再度へロンの公式について書く。東京に行く前にヘロンの公式の幾何学的証明についてまとめていたのだが、昨日ある本を見たら、よく似た証明だが、ちょっと細部でちがう証明を見つけた。
この本、金田数正『三角関数』(内田老鶴圃)の証明は図がたくさんあり、それも大きく鮮明であるのでよくわかる。
秋山武太郎『わかる三角法』(日新出版)の証明と似ていると思ったが、まだよく検討しているわけではない。
こうやってみると同じ方針での証明でも細部はいろいろ違っていることがわかる。
『わかる三角法』にはいろいろ書いてあるので、詳しく検討をしていない。私が見た範囲では『三角関数』の証明が分かりやすいと思う。
一番初めに読んだ、遠山啓さんのヘロンの公式の幾何学的証明は雑誌『数学セミナー』に書かれたものなので、図は大きかったのだろうが、著作集に収録されるときに本の判型が小さいので、図も小さくなってしまった。これは読むときにはハンデである。これではこの本をきちんと読む人は少ないだろう。内容はいいのに。
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