「日々、キャリア」降矢一朋の気付きメモ日記!

日常の自分が感じた「?」や「!」な事を書き留めたサイトです。

一匹の虫から、学ぶ事もある。

2007年09月22日 | Weblog
出張で松山に行って来ました。
松山市内を移動するのに結構便利な路面電車は、結構レトロで情緒があり
とても素敵な空間です、波打つような線路に沿って大揺れしますが、この揺れは
木目が懐かしい車内の空間にとてもマッチしていて良い感じです。

その、空間に大きめの虫(アブかな?)が窓の所に留まっています。
最初は、虫がいる! ぐらいの感覚ですが、揺れが大きい時は落ちそうになって
窓から離れて車内を飛び回るので、どうしても目に留まりますし、目で追ってしまいます。
向かいに座っている学生も同じように目で追って、気にしているのが分かる。

でも、窓ガラスという存在が、虫には認識出来ない壁となって行く手を阻んでいます。
一生懸命、外に出ようとしているその姿を見た時に素直に手助けしてあげたくなりました。
以前、ニートの著者である玄田先生と一緒のイベントで仕事をした時に、基調講演
の中で言ってた事を思い出しました、若い人が壁にぶつかっても簡単にその壁は
破れるものではない、でも一生懸命取り組めば協力する人や、手助けしてくれる人
が現れるものだと言うような内容のお話をされてたのを思い出しました。

就活している学生を虫に例えるのは失礼ですが、就職指導の仕事をしていると正直
手助けしてあげたくなる気持ちになります。その壁の存在は虫(今)の力では到底
破れるものではない、しかし虫は外の世界が見えているので、前に行こうとする。

そんな時、廻りの客観的な意見を取り入れる柔軟さや、少し引いて全体が見れる、
回り道をして他のルートをあえて探して遠回りをしてみる、それにドアが開くのも
タイミングがありますし、虫にしてみれば、この車内から外の世界に出るために、
しなければいけない事は「人」も「虫」も立場は違うけど一緒だなと・・・

窓ガラスにぶつかって行く虫の姿を見て、そんな事を考えてました。
上手く行かない時、苦しい時ってきっとこんな感じだと思いますが、きっと大局を
見ている神様からは、少し冷静に落ち着いて廻りを見てご覧と言われてるのかも?

「一匹の虫」を見てそんな事も思えるのはありがたいですね、良い先生に会えました!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。