物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

前にも書いたことだが、

2020-08-25 10:57:10 | 本と雑誌
前にも書いたことだが、名うての女たらしだとI love youといってI love you very muchなどと余計な very muchなどという修飾語はつけないなどと小田実の本で読んだことがある(注)。それと同じことがフランス語でもあるらしい。

これは前から知っていたことである。

ほんとに愛している人にはJe t'aime. といってJe t'aime beaucoup.とかいってはいけない。beaucoupは「とても」とか「たくさん」とかいう意味であるのに。

これについてはあまりフランス語の講座でも詳しくは説明はされないのだが、副詞beaucoupとかがあると相対的になって「好きだな」くらいになって「愛が深い」という意味にはならないのだとか。

同じ現象が英語にもフランス語にもあることを知ったわけだが、どうしてそうなるのかはあまり詳しくは説明がされないような気がするのは私だけだろうか。

(注)小田実の本の名前を忘れたのだが、「カタコト英語入門」とかそういった類のタイトルだったか。


いつでも少し常識を破ることを

2020-08-25 10:37:01 | 本と雑誌
いつでも少し常識を破ることをこのブログでは言いたいと思っているが、なかなかそういう気の利いたことを書ける日はほとんどないのが現実である。

今朝も内山章子さんの文章を朝日新聞の「折々のことば」欄で鷲田清一さんがとりあげていた。内山章子さんは鶴見和子、俊輔さん姉弟の妹さんである。

章子さんは多くの家族の看護をし、世話をし、その生涯を見送ってきたが、それらがほぼ済んだ後で75歳で大学に入学したとあった。

これには頭が下がった。いやこれは見倣いたくても見倣うことができない。妻も「それはすごいね」と二人で感心したことしきりであった。

どういう考えで大学に75歳で入られたのか知りたい気がするが、その理由は書かれていなかった。

晩年の鶴見俊輔さんとはちょっと面識ができたが、すばらしい人の家族にはすばらしいことのできる人がいるものだ。