「日々、キャリア」降矢一朋の気付きメモ日記!

日常の自分が感じた「?」や「!」な事を書き留めたサイトです。

佐渡裕さんの対談本「感じて動く」を読んで思う。

2011年07月26日 | Weblog
あまり読んだ本の感想みたいなことを記述してしまうと、後から読む人に
変な先入観を与えてしまっては申し訳無いと思うのであまり書かないように
しているのですが、そんなつまらない考えなど吹き飛ばすような内容で
日本の素晴らしいマエストロである佐渡裕さんの想いが詰まった本でした。

単なる苦労話やサクセスストーリーではなく、私達も経験しているような
人生の岐路に立った時や、組織の運営に関わる事、チームとして活動する時の
心構えなどを、今までの自分の経験を通じて、指揮者という仕事を通じて、
芸術家というよりは、音楽を扱う職人のような姿勢は、私達日常の仕事にも
相通じるものが大きいなと思います。

そして何よりも共感したのは「人の心を感じて、動かす事が大事だと」
主題は音楽なのですが、それを感じる人の気持ちに焦点を合わせて書かれているので
非常に、自分のやっている仕事に置き換えて考える事が出来ましたし、もっと
頑張ろうって気持ちになっるのがとてもよかったです。

この前に「僕はいかにして指揮者になったのか」も読みましたが、佐渡さんの
等身大の「人間味」がとても気に入りました、前から日曜日の題名のない音楽会は
大好きで録画していつも見てますが、あの心地よさのルーツを確認出来ました。

就活とは「競争」はするが「戦い」ではない、夏の自己分析。

2011年07月26日 | Weblog
就活の事を紹介・指導するようなコメントを見ると多いのがこの「戦争」的な
誰かと戦って勝利するという感覚で伝えているニュアンスはどうも違和感を感じている。

就活の目的は自分の将来を見極めて、その方向に進む事であり、そこでの所属を
とりあえず卒業するから決めておこうとするものだと思いますから、勝利とかでは
無いでしょう、別に大手だからどうこうでも無いでしょう自分がやりたい仕事が
何よりなのですから。

ガイダンスでよく例えるのは「ウサギと亀の競争」ですが、競争するというので
すぐに思いつくのは「かけっこ」だからそのルールで戦った、慢心したウサギが
油断して負けた事になっているが、本当にそうなのか?

ここに色々な考え方や解釈をする、評価の違う人がいる事が一般社会なのです

ウサギは心優しかった、わざと負けてあげたんだという考えを持つ人もいるかも
知れませんし、走る競争というカテゴリーを泳ぐとか、潜るというルールに変更
すれば亀にも脚光を浴びさせる事が出来るとか、色々な自己主張の仕方があると
思うのです、それはウサギも亀もお互いの特性を活かして如何に自己表現が出来るか
それは自分に合ったスポーツの種目を選択するかのように、探そうとする意欲と、
出会う為の縁、そこに踏み出そうとする勇気などが問われる、そんな競争だと思います。

自己分析も自分の特長を知る為であり、戦う武器を引っ張り出すという感覚では
無いと思うのですが、どうも相談や添削を見ているとそのコンセプトが違う気が
することが多いですね。

一人の体格や能力に差があっても勝てると言う事は、先程なでしこJAPANが
示してくれたと思いますし、力にも個人で発揮するもの、チームで発揮するもの
多種多様ですから、この夏しっかりと自分を見据えてチェックしてみて下さい。

中国の事故で憤りを感じた事

2011年07月26日 | Weblog
今回の中国浙江省温州で23日夜起きた高速鉄道の追突、脱線事故で
新華社電による報道によると死者は25日夜までに39人となった。
当局は「これが最後の数字ではない」としており、行方不明の乗客も
多いため、犠牲者はさらに増えそうだ。という内容を見て、なんで?と

妊娠7か月の妻(28)と義母(52)ら家族5人を亡くした浙江省の男性は、
「政府は生命よりも運行再開を優先した」と声を荒らげた。男性の家族が24日夜、
運行再開のために高架から落とされた車両の中で発見されたという話には耳を疑う。

普通は高架から車両を落とす前に、中の乗客の安否確認が最優先だろうと
これで、現場付近で埋められた車両の中から遺体が発見でもされたらどうなるんだろう?

そう思ったら、日本が災害派遣で海外に派遣された時に一生懸命に救助して、でも
力及ばず助けられなかった遺体を前に救助隊が整列して黙祷を捧げていた画像は記憶に
新しい所だ、そんな所を私は日本人として誇りに思う。

他所の国を非難する気は無いが、人の気持ちとしては同じだと思うし日本がそんな事を
絶対にしないで欲しいと心から祈ります。

人の命が国家のメンツや体裁を保つ為に、蔑ろにされるのは見ていて本当に辛いです。

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