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物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

そろそろ「数学・物理通信」の編集を

2018-05-21 13:43:07 | 日記

自分の原稿がほぼできたので、ようやく他の人の投稿原稿のことを考えられるようになった。

今回は2つの数学エッセイをかいたので、二つとも投稿するつもりである。他の方の投稿でちょっと内容をみたり、手直ししなくてはならないものもあるかもしれない。

これは N 先生の原稿のようにまったくきれいにできあがっている原稿ばかりではないからである。そのような原稿は拒否するというのも一つの手かもしれないが、そうとばかりはしたくない。

共同編集者の N さんが一時入院したりした突発事項もあったが、N さんも無事に退院したので、そろそろ編集して彼に編集後記をお願いする時期である。さてどうしたものか。

 


どうしたことか?

2018-05-21 11:47:04 | 物理学

昨日の日曜にもアクセスが150台にも落ちなかった。日曜日にアクセス数が200台をキープできたのは本当に珍しい。

土曜日にアクセス数が300を超えたのはこれまた珍しい。どうしてこういう結果になったのかはわからない。つづけて、竹内淳さんの『高校数学でわかるボルツマンの原理』のことを書いたのがよかったのだろうか。

というか熱力学や統計物理学はけっこう難しい科目であるということもあるかもしれない。それについて書いた、このブログはこれらの科目を学ぶときのヒントになろろうか。同じ科目を学んでも、教える先生がよければ、その先生が勘所をやさしく教えてくれるので、その科目が得意になったりする。

竹内淳(あつし)さんは中村伝先生に統計力学を教わったと書いてあったから、竹内さんはいい先生に統計力学を教わったのだと思う。私も中村先生の『統計力学』(岩波全書)をもっているけれども読んだことはないが、いいテクストだろうとは思っている。


三度、『高校数学でわかるボルツマンの原理』

2018-05-21 11:17:49 | 物理学

三度、『高校数学でわかるボルツマンの原理』を最後まで昨日読んだ。最後までといういい方はおかしいかもしれない。というのは一番初めの章を一番最後にして、まず第2章「夢のエンジン」の章をさきに読んだからである。

この本ではカルノーのサイクルのことを夢のエンジンと言っているのだろう。この第2章が一番長くて52頁から104頁まである。ここを読み終わったので 最後に第1章の「天を目指す人々」を読んだ。この章は気体の性質について述べられていて、私はどうもはじめ読む気がしなかったが、理想気体の性質とかが書かれてあり、熱力学や統計物理学に詳しくない人に対する導入としてはいい書き方だったと思う。

だが、私みたいな第3章の「エントロピーって何だ?」を読んで、続いて第5章の「統計物理学の世界へ」を読み、つぎに第4章「気体運動論」、第6章「ボルツマンの原理」,第2章「夢のエンジン」、第1章「天を目指す人々」を読むのは一つの読み方ではないかと思う。

この本はテクストではなく、読み物なのでこういう読み方も許されると思う。だが、これを読み進めることができれば、きちんとしたテクストもちょっとした努力で読み進めることができると思う。

私みたいに、あまり熱力学や統計力学が得意でない方々にも勧められる読み物であろう。この本は成功していると思う。この本でたらないところは、ちゃんとした熱力学のテクストで補足したらいいであろう。

(2019.5.22付記) 本をまともな順序で読むことは私には少ない。たいてい関心のあるところから読むからである。なかなか関心の出ないところは読めない。哲学者の鶴見俊輔さんの岩波新書を終わりから読んだのが、こういう読み方をするはじめであった気がする。

その後、鶴見さんと彼の晩年に面識を得たが、そのときに読み方が君はおかしいとも言われなかったから、読み方はそれぞれでもいいのであろう。