物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Nさんの投稿

2015-02-24 11:54:53 | 日記
サーキュラー「数学・物理通信」の原稿として先日 N さんから投稿があった。忙しかったので、それをよく読む時間がなかったのだが、昨日の夜に帰宅してコタツに入ってその原稿を見ていたら、よくわからないが、N さんが自明とした補題がどうも証明としてはよくないのではないかと思えた。

まだ十分に検討はしていないので、何ともいいかねるが、どうもうまくないような気がする。それだけではなくて三角形の面積が違っているのではないかと思い出した。

それで朝方のうつらうつらで考えたのだが、どうも後の三角形の面積については私が誤解をしていることがわかった。なんでも疑心暗鬼になると正しいことまで疑わしく思えてくる。

それにしても円の一部としての扇形の面積とか円弧の長さがそれらのつくる中心角に比例しているという事実を下敷きにしているという気がする。ところがそのことは明確にはどこにも述べられていない。その辺を著者の N さんに尋ねてみたい。

Nさんの投稿原稿の一番主張したいことは角度の単位は無数に設定できるということだが、どこにもその例を述べていないのも不満に感じる点である。

この点について述べた文献があるらしいのだが、それについての言及がない。そういう意味では数学者らしく記述は簡潔でいいけれども、読者に不安を与えるのではないかと考えたりしている。

A教授の最終講義

2015-02-24 11:24:26 | 日記
昨日、15時から愛媛大学法文学部でドイツ文学が専門の A 教授の最終講義があった。「歌劇『タンホイザー』とヴァルトブルクの歌合戦」という題であった。

ヴァーグナーの歌劇『タンホイザー』がどのようにしてつくられていくかを述べた講演だったが、Aさんの長年にわたる研鑽の跡が窺われウような講演であった。さっそく、この講演を敷衍したような記事を季刊サーキュラーの「ドイツ語圏とその文化」書いてくださるようにお願いをしたのだが、はたして書いてくださるかどうか。

また改めて、メールでお願いをしてみたいと思っている。これはすでにそのような論文をもしまとめておられるならば、それを一般の読者に読みやすいように書き変えたものであろうし、また論文としてまとめていないのならば将来の論文の下書きとなるようなものであってもよいと考えている。

ただ、「ドイツ語圏とその文化」の読者は専門家ではないので、あまり専門的な用語は使わないとかの注意は必要である。ページ数は数回に分けて掲載するのであれば、5ページくらいであろうか。

まだ A 教授にそのことを詳細にお願いをしているわけではないが、まだ非常勤の講義は来年度も残っているだろうが、少なくとも会議は少なくなるであろうから、聞き届けてくださるのではないかなどと甘いことを考えている。