物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

積分の古本

2023-06-08 11:25:58 | 数学
いま手元に1冊の積分学の古本をもっている。これは日本語ではなく、英語で書かれた本である。

学生のころ広島に住んでいたのだが、広島市の段原という地区があり、そこの古本屋さんで買い込んだ本である。この段原は私の住んでいた地区とはそれほど近くはなかったが、それでもなんとか歩いて行くことができる距離だった。夕食後にそこに出かけてある古本屋でたぶん2冊の英書の数学の古書を購入したのであった。貧乏な私に買えたくらいだからそれほど高価ではなかったのだろう。

いま見ると警視庁の備品の本であったらしく印が押されている。一番後ろには個人の印鑑も押されているから、その後この印鑑を押した人の所有になったのであろう。

この本だけでなく、もう一冊の本を買い込んだ覚えがあるから、私の書庫を調べればもう1冊英語の古本が出て来るであろう。
タイトルは An Elementary Treatise on The Integral Calculusという本であり、著者はB. Williamsonという方である。

しかしこの本はイギリスの出版ではなく、東京でリプリントされた本らしい。なぜこんな本を取り出してきたかというとベクトル解析でのGreenの定理、Stokesの定理、Gaussの定理についてどのようにこの本で書かれているかに関心が出たからであった。