして描写する表現とコラボ出来たから、
あの謎に満ちた表情を真実に裏付けられ違和感の無く描く事が出来たのではないでしょうか? 

今、コミュニケーションを鍛えるつもりならば、自分の専門以外の仕事をしている人達と接点を持って、その人の
こだわりや個性に触れて、自分との共通点や相違点を自覚する事が大事です、相手の事を認めて尊敬し、自分が今
やれる事を自覚してこそ見識が広がりますし、さらにそれをもっと良くしようとする意識が大事です。

日常の自分と関わる人全てが、学びの場と思えば先入観も少なくなりあらゆるものから自身の成長の糧となるヒントが
入手出来るはず、そしてその中から興味が湧く、面白いと思う方向を見定めて突っ走れば良いのでは無いでしょうか? 

見識を広めて素直な目で、自分が活きる場所を探すのが就活だと思います。この夏休みに大くの人と会って、積極的に
質問し、教えて貰う機会を少しでも多く取れる様に心がけ、今までの自分に無かった仲間を増やす為の行動こそが、
コミュニケーションを鍛える一番の方法だと思います。

後は、その関係をお互いを高める様に関わる事が仕事の仲間では無いでしょうか?





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